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●車載動画あれこれ

【05.10.23】


io-dataさんのトイカメラ
バイク車載用途ではかなり一般的なシリーズです

 ブロードバンド環境がかなり普及してきたからか、この2〜3年でネット上での動画配信もかなり一般的になって来ました。Macなんてプラットフォームを長年使っていると見れない動画も結構あったりするんですが、OSX環境になってからその辺りのストレスもかなり減りました。

 バイク系サイトでは「Eggy」なんて携帯端末を活用した車載映像が少し前に小さなブームになっておりまして、その頃からサーキット走行を中心に、バイクの車載映像ってのをよく見かけるようになりました。「楽しそうだなぁ…」なんてずっと思っていたのですが、Macの買い換えなど、ここへ来て様々な環境も整って来ましたので、私も一丁トライして見るかと。

 今年の夏の終わりに買ったデジカメでも動画は録れるんですが、いかんせん音が録れないという致命的なネガがあります。ま、買ってから気がつく私が一番馬鹿なんですけど(泣、そういった機材的なハンデを編集や撮影のアイデアで乗り越えるような才能は生憎持ち合わせておりませんので、車載映像&バンドの練習風景撮影といった、完全個人的楽しみ室内録画は全く実用になりませんので、夜のお愉しみには使えません(笑) ま、使う相手も居ないんだけどさ(泣)に的を絞り、io-dataさんのMotionPix211というトイカメラをYahoo!さんのオークションで購入しました。

 で車載映像に関するノウハウをWebやら2ちゃんねるやらで漁ったんですがどうやってバイクにカメラを車載するかについては結構情報が少なかったので、まぁ、こんなコンテンツでもなにかの足しになればと。

 ●前方車載用マウント

 先の北海道ツーリングの際に使ったステー類を小改造しています。

 エーモンさんのフォッグランプクランプの改造品。角度調節用のネジを指で回せるタイプに換装し、座面に手持ちのスポンジを両面テープで張り付け。

 カメラによって切ってあるネジ穴の深さが違うので、スポンジの厚みでネジの掛かりを調整する感じです。

 別角度から。 カメラにねじ込む真ん中のネジは左右のネジとは規格が違うので購入時に注意。(詳細は忘れてしまいました)

 素のままではカメラを外すとネジが脱落してしまうので、私はゴムのOリングで脱落を防止してますが、もう少しスマートな方法を見つけたいところ。薄いナットがあればダブルナットをかませるのが一番なんでしょうけどね。

 こっちは車体側。これまたエーモンさんのステンレスL字ステーを使ってます。フォークやトップブリッジと干渉する部分をグラインダーで削ったんですが、ステンはかなり手強いです。(汗)

 L字アングルの先端にカメラを固定することになるので、振動面では多少不利かも。

 左側フォークピンチに共締めです。この辺りの自由度は車種によってかなり変わってくる部分だと思いますし、操舵系に重量物をマウントする事に抵抗がある人もいらっしゃるかも。

 加工前提ならステンではなく只の鉄のステーの方が扱いやすいんですが、マウントしっぱなしにするとなると防錆の面でステンがベストでしょうね。アルミだと曲げ部分で割れそうですし。

 両者の結合はこんな感じ。フォッグランプステー側に1mmのゴムシートを両面テープで接着してあります。
 カメラを接続するとこんな感じ。影に隠れて見えにくいですが、イグニッションキーの操作も問題無し。

 カメラのモニターはアングル決定時以外は折り畳んだままでも撮影できます。

 あ、もともとたいした動画性能ではない(320×240 13コマ/秒がMax)なので、SDカードは高転送レートの高級品じゃなくても全然OKっぽいです。

 ●後方車載用マウント

 いつものように適当にでっち上げた後方車載用ステー(笑)

 手持ちのアルミ板をハサミで切ってバイスで曲げて、プラサフ塗って黒スプレーで仕上げ。

 既にマウント用に穴があいてますが、結局これは失敗で、ステーの形状も若干変更しました。(泣

 カメラとのマウントにはマジックテープを利用。台座部分には前方車載でも使ったゴムシートを貼付けてます。
 カメラ側は手持ちする可能性も考慮してザラザラしてない方をチョイス。こちら側の面には何故か標準で薄いアルミの化粧パネルが張ってありました。

 小さな穴はマイクではなく単独再生時のスピーカーみたいです。


 分かりにくい写真ですが、マウント位置は右ウィンカーのした辺りに決定。私は結構荷物を積む事が多いので、ストレッチコードの取り回しなどを考えるここが一番良さそうでした。

