【07.07.10】
自分のチョンボが原因で1年程前にもスロットルケーブル絡みでキャブレターを外したのですが、何回給脂してもスロットルが軽くならないばかりでなく、ハンドル側の遊び調節ネジがケーブルアウターと固着してしまってにっちもさっちもいかなくなったので、100000km到達を前にリフレッシュ作業を実施する事に決めたのはいいのですが、週末になかなか休みが取れず、ようやく取れた休みも雨だったりと、交換作業がなかなか実施出来ずにずるずると先延ばしに…
予報では雨だったのですが、ようやく晴れの日曜日と休日が重なり、交換作業を実施出来ました。しっかし、午前11時に開始して終了が午後7時ってのはちょっとなぁ… まぁ、作業結果が非常に満足のいく物だったので、苦労も報われたのですが、出来ればキャブの脱着なしにケーブル位は交換したいところ。何かコツがあるんだろうな、きっと。
キャブの脱着などはいつもの手順ですので、作業そのものの説明はバッサリとカットします。
新品のケーブルに交換するのはかれこれ6年ぶりですか… 古来から伝わる通り、新品のケーブルにはエンジンオイルを給脂してから組むのが私の流儀です。 |
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上側にオイルを溜めて一晩放置しておくと、重力でケーブルのインナーを伝わって下側から出てきます。急ぎのときはワイヤーインジェクターなんかが便利なんでしょうけど…←持ってない奴(笑) |
今回はズボラをしてアンダーカウルを付けたままキャブレターの取り外しを行いました。せっかくなので、ケーブルの交換だけでなく、キャブレターの洗浄も同時に行う事にします。
洗浄中のキャブレター。 昨年末に使った泡タイプのキャブクリーナーが余ってましたので、内部、外部、リンク部ともかなり入念に洗浄しました。バットの隅に汚れを吸ったキッチンペーパーが…(汗) |
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無事に洗浄も済み、ケーブルを取り付けたところ。 こうやって写真で見るとあんまり奇麗になってませんね(汗 |
1番の写真。 前日がスクールだった事もあるのでしょうが、以前と比べるとずいぶんとカーボンの付着がマシになってます。 |
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2番。以前と比べると右側のバルブステムへのカーボン付着が気になるところ。 | |
3番。今回は3番が吸気工程だったみたいです。1番同様、以前と比べるとなんだかずいぶんとマシな感じがします。 | |
最後が4番。これまた随分と奇麗になってる気がします。 |
新旧エアクリーナ比較。 | |
交換済みのプラグ。今回も標準から1番手落としたCR9EKをチョイス。 | |
作業時の走行距離=9633.4+90128=99761kmだった模様です。 100000kmジャストの瞬間はきっと通勤途中で見る事が出来ないだろうなぁ… ちなみに、この撮影終了後にキャブレターを車体に組みはじめましたので、決して「あとは外装を付けるだけ」の時間ではないです…(泣 |
っとまぁ、この後は粛々と作業を進めていき、今回もネジ余りや紛失もなく(セカンドエアクリーナをとめているネジが落ちて随分探しましたが)無事に組み終わり、タンクを乗せてコックをPRIに捻り、30秒待ってからセルをまわすと無事にアイドリングを始めてくれました。オーバーフローも無く一安心です。
で、この日は夜にバンドの練習の予定が入ってまして、久しぶりにバイクでスタジオに向かったのですが、駐輪場から出るときにいきなり前輪が持ち上がってたまげてしまいました(汗 ま、多少急いでたってのもあるんですけど、スロットルが非常に軽くて、思った以上にグリップが回ったみたい。転けなくてよかった(笑) ケーブルは伸びるだけでなく、取り回しの形状に沿って時間とともに変形(癖がつく)してしまいますし、ケーブルのインナーは樹脂製ですので、ケーブルと擦れる事で少しづつ溝ができて織り目が引っかかったりするんでしょうね、きっと。
それと、ついでの作業のつもりだったキャブの洗浄(これが結局一番時間が掛かった)が相当効いたみたいで、今まで経験した事がないようなアイドリングをしております。
嬉しくてスタジオの帰りに携帯で撮った動画です(笑) 夜中なのであまり吹かせない… アイドルの安定もそうですが、回転が落ちるのがとても早くなったのが印象的です。 |
ってな感じで、いよいよ100000km走破が目前な訳ですが、今回の作業時もフューエルホース(痛恨の未手配)やらブリーザホースやらのゴム類の劣化がかなり気になってしまいましたし、同じバイクに長く乗るのも、それはそれで大変だなぁ…などと思ってみたり。
けどまぁ、これからもよろしくね>あげは
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