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●ユーザー車検に挑戦

 2000年8月20日に車検満了を迎える我がR750L。なんだかんだで金もかかるので、ここは一丁、ユーザー車検とやらに挑戦する事にしました。まぁ、それが前提で各種O/Hなんかもやっているので、あとは手続き的な問題だけになるかと思います。

 かなり一般的になってきたユーザー車検ですが、改めてインタネで検索すると結構情報が集まりました。やっぱ助かりますね。私がメインで参考にさせていただいたのは以下の3サイトです。(無断リンク)

 ユーザー車検情報 (http://www.gentei.org/inspection/ )
  各地の車検場でのレポが揃っています。「なにわ」でのケースを参考にさせていただきました。

 ユーザー車検に挑戦 (http://plaza11.mbn.or.jp/~ozeki/bpoint/shaken/2-shaken1.html )
  GSX-R1100Lでの受験レポ。同じ2灯式ヘッドライトなので、結構参考にさせていただきました。(関連コンテンツが削除された為、リンク解除 )

 国土交通省 自動車検査/登録ガイド (http://www.mlit.go.jp/jidosha/kensatoroku/inspect.htm )
  公的機関のHome Pageが充実する事はいいことですな。


 ここでは車検に向けてやった事などを時系列的にレポする予定です。

●00.07.20.

 行きつけのバイク屋にて自賠責の更新。24ヶ月で22900円なり。

●00.07.21.

 テレフォンサービス(06-6612-2590)にて車検受験日を予約。7/31午後に決定。(テレフォンサービスの案内によると、なにわ自動車検査場(正式名称は『近畿運輸局大阪陸運支局なにわ自動車検査登録事務所』)での二輪の継続検査は「午後のみ」のようです)

●00.07.22.

 暑さを避け、夕方から気合を入れて洗車......しようと思ったのだが、なんだか面倒臭くなっていつものドライ洗車でごまかす。(笑)ちなみにいわゆる水の要らないカーシャンプーです。

●00.07.23.

 前後タイヤを交換。溝がアウトだったのはリアだけだったんですが、ハンドルの振れを解消したくて泣く泣く前も交換。顛末はこちらこちらを。

●00.07.29.【午前】

 殆ど何もしていないに等しい状況だったので慌てて車検対策。定期点検整備記録簿は行きつけのSBSで無料でもらえました。ラッキ〜〜♪

シートカバーとライトカバーの写真
ヘッドライトカバーは光軸対策、
シングルシートは定員乗車スペース確保の為です。

アンダーカウルを外した写真
あまり変わって無い気もするなぁ.....。

 車検対策...といっても

  • 洗車
  • ヘッドライトカバーを外した
  • シングルシートを外してタンデムシートに戻した
  • 各部の締め付けチェック

程度しかしていない。

 リア周りをバラしたついでにバッテリーをチェックすると2つのセルだけ随分と水位が落ちてた。買置きの補充液を補水。前回の補水から3ヶ月(4000Km)なのでそろそろ寿命なのかも。が、セルは元気に回るので交換は先延ばしの予定。

 あとは光軸なんだけど、下手にいじるより一旦落ちてから現地で調整の予定。二人いれば夜に壁に向かって何とか出来そうだけれど。一応、調整位置と必要工具だけは事前にチェック済み。カウルはそのままで調整できそうです。

 一応、簡単な工具箱というか、14mm程度までの片目片口、1/4sqラチェット程度の工具はバッグに詰める予定です。

●00.07.29.【午後】

 なんか「楽勝ムード」に浸っていた車検対策なのですが、見落としってのはあるもんですな。(泣)詳細はこちらから。車検場で指摘されてたら泣いただろうなぁ....、きっと。事前に見つかって良かった、良かった。


●00.07.31.