 ただ、樹脂製フェンダーの端部にそれなりの重量物をマウントする事になりますんで、フェンダー全体が結構揺れてしまうみたいです。


 フェンダーとはM6ボルト2本で締結。

 カメラをマウントする際はストラップをウィンカーに通しておけば脱落の心配はなさそうです。…タイヤに巻き込んじゃうかもしれませんけど。(汗)


 ナンバープレートとの位置関係はこんな感じ。

 211のレンズの画角は「とっても」狭いので(笑)、この位置にレンズがあってもプレートが映り込む事はありませんでした。


 …しかしまぁ、いまさらナンバー隠してもって気もしますね(汗)


 っとまぁ、どちらかといえばお得意のハードウェア系のレポはこれにてオシマイ。前方/後方撮影も、この程度のステーで(少なくとも私には)十分実用になりました。まぁ、SanyoさんのXacti C5やらと比較しちゃうと「トホホ…」なんですけどね(泣

 そんな画質云々よりも、せっかく録った動画をどうやって「見せられる」ものに仕上げるかというのが私にとっては結構問題である…気もしてたんですが、自分のMacの中で動画を適当に切り貼りして、好きな音楽をBGMにして見てるだけで十分楽しいので(笑)、これでOKって事で。


 …でレポが終わっちゃうとアレなんで、とりあえず211による車載映像を1本。後方車載もあるんですが、スクールの生徒さんを撮影した物なのでWebには上げる予定はありません。(映像クオリティーは殆ど同じような感じです)


211sample.mov(12.5MB)


写真だと速そうなんだけどなぁ…(泣

 某練習会でのテスト撮影映像。スクリーン越しの映像です。…ストップウォッチ片手に見るのはやめてください(泣
 本格的に動画を公開するのは初めてなので、サーバーへの負荷がいまいち読めませんから、転送量などの状況によっては公開を中止するかもしれませんので悪しからずご了承下さい。(05.10.24.追記:どう考えてもサーバーへの負荷が大きいので、320× 240 15fps→240×180 12fpsに再圧縮しました。音声も同時に圧縮されてますのでエキゾースト&BGMもかなり変調してますね…)

(05.11.03.再追記:あまりにも見れない人が多いみたいなので(汗、ビデオフォーマットをH.263→Mpeg4に変更しました。これだけでファイルサイズが倍以上に…)
 また、映像に使用しているBGMはかつて私が活動していたSizzle(しずる)というバンドの曲です。やっぱ、大手を振って著作権を無視する勇気もないので… 歌詞の内容と映像のミスマッチはご容赦。(汗)

 あ、.movファイルなので、閲覧にはQuickTimeが必要です←日頃の仕返し(笑) マシンスペックが許せばQuickTime7の導入をお勧めします。


【05.11.09】追記

 残材が出たので思い立て作ったローアングル専用マウント。

 キャリパの締結ボルトと共締め(底面がメーターケーブル用ステーに乗っかってる)なので、振動にちと弱いのですが、ゆっくり走っていてもかなり迫力のある映像が撮れます。(笑)


【05.12.23】追記

 つ〜事で、なんだかんだと車載カメラを使い慣れて来ると、やはりもう少し撮影アングルの自由度が欲しいって事で、溜まっていたヨドバシカメラのポイントを使って、小さな雲台と、携帯電話のカメラ用らしい、広角レンズを手に入れました。

 SLIKというブランドのSBH-1004という雲台です。ヨドバシカメラで税込み1323円で売ってました。

 Slick Ball Headを単純に略した、分かりやすい品番ですね(笑)

 1箇所に切れ目が入っており、90°まで角度を付ける事が出来ます。冬用じゃないグローブなら、各種つまみもグローブをつけたまま操作出来そうです。
 新旧比較。新しい雲台は、これまで使っていたフォッグランプステーの改造品よりも15mmほどカメラのセット位置が上がってしまうようです。

 アルミ製なのか、やたらと軽いです。(単体で50g。ちなみに旧ステーは145gですので約1/3ですね)

 バイクにマウントするとこんな感じです。思った程高さは気にならないのかも。
 自由に角度を付けられるので、こういったアングルでも撮影が可能になりました。

throttle.mov 1.2MB
閲覧にはQuickTime 6以降が必要です。
 まぁ、だからどうやねん!って話ですが(汗、普段何気なく操作しているスロットルなんかを撮ってみたり。

 意外と開けてないものですね(笑)

