【06.03.27】
岡山国際サーキット(旧TIサーキット)のコースインゲート出口でスッ転んでアッパーカウルを割るという、とても恥ずかしい過去からはや4年。早く外装をリフレッシュしたいなぁ…っと思い続けてちまちまとスペアパーツを集めておりましたが、何せ時間と場所が無いこと、そしてなにより、未だかつて自家塗装が上手くいった試しが無いという、大の塗装嫌いな性格もあってずっと作業を先延ばしにしてきましたが、造形が複雑で一番手間が掛かるアッパーカウルのリペントに着手し、それなりの出来(あくまで自己基準です(汗))になりそうな目処が立ったあたりから、「どうせなら外装全部をリフレッシュしよか?」っとの思いが募り、このたびようやく全パーツが完成、装着と相成りました。これであと5年は大丈夫と思いたいです…←もうやりたくない(笑)
こっちが古い外装(タンクはSpecial Tankに変わってます)です。…納車された時は奇麗だったのになぁ(汗 ま、丸7年も乗ればこうなっちゃいますね。 | |
で、こっちがリペイント後の外装です。赤の色合いが朱色っぽいんですが、別に色合わせをしたわけでもないですし、同じ色が480円でいつでも買える(カンペパピオさんのアクリルラッカーを使用)というメリットの方が大きいので、これはこれでOKです。 メーカーロゴやデカールを大幅に省略していますのでちょっと寂しい気もしますが、「スズキのGSX-R」ってのは誰だって分かるんですから、デカデカと何箇所にも貼るも趣味じゃないというか… テールカウルの赤のマスキングに失敗して、ラインが合ってないのには気づかない振りをして下さいませ(汗 部品単品でラインをマスクするのは大変なんですよ(泣 |
で、塗装のレポートを起こそうかとも思ったのですが、オートバイの自家塗装に関しては、既に様々なサイトで取り上げられておりますし、また、お伝え出来る私独自のノウハウなんて物は全くありませんので、作業そのもののレポートはバッサリとカットし、「DIYだからこそこだわれた事」と、費用の明細(今回は先のデジタルメータに引き続き、広告収入から支出させて頂きました)などをまとめとして。
タヌキ顔最終型となった、とても愛らしいアッパーカウルなんですが、純正の塗り分けは殆どがシールですので、サーキット等でミラーを外すとちょっと寂しかったりしますし、あごの下もシールが回り込んでないので、センターカウルとのマッチングもイマイチ。また、左右のパネルも別部品を接着している(じゃないと型から抜けない)関係で隙間があったりするんですが、プラリペアとパテで埋めて、全て塗り分けました。また、タンク裏面同様、カウルの内側はつや消しの黒で塗装(水性塗料をハケ塗りです)してあります。これが結構、地味なんだけどいい感じなんですよ。あ、この処理は全てのカウルに実施してます。 | |
これがその水性塗料です。奥にはラビングコンパウンドが見えてますね。 水性塗料のいいところは、乾く前ならはみ出しても塗れたウェスで拭けば塗料を落とせる点でして、私のようなイラチでも、気にせずにガンガン塗れますし、エッジ部分の修正も非常に容易です。ま、どうせ裏側ですし、多少刷毛目が見えてた方がFRPっぽくてなんだか格好良かったりします。(笑) | |
こっちが今回塗った88R750Jのタンク裏面です。 | |
で、こっちが90R750Lのタンク裏面。基本的に同じ形なのですが、キャブレターとのクリアランス確保の為、コックの取り付け位置が前方内側に少しだけ移動されてます。 | |
本当はタンクロゴも塗りで仕上げたかったのですが、私のマスキング技術では無理なので(泣 ミラー素材&赤色のシートをカットして製作。 これは多分、ウレタンクリアを吹いて乾燥中の写真かな? 予算の絡みもあって、今回はタンクとアッパーのみ、アクリルクリア→2000番まで研ぎ→ウレタンクリア→2000番まで研ぎ→コンパウンドとし、他のパーツはアクリルクリアのみで仕上がってます。ガソリンかけたりするのはやめて下さいね(汗 | |
素材となった88R750Jのテールカウルの内側のボスが2つともダメになってましたので、プラリペア&かたどり君で製作。プラリペアは溝埋めや欠損部位製作等、今回かなり活躍しました。 ちなみに、素材のカラーはブラックレインでした。 | |
