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●もっとイージー(モトイージーもどき)の製作

【09.02.07】


う〜ん、ガンダム(笑)
これはこれでバルブが切れているようにも見えますね(汗)

 ってな訳で、

  冬になる→寒くなる→休みの日は部屋から出たくない→整備をしなくなる→サイトの更新が滞る

ってな黄金サイクルにピリオドを打つ日がようやくやってきました…(汗)

 GSX-R BBSに書き込んで下さった、同じGSX-R750K4に乗るu1さんのサイトを拝見させて頂いて、「モトイージー」なるライト消灯キットの存在を久々に思い出しました。というのも、以前に乗っていたR750Lはライト規制が始まる前の車種でしたので、右側グリップのスイッチボックスには当たり前のようにライトスイッチが付いており、モトイージーという製品の存在は知りつつも、装着の必要性が皆無だったのですが、現在のR750K4はバリバリのライト規制車種でして、キルスイッチでエンジンを停止して放置する癖の有る私は、スクールで何度も痛い目を見て来た… というか、実際にしんどい思いをしてバイクを押して下さるのは他のイントラさん達な訳ですが(汗、長年にわたって染み付いたこの習性は今年もきっと直る事はないってことで、これは装着の価値ありっと判断。いやぁ、ほんと、書き込みありがとうございます>u1さん

 モトイージーの製品単価は6000円程度みたいですが、なんだかんだでストックされている手持ちの部材で自作出来そうでしたので、さくっと作ってみる事にしました。…っつ〜か、製品の中身の写真を見ると6000円を出す気にはならないと思うのですが(汗)

 「モトイージー 自作 回路」なんてキーワードで検索すると結構な数のサイトがヒットしますんで、皆さん自作なさってるんでしょうねぇ。電線の長さなんかも愛車に合わすことが出来ますし。

 必要となる部材は、

って感じでして、殆ど全ての部品が手持ち在庫にあったんですが、生憎と整流ダイオードだけが無かったので、R750Lのメーターパネル作成時にお世話になった電材屋さんまでバイクに乗って買い出し。2本で1パッケージになってる、日本インターさんの10DDA10ってダイオードを2パック、計4本購入。税込みで84円でした(笑)

 あ、ダイオードを4本も買ったのは、熱でダメにしてしまった際の保険です。←ハンダ付けがヘタクソなので…(泣

 ってことで、無事に材料も揃いましたので、ネットに転がってる回路図を参考に、お得意の漫画絵で回路図兼配線図を書いてみます。っつ〜か、私は頭が悪いので、回路図から実際の効率的な配線に辿り着くのに時間がかかるんですよねぇ…(困)

R750K4 回路図  R750K4(E28カナダ) の回路図。(クリックで拡大)

 R750Lのと比べるとECMに入る電線の本数が滅茶苦茶増えてて、なんだかパソコンのフラットケーブルを思い浮かべたりして(笑)

モトイージー回路・配線図  こんなので回路図とか言うのも恥ずかしいんですが…(汗)

 しかしまぁ、こういうのをたまに描くのも老化防止にはイイのかも。

 一応、クリックで拡大します。

 
 で、上の図を参考にチマチマと配線すること小一時間。

 配線被膜を剥くのに指先が痛くなるのは毎度の事ですが(笑、なんとかこんな感じになりました。

 メス側のH4コネクタはブランド品のAMP製です。←余り意味が無い(笑)


 回路が出来上がったので、さっそく車体に仮組みして動作をチェックすると、

  1. イグニッションオン→上側(H4)消灯
  2. パッシングスイッチ操作→上側点灯(ロービーム)
  3. ディマーをハイビームに→上側点灯(ハイビーム)
  4. ディマーをロー+パッシング押しっぱなし→上側ハイ・ロー点灯