 さて、車検当日。前日、夜更かししてしまったので午後車検は結構助かりました。(笑)のそのそと準備をし、12時過ぎに部屋を出る。御堂筋、R26経由で花園の先を右折。あとは南港まで一直線です。実は"なにわ自動車検査場"には廃車関連で過去に一度足を運んだ事があるので迷う事なく12時40分頃到着。途中事故があったりで渋滞していて到着が予定よりも少し遅れた。午後の受付開始は13時からなんだけど、ユーザー車検の相談窓口や売店は開いていた。

 二輪用駐車場にRを停め、目の前のドアを開けて"ユーザー車検相談"と掲げられた窓口に行く。

 『今日の午後から二輪のユーザー車検を申し込んでいるのですが、初めてなので手順を教えて下さい』

っと訪ねると、丁寧に売店を教えてくれ、用紙を買ってきたら記入例を見ながら記入してくれとのこと。早速建物を出て必要な用紙を購入。入り口で「バイクのユーザー車検の用紙を下さい」と言うだけで、セットになった紙を渡された。65円也。そのまま奥に進み、「二輪の継続車検用の重量税印紙(5000円)」「検査手数料用の印紙(1400円)」を買う。ちなみにこの2つの印紙の販売窓口は「別々でした」(笑)

 受付の建物に戻り、早速記入開始。が、ここでセットになった用紙の中に、今回必要無い「定期点検整備記録簿」が含まれていた事を発見。65円のうち、この用紙が幾らなのかは明細が無いので不明だが、無駄な買物だったのかも知れない。まぁ、次回の車検でも使えるのだろうから自賠責の袋に入れておく事にしよう。

 定期点検整備記録簿は29日に記入済みなので、ここで書かなければいけない用紙は、

の3枚。窓口の向いに記入用のテーブルがあり、そこに記入例が掲げてあるので迷う事は無いが、誤記入をしないように現在の車検証から丁寧に写す。特に、「〜丁目」などの省略に注意。ボールペン記入なので、間違った場合の修正は難しいのかも知れない。

 全て記入し、必要書類一式をまとめて再度ユーザー車検相談窓口に向かう。ここで最終的に書類チェック、受け付け完了、検査ラインの案内と進む。必要書類は、上記3点に加え、

の4(5)点。記入内容に問題が無ければ検査ラインの説明がある。"なにわ"の場合は、窓口を出て正面の大きな建物が総合ラインで、それの一番右側の列が、ディーゼル車&二輪の検査ラインになっているらしい。書類に受付印を押してもらい、それを持って検査ラインに向かい、そこの担当者の指示にしたがってくれとのこと。

 駐輪場に戻り、エンジン始動、ラインへと向かう。どうでもいいけど、クリップボードは便利だ。(笑)リアのタンデムベルトに挟み込み、ノーヘルで移動。が、タンクにガンガンとヘルメットが当って気分はちょっとブルーだった。

 入り口に到着すると奥の方で1台二輪が検査を受けているようだった。勝手が分からないので入り口でぼ〜〜っと待っていると前の二輪の検査が終わったようで、「お〜〜い、こっちまで入ってきてくれ!!」っと検査官が叫ぶ。どうやら入り口近辺はディーゼル車用の器械ばかりらしい。それで二輪は午後受験のみなんだろうね。(普通車のラインは混んでいるのにこのラインにはディーゼルはおらず、二輪しかやってないみたいでした。検査官も1人だけだったし)

 ディーゼル車用とおぼしき大きなローラーを乗り越えて建物のまん中あたりに移動。検査官はとても愛想がイイおやじさんだった。乗車したまま、言われる通りに灯火類やホーンを操作。それが終わるとエンジンを切り、私は一旦降車させられ、検査官があちこちハンマーで叩いて弛みなどをチェックしていた。クラッチやアクセルの遊びまでさり気なく確かめていたところを見ると愛想はイイけど「案外ちゃんと仕事してるのね」....なんて思った。

 それが終わると少し先にある1本溝にバイクを入れてくれという。どうやらここでブレーキなどの検査をするらしい。前輪をローラーに乗せ、まずはスピードメーターのチェック。続いて前輪ブレーキ、少し前進して後輪をローラーに乗せ、今度は後輪ブレーキのチェック。この3種類のチェックには溝の左側にある、襖の敷居のような、細長いスイッチを左足で操作しなければいけないのだが、前方右側に毎回「〜せよ」と光電管で指示が出るのでさほど混乱する事は無い。結果は全てOK。ちなみに、私のRは前輪からメーターケーブルが取り出されているのでこの順番でしたが、最近の、ドライブスプロケットからメーターを取り出すタイプなら、1)前輪ブレーキ 2)(移動して)後輪ブレーキ 3)スピードメータ って順番になるようです。検査官が全て操作してくれるので迷う事は無いと思いますけども。

