【06.03.04】
ってことで、強烈な臭いに耐えながらせっかく作った新しいメーターパネルは、デジタルモニターの液晶視野角に適応しなかったという哀しいオチになってしまいました。作り直す間、先日まで使っていたサイクルメーターに戻しても全然構わないんですが、その間、オドメーターの不一致がどんどん進行してしまいますし、寒空の下でホイールを外して左ディスクを外し、信号駆動用の磁石を取り付けるのも非常に面倒くさい上、パネルの作り直しが完了したらもう一度同じ事をしないといけませんので、さっさと作ってしまう事にしました。この間、せっかくメーターに照明が取れるようになっても、夜間は何も見えません(汗)
余っているFRP板を利用してもイイのですが、再度微妙な角度あわせが必要になった際に力業が多少使えた方がイイだろうという事で、ホームセンターにてT1.5mmのアルミ平板を手配。これ位の厚みが万能ハサミで無理なく切れるギリギリの厚みではあります。
で、タコメーターが填るΦ80mmの穴をアルミ板にあける必要があるのですが、このサイズのホルソーは残念ながら見つからず。円周上にドリルで穴をあけて行き、それを糸鋸で繋ぐって作業は月に何度もやりたい作業じゃない(非常に面倒くさい)ので、何かイイ工具は無いかなぁ…っと平板を買いに行ったついでに工具売り場を覗くと、自在錐という名前の木工用工具がありました。本来は壁やらバーチクルボードなどを丸くくり抜く工具なんですが、1.5mmのアルミ相手なら何とかなるだろうと、時間を金で買ってしまいました。ちなみに2079円(税込み)です。
こんな形をしています。 中心部の柱はΦ6mmですので、まず平板にドリルで6mmの穴をあけ、Φ80mm用にセットした自在錐をその穴にあわせてドリルを回します。 裏表から加工を進める事、ドリル同様、掘削面に潤滑油をこまめに差す事でかなり短時間にくり抜く事が出来ました。 焦らず、何度もなぞるのがこつといえばこつかも。 本来は木工用ですので、あまり無理は禁物です。 |
穴さえ開いてしまえば、あとは万能ハサミで作業出来る=部屋のなかで作業出来るので、この季節にはありがたいですね。
で、肝心のパネルですが、こんな感じです。
既に曲げやら塗装が全て終わってますが… 基本的には、先日作ったパネルの形を踏襲し、デジタルモニター部分のみを奥に折り曲げて角度を稼いだような感じになってます。 |
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メーターを嵌めるとこんな感じですね。 タコメータも奥に倒してもいいんですけど、どこでもウェスの収納スペースの確保(汗)と、伏せた時の視認性の絡みもあり、こんな感じに収まりました。 速度計なんてスポーツ走行では見ませんから。 |
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車体にマウントするとこんな感じです。 どちらもマジックテープで止まってるだけなので、サーキット走行時はラップタイマーとデジタルモニターの位置を入れ替えるのもアリかもしれません。…って、メーターハーネスの長さ、足りるかな(汗) 夜間実走はまだですが、跨って目視した限りでは、この角度でなら数字は問題なく見えるようです。 |
●デジタルモニターの特徴のまとめ オドメーターが再入力不可:サイクルメーターと違い、基本的にはオートバイでの使用を前提としているため、車検への対応の為にこのような仕様となったのだと思われる。
電池は何の為に?:ボタン電池を1つ内蔵するのですが、説明書によると、これは車体からメーターを取り外した時に「時刻等の時計データを保持」する為に必要だそうです。故に、時計の駆動にはバイクのバッテリーからわざわざ常時+12Vを引かなければいけません。どうせ電池を内蔵するなら、時計は電池で動かせばイイじゃん!っと、個人的にはこの設計には大いに疑問が残ります。(トリップや各種設定値はフラッシュロムに直接書かれるらしく、電池を外してもデータは保持されるそうです。試してはいませんが…)
速度計がかなり甘い:詳しくはこちらで別途検証しますが、アクティブさんのデジタルモニター速度計は5%ほど甘めの数字を表示(トリップとの関連はまだ不明)するようです。 オドメーターの入力不可同様、車検対応というか、日本国内の事情を反映している部分なのだと思われます。速度違反で取り締まりを受けた際のメーカーが負うリスクを考慮した結果だと思いますが、「計器」としての性能を犠牲にするのはどうなのかなぁ…
●個人的なメモ
デジタルモニター設置時の累計走行距離=90128km 故に、デジモニ上で9872kmの時点で実走100000kmとなる。今年中にいってしまうかもなぁ…
●掛かった費用の明細
品目 | 購入単価 (税込み) |
購入店 | 備考 |
アクティブ デジタルモニター スピード | 13041 | SBS スーパーライダース 取り寄せ |
常連価格かも(汗) |
FRP単板 T1.5 × 100 × 330mm | 1260 | スーパーラジコン | |
FRP用糸鋸歯 | 672 | スーパーラジコン | 12本も入ってた |
赤色LED(12V仕様) | 152 | マルツ | 高輝度ではないので安いですね |
9P ナイロンコネクタ | 435 | マルツ | 実は間違って12Pを買ってしまったりして(汗) 今回は以前の予備が出てきたのでそれを使用しました。 |
アルミ単板 T1.5 × 150 × 300mm | 420 | コーナン 福島大開店 | コーナンは偉大だ |
自在錐(木工用) | 2079 | コーナン 福島大開店 | 特殊工具は高いよ… |
M4 12mm 黒染めネジセット | 80 | コーナン 福島大開店 | 結局こちらで締結 |
M4 15mm 黒染めネジセット | 80 | コーナン 福島大開店 | 防振ゴムを挟むか悩んだので、少し長めのも用意 |
合計 | 18219 | FRP接着や、塗料、ハーネステープ、各種電線類は手持ち在庫を使用したので、それなりに費用圧縮が出来たかも。パネルの作り直しで、FRP関連の材料費が現時点では無駄になっってしまったのと、アルミパネルにΦ80mmの穴を開ける為に、自在錐を追加購入したのが痛かったなぁ… |
長期使用時のレポは随時このスペースに追記予定です。
っとまぁ、ほぼ1シーズン使った訳ですが、大きな不具合所か、小さな不具合も全くなく、極めて順調に使用中です。難点を強いて言えば、
対して利点の方もそんなに多くはないのですが(汗)、サイクルメーターと比較するとやはり夜間照明があるのは大変ありがたいですし、ツイントリップはオイル交換用の距離計として愛用中です。
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