って感じで、1〜2以外はノーマルに準じた動きで一安心。*スズキ車の殆どはセルボタンによるライト消灯機能は働きません。

 基本動作がOKとなると、続いて「もっとイージー」の設置場所を探す訳ですが、意外とでかくなってしまいましたが工夫すればメーター下のスペースに上手く収まりそうなので、いつもどおり、アルミ板を切り出して簡単ステーを作ります。

 これまたいきなり出来上がってますが(汗、いつも通り、T=1mmのアルミ板を切り出してドリルで穴開け(φ8.5mm)後、バイスで曲げて、つや消し黒のラッカースプレーを吹いただけです。
 ちょっと心もとないですが、回路自体はマジックテープでステーに固定。

 全然関係ないですけど、マジックテープは100均ショップで見つけた時に買いだめしておくと非常に便利です。裏が粘着シートになってるタイプがバイクでは使いやすいと思います。

 実際の設置位置はこちらに決定。

 メーター下部を留めているボルトに供締めとしました。

 長いパーツを1カ所で留めているので、振動による金属疲労が心配ではありますが、ま、2〜3年は大丈夫… だとイイなぁ(汗)

 実車と写真ではずいぶん雰囲気が違うんですけど、丸目のプロジェクター1灯ってのは、ここ最近の8耐っぽい雰囲気で、悪くはないように思います。

 けどまぁ、55Wしかありませんので、「明るくて見やすい」とは言い難いです。←鳥目の私にはちょっと厳しい予感(汗

 ってな感じで、2009年最初の工作は大きな山場もなく、あっさりと終了しましたとさ。

おまけ:

 「もっとイージー」の動作風景はこんな感じです。

 何の為にクラッチを握ったのかは訊かないのが「大人」です(笑)

BGM: "Who's crying" by Sizzle

結論:

 予想された事ではありますが、ニュートラルで減光する回路も作ってみたくなりますね(笑)


追補:

 適法ではないオートバイで大手を振って公道を走る訳にはいかない立場なので、念のために、今回の自作パーツに関しての法的な見解を書いておきます。

 私のGSX-R750K4は2004年(平成16年)製造のオートバイですので、日本で登録して公道を走行する際には、道路運送車両の保安基準第32条の7、及び、道路運送車両の保安基準の細目を定める告示 第143条6項12が適用されます。

で、その具体的な基準としては、

 道路運送車両の保安基準第32条の7:二輪自動車及び側車付二輪自動車に備える走行用前照灯及びすれ違い用前照灯は、前各項の規定によるほか、原動機が作動している場合に常にいずれかが点灯している構造でなければならない。

 道路運送車両の保安基準の細目を定める告示 第143条6項12:二輪自動車及び側車付二輪自動車に備える走行用前照灯及びすれ違い用前照灯は、原動機が作動している場合に常にいずれかが点灯している構造であること。

を満たす事が求められており、R750K4の場合は、今回自作しました「もっとイージー」を装着した場合でも、イグニッションキーがONの位置であれば下段のH7プロジェクター(Lowビーム)が常時点灯となりますので、「原動機が作動している場合に常にいずれかが点灯している構造でなければならない」という道路運送車両の保安基準は満たしております

 これはGSX-R750K4が2灯式ヘッドライト且つ、上下のライトで別回路ある事に起因します。実は今回の改造にあたり、H7側も同時に制御する事も考えた(メインハーネス側の電線及びヒューズ容量を無視すれば、ロービームの回線をパラレル分岐するだけで完全消灯は簡単に実現出来ます)のですが、保安基準を鑑み、熟考の末、完全消灯の制御は諦めました。

 1灯式のオートバイや、回路の制御方法、また、車両の製造年月日によっては、ライトコントローラの装着は厳密には違法となる可能性があります。スイッチをつけること自体が違法なのではなく、「原動機が作動してる場合に常にいずれかが点灯している構造」でない事が違法となる事にご注意のうえ、自作や装着にあたっては関連法令を十分にお調べください。また、自作なさる場合は、全て自己責任にてお願いします

 尚、イエローバルブの適法性に関してはこちらをご覧下さい。







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