 でさらに前進し、最後は光軸のチェックだ。光電管には「停止線まで進め」と出るが、ペイントがはがれていて停止線を見つけにくかった。2灯式なので機械は2回動いたが、左右ともOKが出た。ほっ。

 そのまま進んで溝から出る。おやじさんが書類を返却してくれ、窓口に戻って提出してくれという。

 再度駐輪場にバイクを停め、

の4枚を"継続検査(持ち込み)"と掲げられた窓口に提出。30秒程で新しい車検証と自賠責シールを手渡された。その他の書類は全て手許に残っている。まぁ、自賠責の保険証などは回収されたら困るんだけどね。(笑)

 以上で初めてのユーザー車検は終了。こうして書くと長かったようにも思うけど、最初に窓口に行って、新しい車検証を貰うまでに掛かった時間は正味40分。慣れていればほんと、20分も掛からないのかも知れません。二輪のラインはガラガラだったしね。

まとめ: 

 掛かった費用:29,365円+42,987円前後タイヤ交換+168円ライセンスランプの電球代
 掛かった手間:車検整備(含む:ドライ洗車)だけなら3時間程度か?

 感想:タイヤ交換はたまたまタイムリーに時期が重なったって面もあるので、車検費用として計上するのが妥当なのかは疑問がのこるが、1)まめにバイクのメインテナンスをやっている 2)平日に休める 3)面倒な事が苦にならない のであれば、車検はユーザー車検で受けるのが一番だと思います。なんたって「自分の乗っているバイクの事を一番良く知っているのは自分」なんですから。

 このレポートが「なにわ自動車検査場」でユーザー車検を受けようと思ってらっしゃる方の一助にでもなれば幸いです。ご質問などがあればお気軽に 下さい。分かる範囲でお答えいたします。但し、ご覧の通り、「なにわ」は全てのチェックをきちんとやっているようですので、他の陸運支局で受験した方が楽なケースも多いかも知れませんね。(継続検査は全国どこの検査場でも受験出来ます)

●おまけ:

 おおまかな検査場の見取り図です。駐輪場や売店の位置、検査ラインの流れの目安にどうぞ。それと、窓口の建物と検査ラインの建物の間は四輪の駐車場となっており、非常に混雑していますので、接触事故などにはくれぐれもお気を付け下さい

検査場全体の見取り図

検査ライン内の見取り図

検査上の見取り図

ラインの見取り図


【02.08.03】追記

 思い出したように追記しますが、先月22日に2回目となるユーザー車検を受験してきました。相変わらず「なにわ」では二輪車の車検は午後のみですので中途半端に時間が無駄になってしまいますね。

 車検の流れは以前と全くかわらなかったのですが、前に並んでいた業者が継続検査を通していたZR-7だったかはサイレンサーにCOセンサーを突っ込んでガス検も実施していましたので、排ガス規制適応車両のオーナーの方は万が一に備えてノーマルマフラーでの受験が確実だと思われます。ガス検でアウトだとその日の再受験はほぼ不可能ですからね。

 肝心の我がRはといいますとこれといって不具合はなく無事合格。若干光量が怪しいようなのですが、次回車検までにはブースター回路を自作するつもりなのでなんとかなるでしょう。

 そういや今年の4月から自賠責の保険料が24ケ月で18,440円に値下がりしてますね。


【04.08.11】追記


車検終了後のあげは。この状態だったのは実質四時間ほど。(笑)

 2年毎の行事とはいえ、やっぱり車検は面倒くさいです。とはいえ、車検が切れてしまっては走る事が出来ませんので、重い腰を上げて8月10日に自賠責に加入し、「お盆時期はディーラーも休みなので空いてるよ!」なんてSBS店長の言葉を信じてテレホンサービスに電話すると…

