【07.01.01】
ってことで、年明け早々ひっそり更新なんぞをしている訳ですが、これを書いているのはまだ2006年の末ですので、「こいつはなんて暇な奴なんだぁ!!」っと嗤うのはやめてください…(汗
このサイトも公開してからかれこれ丸7年が経過した訳ですが、当初は単なる自分の備忘録の延長線として作り始めたこのMy GSX-Rってコンテンツも沢山の方にご覧頂いているようで、アクセス解析をたまに覗いたりすると、ime.nuを筆頭に(笑)、色んなリンクを経由して来てくださる方も結構多いみたいです。
このサイトは個人日記サイトじゃありませんので、エブリバディウェルカム&内容はご自由にご利用くださいませというのをポリシーとしておりますので、とてもありがたい話ではあるのですが、GSX-Rに特化した作りになってますので、他のオートバイに乗ってらっしゃる方が見ても痒い所に手が届く内容じゃアリマセンから、整備一般の入門サイト的なリンクを張られるとちと心苦しいってのが正気な所。そこで今年からは心機一転、汎用性のあるサイト作りを心がける… つもりなんぞは全くありませんから(笑)、年初の更新も後期油冷GSX-Rにのみ特化した物を。
オートバイには、タイヤやオイル、ブレーキパッドといった純粋な消耗品以外にもざまざまな消耗品が使われており、その筆頭がシールやブッシュに使われているゴム製品、そして今回のベアリング類です。どちらも大変重要な割にはかなり地味なパーツ(笑)ですので、普段はあまり意識する事は無いのですが、オイルシールの類いは壊れると油脂類が漏れだす事が多いので不具合に気付くケースも多いのに比べ、ベアリングの類いは、普通に乗っている限り壊れてしまう事はかなりマレですので、ついつい交換を引き延ばしがちな気もします。面倒くさいですしね(笑)
それでもまぁ、過去にベアリングを交換する機会は何度もあって、純正部品を取る事もあれば、他車種のボールベアリングを流用したり、ベアリング屋さんで汎用品を買うついでにシールを純正品とは違う物を使ってみたりと、流石に丸8年近く乗っていればこの分野にもある程度詳しくなって来たりして。(笑)
近所に小売りしてくれるベアリング屋さんがあるならば、エンジン内部のベアリングならともかく、シャシー関連のベアリングは純正部品にこだわる必要はそれほど無いってのが私の結論なのですが、こちらの工具サイズ同様、ベアリング屋さんの店頭で、
「GSX-R750Lのホイールベアリングを2つ下さい!」
なぁん言っても相手にしてもらえませんので(笑)、油冷後期GSX-Rに使われているベアリングのリストなんぞを作ってみました。出先で便利な携帯板はこちらから。
■前後ホイール
■スプロケットハブ
■ステム
円錐ころ軸受け (テーパーローラー)
上側
下側
■スイングアーム
シェル型針状ころ軸受け (ニードルローラー)
ピボット部
リンク部
■サスペンションリンク
シェル型針状ころ軸受け (ニードルローラー)
殆どのベアリングが規格品で存在しているのですが、残念ながら、リンクアーム関係で6個使われている内径20mm、外径27mm、全長23.5mmのニードルローラーベアリングが規格品では存在しない、メーカーさん特注品のようです。全長20mmと25mmならあるのになぁ…
っつか、スイングアームピボット含め、購入以降グリスアップ程度のメンテナンスしかしてないのでそろそろ交換してやらんとイカンなぁ(汗
尚、一部メンテナンス系サイトではベアリングやネジ類は純正部品を使う事を強く推奨されますし、実際、ベアリングの等級の選定は結構難しそうですし、シャシ周りとはいえ、特注品(内輪の厚みが違うなど)も多いみたいですから、汎用品の流用はあくまで自己責任でお願いします。
また、純正部品はまず間違いなく日本製ですし、また、日本のベアリング会社は超一流揃いですので、規格サイズがあるのであれば、コストを理由に外国製を選択するメリットは殆どないと思います。
ご参考になれば良いのですが。
【07.01.21】ニードルベアリング追記
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