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●エンジンコンディショナー

【06.11.17】


春先にキャブを洗った際の2番インテークポート

 そろそろ総走行距離100000kmへのカウントダウンも始まり、「せめてこのオフにはピストンリングとステムシール位は取り替えてやりたいなぁ…」なぁんて思いは、場所の確保と予算絡みであっさり玉砕しそうな今日この頃。(泣 甲斐性の無さを嘆きつつも、春先のキャブ整備の時に撮影したインテークポートの情景が頭から離れず、なんかいい方法は無いかなぁ…っとネットを彷徨うと、エンジンコンディショナーなる製品のレポートがそこかしこに見られました。

 私自身はあまりケミカル/添加剤系の整備は信用してないというか、定期整備メニューとしてケミカルを使用する事が殆どなく、今のGSX-RではミリテックSTPさんのガストリートメント(これも半年位入れてないなぁ…)しか使った事がありません。入れるだけでオッケ〜ってのは確かにお気軽なんですけど、整備魂が揺さぶられないというか(笑)、汚れなんかは直接洗うのがやっぱ一番確実ですしね。自分の目で結果を確認出来ますし。

 けどまぁ、インテークポートやバルブステム、ましてや燃焼室のカーボンなんてヘッドを外さないと清掃する事は殆ど不可能(ポートならクリーナ吹いてブラシでなんとか洗えそうですけど…)ですし、前述の通りこのオフに実施は難しそうとなると、まぁ、騙されたと思って一度実施してみるか… っと相成りました。

 ネットで引っ掛かった実施例は殆どが4輪でしたし、バイクの場合も今風のダウンドラフトキャブのが多かったので、負圧ホリゾンタルキャブでの実施例もネットに上がってた方が誰かの役に立つかも知れませんしね。

 以下、私の実施方法をレポートしますが、かなり荒技整備の部類に入りますので、真似する場合はあくまでもご自身の責任において実施してください実施後にあなたのバイクが不調になった場合も、私は一切の責任を負うつもりはありません。 参考リンク:DIYの心得と注意

 商品の選定 

 エンジンコンディショナーの名前で検索するとWAKO'Sさんのエンジンコンディショナーとsoft99さんのキャブジェット辺りがよく引っ掛かるんですが、オートバックスなどの用品店まで出向くのもかなり面倒くさかったので(汗、ホームセンターコーナンに陳列されていたスミコーさんの PRO 353キャブクリーナー泡状 って製品をチョイスしました。同じ会社からエンジンコンディショナーも販売されているようなので、手に入るならそっちのほうがイイのかも知れません。

 コーナンで売ってた泡状のキャブクリーナ。売値は980円/本でした。

 ラベルの説明書きによると、主成分は ブチルセロソルブ という薬品(第2種有機溶剤)らしいです。

 ラベルの注意書き。

 結構劇薬扱いっぽい文言が並んでますね…(汗

 で、通常キャブクリーナというと、キャブレターの分解整備などの際に部品に吹き付け、汚れを落とす事が主目的だと思うのですが、このクリーナの説明書きには、いわゆるエンジンコンディショナーの使用法とほぼ同じ用例が書いてありました。

  1. エンジンを5〜6分間アイドリングして暖めてください
  2. エンジンを止め、エアクリーナを外してください
  3. 添付ノズルをしっかりと噴射バルブの穴に差し込んで、缶を良く振ってください
  4. キャブクリーナをエア取り入れ口一杯になるまで注入し、5分程放置してください
  5. アクセルを一杯に踏み込んだ状態でエンジンを始動させ、アイドリングを高めに保ちながらさらに5〜5秒間エア取り入れ口にスプレーしてください
  6. エンジンを止め、エアクリーナを取り付けた後、エンジンを始動し、白煙がなくなるまで空ぶかしをしてください
  7. 使用後は石鹸で手を洗ってください

だそうです。

 自動車や、ダウンドラフトキャブのオートバイならこのままの手順でも実施出来ると思うんですが、油冷後期のGSX-Rの場合、エアクリーナを外すことがまず大仕事になってしまいますので、このままでは実施出来ません。まぁ、春先にキャブレターの洗浄は済んでますし、今回の洗浄の主目的はインテークポートよりも奥の部分ですので、キャブを外して直接吹き付けるのが一番確実なんですが、エアクリーナを外す以上に手間が掛かりますので他の方法を探った所、キャブトップの負圧取り出し口経由でバタフライよりも奥に直接クリーナを送り込む事が出来る事に気付き、ようやく実施の運びとなりました。ちなみに、白煙が大量に出るのと、臭いや騒音などの絡みもあって、いつもの駐輪場では実施出来ませんので、長柄橋付近の淀川右岸(河口に向かって右側)の公園の駐車場で実施しました。←ただ単にコーナンからの帰り道で寄り易かっただけです(笑)