外装の換装にあわせ、恐らく購入後初めて少し気合いを入れてホイールを洗いました(汗 手持ちのブラシではスポーク先端に溜まったダストが掻き出せなかったんですが、ま、リムも傷だらけですのでこんなもんでOKって事で。っつか、結構奇麗になってちょっとビックリしたりして… こんなに落ちるならもっと早くに洗ってあげれば良かったなぁ… ごめんね>あげは あ、3倍希釈のマジックリンを泡スプレーで吹きかけ、漂白効果が謳われていた家庭用ホーミングクレンザーをブラシ先端に刷り込んでゴシゴシです。私なんかが洗車のTipsを語るのもおこがましいですが、ある程度汚れが落ちたら霧吹き等を利用して黒く汚れた泡を洗い流し、ブラシも奇麗に濯いでから再度取りかかるのがポイントだと思います。ブラシが汚れたままだと、いつまで経っても梨地の肌の汚れが取れませんでした。水道が使えればなぁ… |
肝心の費用明細ですが、途中何度か買い足し等もあってかなり怪しい部分もありますが、概ね以下のような感じだったみたいです。尚、パテやプラリペア、マスキングテープ、耐水ペーパー、一部の塗料は手持ち在庫を利用してますので、計上しておりませんし、実際の使用本数はもっと多いです。
品目 | 数量 | 単価 | 小計 | 備考 |
プライマー(白) | 3 | 819 | 2457 | ホルツ製*2、ソフト99*1 ネットではソフト99の評価が高いようですが、私的にはあまり使い勝手が良くありませんでした… なんか、溶剤の臭いがやたらにキツイです。 |
ラカースプレー | 6 | 480 | 2880 | カンペパピオ製 エナメルラッカー(白、赤、黒、クリア) 去年に同じ色でタンクを作った時の余りがかなりありましたので、本数は少なくて済みました。 |
水性エナメルミニ(白) | 1 | 241 | 241 | ニッペ製 タッチアップ用です |
シール剥がし | 1 | 399 | 399 | コーワ製ゼリータイプ 強力タイプと書かれていたんですが、シールを剥がしたあとの糊には殆ど無力でした… 結局クレンザーを振りかけ、ダイソー製のゴムのサンディングブロックに180番のペーパーをセットして研ぎました。このブロックはかなり重たいので、力を入れずにグングンと研ぐ事が出来ます。 |
耐水ペーパー各種 | 8 | - | 436 | あまり縁がなかった、180番やらの荒い番手と、1000番以上の番手を中心に買い足し。 |
曲線用マスキングテープ | 1 | 294 | 294 | ホルツ製 タンクに塗り分けには必須であることを去年学びました…(泣 |
マスカー | 1 | 128 | 128 | マスキングテープと、マスクするビニールが一体になった物です。 基本的に内装等のマスク用なので、テープの粘着力が結構強く、素材に直接貼るのはお勧め出来ませんし、塗料が完全に乾燥すると、ビニールからパリパリ剥がれて掃除が大変なので、手間を惜しまないのであれば、昔ながらのチラシ紙でマスキングするのが一番かと思います。 |
カッティングシート各種 | 3 | - | 364 | タンクエンブレム用に ミラーと赤、マグネットクリップ保護用に透明 上からクリアを吹くので、耐候性にはそれほどこだわらなくてもイイと思いますが、タンクは曲面ですから、出来るだけ薄手のシートを選ぶのがコツかと思います。 |
ウレタンクリア | 1 | 2480 | 2480 | ホルツ製 今まではイサム製のウレタン缶スプレーしか使った事が無かったんですが、このホルツ製の方が霧が細かく吹けるような気がしました。 |
コーションラベル | 2 | 150 | 300 | スズキ純正 |
ワックス | 1 | 598 | 598 | シュアラスター インパクトJr(固形) 特売で安かったのでついつい買ってしまいました(汗 |
ウェス詰め合わせ | 1 | 298 | 298 | メリヤスウェスの詰め合わせ(1kg) 各種磨き用に。コーナンプロ店にて常時販売されてますので、ストックが無い時に便利です。基本的に端切れの寄せ集めなので、内容物に当たり外れがよくありますから、バイク整備に使いやすそうな生地が詰まっている時に買うのが賢い買い方です。 |
タンクパッド | 1 | 1320 | 1320 | Yahoo!オークションにて手配 振り込み/送料込み |
合計 | 12195 | カウルなどのパーツ代は別ですが、かなり費用圧縮した印象がありますね(汗) |
昨年は北海道に行ったので、1年を待たずして交換。区間走行距離は12786kmでした。 | |
こちらは同じ距離を走ったプラグ(CR9EK)です。それほど燃調を外しているような焼けではないのですが、交換後はアイドルも安定しますし、加速時の振動も少なく、また、吹けあがりも非常に鋭くなります。 あ、今回はYahoo!オークションにて安く落札(1790円/4本、振込/送料込み)しております。便利な世の中だ。 |
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