 「ご希望の日(13日)には空きがありません。23日までの空き状況は…11日…です。ご希望の日にちをダイヤルしてください…」なんて虚しい自動案内が流れてきました。11日って… 明日じゃん!!(汗)←電話してるのは10日の夜11時頃です。

 まぁ、ぼちぼちと車検の準備はしていましたし、いつまでも先延ばしにしていると精神衛生上あまり宜しくありませんので、玉砕覚悟で受験する事にしました。

 朝の6時頃に起きて駐輪場でゴソゴソと車検対応の準備をします。とはいってもいつも通り、

  1. シングルシートをタンデム仕様に
  2. ヘッドライトカバーを取り外す
  3. ざっと濡れ雑巾で外装を拭く
  4. 定期点検記録簿を書く

だけなんですけどね。(笑) あ、今回はヘッドライトの表面レンズと電球をパーツクリーナーで入念に拭きあげました。

 そうそう、今回もまた番号灯の電球が切れていたので、以前買った筈の在庫を探したのですが、どうも四次元ポケットに紛れ込んでしまったようで発見出来ず。(困) 単価も安いので午前中に買い物に行くつもりだったのですが、別件で寄った銀行で思わぬ足止めを喰らって時間が無くなってしまい、以前RGV-γのウインカーに付いていた12V- 15Wの電球で代用しました。(ノーマルは12V-5W)

 そんなこんなで南港には午後1時過ぎに到着。別件でSBS店長に頼まれていた廃車手続き(笑)を速攻で済まし、見本を見ながら継続車検の書類を作成。必要書類をひとまとめにしてユーザー車検相談窓口でチェックしてもらってラインに入ります。

 駐車場にはやたらとバイクが多かったので混んでいるのかと思いきや、誰も並んでおらず、いつもの停車位置に停車後、灯火類やホーンの検査を終えます。その後、目視点検(今回は二人掛かりだった…)をされるのですが、懸案のサイクルメーターは特に何のチェックも入りませんでした。あ、ボルト等の緩みチェックでハンマーでコンコンと叩いていた検査官が、前輪ブレーキ周辺で「むぅん?」なんて声を挙げたので、「左ディスクにはスピードメーター検知用の磁石が付いてます」っと告げると納得してました。…どうやらハンマーが磁石にくっついたらしい。(笑) そうそう、今回は目視でオドメーターのチェックもあり、定期点検記録簿との数字を見比べたりしていました。

 あとはラインに入り、前輪ブレーキ、速度計、後輪ブレーキ、光軸光量の検査を済ましてあっさりと合格。前回は光量を指摘されましたが、やっぱ、ブースター回路はそれなりに効いているようです。…タイヤに溝が無いって言ってなかったっけ?>俺(笑)

 その後、窓口に書類を提出して30秒後には新しい車検証とシールを頂きました。

 新しいシール。これを貼るのもなんだか面倒くさい手順を踏まないといけなくなってました。なんか意味があるのか?>あの方式

 車検証も同じような薄い青色の物に変わってましたが、この色、なんだかあまり縁起が良くない色のような気もしないでもないようで、SBSさんでもあまり評判が宜しくありません。(笑)

 あ、車検証のコピーを取ると、「COPY」っと背景に浮かび上がるような印刷になってます。(笑)

 かかった費用のまとめ:

  自賠責(24ヶ月):18,440-
  重量税      : 5,000-
  検査費用     : 1,400-
  用紙代      :65-

  合計       :24,905- でしたとさ。

 

 そんなこんなで、これでまたあと2年、大手を振ってあげはに乗る事が出来ます。(嬉)

  そうそう、時期的に前回の車検時もそうだった筈なんですが、ラインで検査している人達の制服には、「自動車検査独立行政法人」っと刺繍がありました。行政のやる事は相変わらず良く分からん事ばかりですが、現場レベルで言えば、窓口を含め係員の対応は、受験する毎に非常に丁寧になって来ているような気がします。(但し、見る所はしっかりと見ています)


【追記】

 ● 2006年以降はユーザー車検 Part2に続きます。








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