 実施手順

 キャブトップにある負圧取り出し口のゴムキャップ。

 このキャップを外すと…

 ポート側のこの穴と繋がってます。

 ちなみにここは、負圧の取り出し口兼、スタータ(チョーク)経由の混合気吐出口です。

 ピストンが下がって負圧になる事で、チョーク経由でこの穴からガソリンが出て来ます。

 キャップを外し、適当な長さのホースを接続したあと…
 こんな感じでクリーナと繋ぎます。

 もう少し短い方が良かったな>ホース(汗)

 塗装面にはかなり悪影響を及ぼす薬品ですので、カウルやタンクに飛び散らないよう、ノズルを押す時はウェスなどで養生してください。

 まずはエンジンを始動し、アイドリングノブで回転数を3000rpm程度まで上げ、クリーナの2秒噴射を10回位行ない、一旦エンジンを切ります。で、同様に2秒噴射を3回位行なってセルを一瞬回し、クリーナをインテーク内に少しづつ送り込む操作を何度か繰り返します。タバコを1本吸い終わる位放置し、多少スロットルを開けながらエンジンを始動。最初は3気筒っぽい音でしたが、すぐに4番にも火が入ったみたいでしたので、再度2秒噴射を10回位行ない、エンジンを切り、次の気筒に移ります。

 4気筒を一度に処理するのは色んな面でリスクが高い(1発死んだだけなら最悪3気筒で走れる)ですので、4→3→2→1の順番で作業。2番と3番はタンクの固定ネジ&ガソリンコックのノブを外し、タンクを少し持ち上げてホースを接続しました。
 あんまりきれいに写せませんでしたが、作業中はこんな感じの白煙が出ます。あまり風が無い日でしたので、セーターに臭いが…(泣

 白煙が完全に出なくなるまでには結構な時間を要します。エキゾーストノートも五月蠅いし、やっぱ駐輪場でやらなくて良かった…

 少し離れた所では、犬のブリーダさん(?)達が訓練をしてました。
 作業時の走行距離は5512+90128km=95640kmでした。

 こりゃ来年は確実に大台を迎えるなぁ…

 作業後のプラグ(4番)はこんな感じ。

 なんだかいつもとあまり変わらない気が…(汗)

 っとまぁ、こんな感じで作業をした訳ですが、肝心のポート内部の状態はキャブを外していない為、全く不明です。けどまぁ、いずれまたキャブを外す機会もあると思いますので、その時にでもまた観察する予定です。

 効果

 で、肝心の効果ですが、作業後は自宅に戻るほんの3km程しか走ってないのでなんとも言えないってのが本音なのですが、スロットルを煽ってからの回転の落ち(2500→1300rpmの間)が早くなり、心なしかエンブレもマイルドになった印象があります。アイドリングもちょっと安定した気もしますが、これは作業でエンジンがかなり暖まったからかも。(笑) また折りをみてこのスペーズに追記予定です。

 ただ、作業時に何度か排気口にウェスをあてがってみたんですが、カーボンの破片や粒が付着するってな事は全然ありませんでしたので、巷間で言われているように、カーボンがパリパリ落ちる!ってな事は無さそうです。ま、そんな事になっちゃったらバルブシートへの噛みこみとかも心配ですしね。ただまぁ、使った製品がエンジンコンディショナーではなくキャブクリーナですので(汗、あまり過剰な期待は禁物なのかもしれません。←面倒くさがらずに用品店に行けよ…

 それと、完全分解での清掃ではなく、ケミカルを使ってこの手の作業を行なうと、リングの隙間からケース内に薬品が入り込み、少なからずオイルを希釈するのは避ける事が出来ませんので、そういう意味でも万人にお勧め出来るメンテナンスでは無いようにも思います。

 あ、プラスチックパーツが沢山使われているBSTキャブレターの場合、製品の作業手順を無理矢理実行するとかなり悪影響を及ぼす予感がしますので、キャブの清掃が主目的の場合は迷わず取り外し、プラスチックやゴムのパーツをしっかり分けて洗浄してください。


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