 ちなみに、後述のワイドレンズを装着しております。


 続いて、あまりに狭いMotionPix211の画角を広げる為に購入したワイドレンズのご紹介。

 ヨドバシの1Fに並んでいたケンコーさんの携帯電話カメラ用ワイドレンズ。

 なんか100均に並んでいても見向きもされないような微妙なパッケージです。(笑)

 ちなみにお値段は924円でした。結構イイ値段ですね。

 非常にチャチなプラスチックを主体としたレンズです。

 裏蓋のようなものを取ると、カメラのボディに貼り付く、粘着質のシリコンゴムのような物が現れます。

 一応、何度も付け外しは可能みたいです。

 レンズを取り付ける前はこんな感じです。

 あ、風切り音対策で、マイクにはハーネステープを切り抜いた物を貼ってあります。

 レンズを張り付けるとこんな感じ。

 サイズそのものはジャストフィットなんですが、いかんせん色が…(汗 選べればイイんですけどねぇ。

 あと、レンズの裏蓋が丁度マイクの前にくるので、走行中にカメラの筐体にあたってカタカタと音を拾います。


wide_normal.mov 1.3MB
 ワイドレンズの有無の比較動画です。

 ワイドレンズを付けるとメーターの一部が映るので、今後は車載では装着しっぱなしになる予感がします。


【06.02.04】追記

 シーズンオフという事で、このところ殆どバイクに乗っていないのですが、たまに思い出したように車載映像を撮ってみると、タコメーターが6000rpmを超えた辺りであっさりと電源が落ちるという、かつてデジカメの動画機能で撮影していた時と同様の症状が出るようになって来ました。(泣

 点火プラグから発生するノイズの影響なのかとも思いましたが、カメラ単体をコイル付近に移動して軽くレーシングしても電源は落ちませんし、サーキットでレッド付近まで回した時にはそんな事はありませんでしたから、冬という事もあって気温の影響なのかと想像してみたのですが、どうも雲台をボールタイプに変更してからの症状だと思い至ります。

 マウント状態&停車状態でレーシングしてみると、落ちる時はあっさりと電源が落ちますし、そのとき、マウントステー全体がかなり細かく振動している事を発見… 念のために手でカメラを押さえながらレーシングしてみると電源が落ちる事は無いようです。

 物理的な駆動メカが無い電子カメラの電源が微振動で落ちるってのもイマイチ腑に落ちないのですが、それほど手間ではないので、かなり横に長かったマウントステーを作り直してみました。

 ホームセンターで購入した鉄製のステー。

 本当はステンが欲しかったんですが、加工の手間と、望んだ形状が無かったので今回は妥協しました。

 既存の穴位置は合わないので、Φ5.5mmの穴を2箇所(穴間ピッチ20mm)既にあけてあります。

 スペアのトップブリッジに合わせてみたところです。

 今回はかつてのメーターステー固定部分のネジ穴を利用します。

 後端部をグラインダーで切り取り、端面を丸めた後にタッチアップ。

 雲台とはネジ止めなのですが、今回は間に薄いゴムのワッシャを噛ませてみました。

 車載するとこんな感じ。

 もう少しステーの全長を詰めた方が振動には有利なのすが、雲台のノブの自由度の絡みもあって少し妥協しました。

 けどまぁ、フォークのクランプボルトから伸ばすよりはかなり見た目もスマートですね。

 ブリッジ裏の結合部分。

 2箇所で固定出来るので剛性はそれなりに上がるのですが、あと1.5倍程度の厚みがあった方がより安心かもしれません>振動

 また探さないとなぁ>ステー

 カメラを固定するとこんな感じです。

 寒くて走れなかったので、レーシングでのテストしか出来ませんでしたが、取りあえずは電源が落ちる事はなさそうです。

 暖かくなった頃にまた追記予定です。


【06.02.17】追記

 電源の瞬断に関し、車載映像の先達であるYukitaさんより、

単純に振動で電池の接触が甘くなっているのかもしれません。

とのご指摘を頂きました。言われてみればサーキット走行時などは万が一の電池脱落を防ぐ為に、電池の蓋にはガムテープを貼る処理をしていたのですが、近場のテスト撮影の際は貼ってなかったような…

 MotionPix211の電池挿入口のロック機構はかなり甘いというか、それなりにガタがある構造なので、振動の影響で蓋が踊り、電源が瞬断してしまうのかもしれません。毎回ガムテープを貼ってもイイのですが、メディアの出し入れや電池の充電の度にテープを切らないといけないので、いつものごとく蓋を押さえる為のステーなんぞを作ってみました。

