【09.04.22】
ってな訳で、なんだか仕事が一段落したので、このところフレンダーと積極的に戯れ、少しでも距離を近づける努力をしてたりします(笑 やっぱ、俺の方から歩み寄らないと、良い関係は作り上げられそうにありません…(困
昨年の暮れ、なんて事無いコーススラロームの試走中に、左Uターンからのハイサイドで宙を舞ったR750K4。外装はそれなりの状態に戻ったんですが、なんとなくハンドリングに違和感を感じるような感じないような、とっても微妙な感触が実はずっと続いておりました。
で、この春にタイヤを前後入れ換え、かなりナチュラルな状態に戻ったんですが、スクールのイントラさんに試乗してもらうと、どうもまだ変なハンドリングらしい…(泣
「よくこんなでイントラやってますね」っとまでは言われはしませんでしたが(笑、雨だとかなり気を使うのも事実なので、フロント周りの総点検ってことで、重い腰を上げました。
ま、今回は下見というか、来るべきベアリング交換&フォークのOHの予行演習って感じです。いつも通り、一旦作業が始まると手がグリスまみれになっちゃうので、作業中の写真は殆どありません。
手順としては、
って感じです。カウル類は一切剥がさなくてもOKなので、整備性はかなりイイように思います。13以降、ブレーキホースにはかなりストレスが掛かりますので、私は針金でフロントウィンカーから吊りました。
外したステムの下側のレースですが、ウェスでさっと拭くだけで落ちちゃう程度しかグリスが…(汗 これでイイのかなぁ? 指先でなぞっても分かりませんが、ちょっと打痕っぽいのがレースに見えますね。 |
|
上下で同じサイズのベアリングが使われています。上側が細いより、剛性面で有利なんでしょうね。 樹脂レースにボールが乗った、ハイコンプライアンスなベアリングです。最近は「リテーナ付き」と言う方が一般的みたいですね。 |
|
掃除する前のアッパーレース。 必要最小限のグリス…なのか、これ(汗 清掃して、レース側にも手持ちのグリスを少し多めに盛っておきます。 | |
これはヘッドパイプの穴を上から覗いたところ。 穴のサイズ自体が大きいですし、ちゃんとレースを叩き出す為の逃げが広めに切ってあるので、油冷機と比べるとベアリング交換はかなり簡単そうです。 | |
こっちは下から覗いた写真かな。 グリスを盛ったあとに撮影してるので、写真からではレースを抜く為の逃げが確認出来ません… うむむ… |
どれぐらいグリスを盛ろうかかなり悩んだんですが、いつも通り、たっぷり塗り込んだあとに指で整形し、余分なグリスをヘラで取り除いた上で組み付けました。特に下側は、ステムを組んだ時にグリスを溢れさせちゃうと、グリスに砂がめり込んであまり気分が良くないのでほどほどにしてあります。ま、ほんとに大事な部分には異物が入り込まないようにちゃんとオイルシールで保護されてるんですが、回転部分に砂が噛むのはあまり好きじゃないので、私はステム組み付け後にはみ出た余分なグリスをウェスで拭き取るようにしています。←スペースが狭い上、ジャッキアップ中の車両に潜り込んでの作業なのでちょっと怖い。
ステムが無事に付いたら、あとは逆手順で組み付けていくだけですが、今回はフォークの芯出し、ブレーキの芯出しともちょっと入念に行いました。具体的な手順はまた機会があれば。←写真を撮ってません(汗
で、作業終了後は手を洗って試走に出掛ける訳ですが、気持曲がりやすくなったかな? って感じで、ステダンを取り外した時程、劇的なハンドリングの変化はありませんでした(泣
いや、実際、オーリンズに取り替えて最弱にセットしても、ホイールの自重でハンドルが切れてくれない訳で、こりゃきっとこういうもんなんだろうなぁっと今は思います。こんど同じバイクに乗ってる人に出会ったら試乗させてもらわなきゃ。
あ、ステムの締め付けですが、下側が手締めで一杯一杯から1/4締め込んで左右に振って馴染ませた上で1/8戻し、上側のロックナットは経験から来る「こんなもんだろ」で締めてます。試乗でもこれといった違和感が無いので、締め付け不足って感じはしませんが、ロックナットタイプの車両は初めてなので、ひょっとすると下側のナットは手締め一杯一杯位が丁度イイ感じなのかも。(ロックナットの締め付けで、下側も少し締まるので)
結論:
なんだかんだで最近バイクをいじる時間が取れるようになったので、ちょっと嬉しかったり(笑)←馬鹿
Copyright © 1999-2009 Tatsuwo. All rights reserved.