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●セルモーターの点検と構造

【06.12.10】


予備で持ってるセルモーター。使う日は来るのか?

 ってなわけで、年も押し迫って来ておりますが、GSX-Rに関しては大きな整備の予定も無い=更新の予定も無いって感じで、なんだか気が引ける今日この頃。

 何かネタは無いかなぁ… っと更新作業を念頭に置いて周りを見渡すってのも実はあんまり好きな生き方じゃないのですけれど、Safariのブックマークを辿ってKartzさんのサイトにお邪魔した所、なにやらセルの不調との事で交換記事が掲載されており、「そういや俺も以前に予備部品を手に入れた気がするけど、あれって何処にしまったっけ?」っとベランダの物置をゴソゴソっとすること1分(小さな物置ですから…)、開梱した形跡すらない(汗、セル&ジェネレータセットが出て来ましたので、二番煎じの感も拭えませんが、内部構造を確かめる為に分解/清掃してみました。

 全然関係ないですが、セルやジャネレータ、イグナイターなど、ある日突然壊れる可能性があり、且つ、交換だけで容易に修復する事が予想されるパーツは、出来るだけ予備を持つように心がけておくと精神衛生上非常に宜しいと思います>絶版車乗りの方々 マメにオークションを覗いてると、ひょっこり安く落札出来たりしますしね。

 …ちなみに、このセルモーターは480円、同時に落札したジェネレータ(オルタネータ)も同じく480円だったみたいです。

 この2本のプラスネジを取り外すだけで分解出来ますが、片方は簡単に緩んだんですが、残りの1本がかなり固着してて、危うくなめそうになりました… やっぱ、久しぶりに工具を握るとダメだな(泣

 そうそう、セルはかなり重たいですよ。

 分解が完了した所。このセルは '88 GSX-R750Jの物らしいです。

 内部にはカーボンの粉もそれほど溜まっておらず(それでも手は真っ黒になりましたが)、値段から考えると程度は極上かと。

 デンソーさんのOEM品ですね。

  • スズキの品番は 31100-27A01

  • デンソーさんの管理番号は 128000-6290
みたいです。

 以下は簡単な構造レポートです。

 アマチュアと呼ばれる大きなコイルがボディの中に納まってます。

 昔のセルは断線したら巻き直しが可能だったらしいですが、このコイルは周りが樹脂で固められてますので、万が一の断線時はAssyで交換するほか無いと思われます。

 また、このセルにはベアリングなどは使われておらず、ギア側のボデイーに砲金メタルっぽい軸受けがあるだけでした。アマチュア側にオイルシールが組んであるので、ケース内部のエンジンオイルでの潤滑を念頭に置いているのだと思われます。(写真は後端の軸受け=潤滑機構無し)

 ボディーの外周には4枚の永久磁石が貼付けられてます。

 接着剤で取り付けられているので、万が一剥がれてしまうとアマチュアに引っ掛かってしまうかも。クリアランスもタイトですしね。

 ただ、永久磁石はネジなどでトルクを掛けると簡単に割れてしまうので、メーカーさんも頭が痛いんだと思います。

 試しにスパナをくっつけて遊んだりして(笑

 サイクルメーターに使った希土類磁石よりは磁力は弱いみたいですが、コストとの兼ね合いもあるんでしょう。

 続いて、一番トラブルが起き易い、ブラシの部分です。

 2つあるブラシのアース側。

 ブラシはカーボンの固まりで、アマチュアとの接点であるコンミテータと接触する事で徐々に磨耗しますし、その際にカーボンの粉が出ます。

 ちなみに、カーボンは電気を通しますので、メーターパネルなどの電装品をカーボンパネルで作る時は、アルミパネルなどと同様に絶縁対策をしっかりと練ってください。

 実際に組み込むとこんな感じなのかな。セルボタンを押すと右側のブラシに+12Vが掛かりますので、ベースプレートには絶縁の為の基盤が噛ませてありますね。

 中央のコンミテータと擦れて減った分だけ、カーボンブラシがゼンマイバネに押されて前に出てくる、カムチェーンテンショナーっぽい構造です。

 掃除の様子は撮り忘れましたが、この辺りに溜まってたカーボンの粉を重点的に清掃しました。

 あとは元通りに組み立て(後端の軸受けには薄くグリスを塗っておきました)て、あげはに組み込まれる日を待つため、再び物置の中に…(笑)

 以下はおまけです。

 ケースにネジ止めされる部分の座面。

 セルはボディーアースですので、この座面でアースされますから、塗装部分は奇麗に整えられてます

 実はセルの殆どの接続部分にはOリングが使われております。

 オイルなんて中に入ってないのになんでだろ?っと疑問がわいたのですが、これは油脂の流出を防いでいるのではなく、外部からの水の侵入を防ぐ為の物です。

 バイクのセルは外部に剥き出しで実装される上、大電流が流れますので、ショートすると大変ですもんね。

 ついでに見つかった、イナズマ400用のスタータカバー。

 こっちがNGだった際に、新たに2000円で落札したのをすっかり忘れてました(汗

 イナズマのカバーも裏側にはリブが立ってないみたいです。

 古い写真の使い回しですが(汗、セル周辺の構造はこんな感じ。

 間にアイドラギアを挟んで増力してクランクを回す様子がよく分かります。

 ちなみに、今回のセル側の歯数は10枚でした。


 セルの交換はカバーを開けた状態でやった方が楽(アイドラギアを取り外せば楽にケースに挿入出来る)ので、前述のカバー交換時に同時に実施する予定ですが、季節は既に冬なので、野外整備は出来るだけやりたくないですから(汗、実施は来年の春先になるかと思います。

 それと、カバーの形状が違う=750と1100ではセルの規格も違う可能性もかなりありますので、予備部品確保の際はお気をつけ下さい。


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