 ステンの薄板を切り出し、L字型に曲げただけの簡単な物です(汗
 カメラ本体との接続はいつも通りマジックテープを使用。

 電池蓋にテンションを掛けるため、一部にスポンジゴムを使ってます。

 部屋で工作しただけなので、肝心の効果は全く不明です(汗) 来週あたりにツーリングに出かける予定ですので、その時にテスト撮影でもしてみようと思ってます。


【06.05.08】追記

 >>その時にテスト撮影でもしてみようと思ってます。
 
 このコンテンツもすっかり存在を忘れておりましたが、暖かくなったからなのか、はたまた上の蓋押さえが効いているのか、ツーリングでもスクールでも電源が撮影中に落ちる症状は治まっている模様です。

 で、昨年も参加させて頂いた阿讃サーキット走行会の今年の日程も決まり、今年はただ走るだけでなく、車載映像をいろいろ撮って楽しもう!ってことで、ずっと懸案だった「シフトワーク撮影用ステー」を作ってみました。

 …とはいっても、後方車載用のステーを180°ひっくり返しただけですが(汗

 今回もメーターステー作成時の残材であるT1.5mmのアルミ板を万能ハサミで切って、バイスで曲げ、カウル塗装の残り物ラッカースプレー(黒)を吹いただけです。

 カメラをマウントするとこんな感じです。

onborard_rearleft.mov 2MB
 テスト撮影するとこんな感じでした。

 カメラのブレ自体はこんなもんだと思いますが、意外とサスがストロークしている事が分かったり、閉じているつもりでもつま先が結構開いているのが確認出来たりと、それなりに楽しめそうです。


【07.01.04.】追記

 順調に使っていた2代目の車載ステーですが、2006年の年末にバイクを洗車していたらポロっと折れてしまいました(汗 やっぱ、重量物を先端で支えて微振動に長期間晒されると金属疲労が進むみたいですね。

 仕方が無いので、お正月休みに新しいステーをせっせと作り、換装しました。

 特に力を入れて引っ張った訳でもないのですが…

 ステーに始めからあいている標準の穴の部分で奇麗に割れてますので、車載振動の影響で、徐々にクラックが入ってくるのかも知れません。

 サーキットで撮影中に折れなくて良かった…

 イマイチ詳細が掴みにくい写真ですが、こっちが新しく作り直したステーです。

 真ん中に1本のスリットが入った板状のステーをバイス&ハンマーで叩いて曲げただけの簡単な作りです。

 板厚自体も1.5倍増し程度あるので曲げるのが大変だったのですが、今後は暫くこのステーを使ってみる事にします。

 ちゃんと撮り直す機会があったので追加。

 裏側から。

 ホームセンターで買った1/4インチのネジ&平ワッシャ2枚、スプリングワッシャ1枚を雲台にねじ込んでます。1/4インチのネジの頭は10mmのレンチが普通に掛かりましたので、国内規格ネジなんでしょうね。


【08.06.12】追記

 ってなわけで、R750LからR750K4に乗り換える事になったので、車載カメラのマウントもまた1から考える事になりました。雲台はそのまま使い回すことにして、あとは何処にどうやってマウントしようかと色々考えたのですが、ステムに開いている穴を利用して、ハンドルウェイトの固定原理で設置する事に決定。ホームセンターで材料を手配して、さっさと設置してしまう事にしました。

R750Lではガソリンタンクのブリーザーが刺さってたステムの穴が、R750K4では解放されてますので、この穴を利用してカメラをマウントする事に決定。けど、タンクを上げての整備の時にちょっと不便になっちゃうかも。
1/4(だったとおもう)インチサイズのボルトとナット、ワッシャ、穴径6mm、外径13mm程度のゴムのグロメットをこのように組みあわせて使います。ちなみに、R1000K3のほうがR750K4よりもステムの穴径は広かったように思いますので、グロメットを用意する時は必ず実車を確認してから手配して下さい。
で、ステムの穴に差し込んでナットを締め付けると、ハンドルバランサー同様、かなりガッチリと固定されます。あとはここにワッシャを噛ませた上で雲台をセットします。
こんな感じですね。使う時だけ雲台をセットしようかとも思いましたが、面倒くさいので普段はこの状態で乗ってます。
カメラをセットするとこんな感じ。脱落防止の為、カメラのストラップはバグスターのタンクカバーのフロント側ループに通しておくと安心です。








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