【04.02.28】-2
>> あっさりと次の手段に移行することにします。
ってご大層に書いてますが、結局標準の磁石駆動に切り替えただけなのですか。(汗)
ただ、事前調査でも分かっていた通り、サイクルメーターをオートバイに流用する場合、どこに、どうやって磁石を装着するのかが一番の問題点となります。両面テープで貼り付けたり、エポキシパテで埋め込んだりと、皆さん相当苦労なさっているようです。
で、私が今のところ考えている方法はというと…
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東急ハンズで2個800円で売ってる穴あき磁石。サイズは、12mm×7mm×6mm(外径、内径、厚さ)です。もう一回り小さいのがあれば更に使いやすいのですが… |
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手持ちのヘキサ皿ネジと組み合わせるとこんな感じです。 この状態で磁石を抜こうとしても抜けない程度の磁力があるようです。(親指の爪が割れた(泣)) |
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磁石のスペックはこんな感じです。 外径10mm、内径5mm程度のであれば更に使いやすいんですけどね。 |
で、これを何処につけるつもりなのか? なのですが、一度でもフロントホイールからディスクを外した事がある方ならご存じかも知れませんが、ホイールのハブには上手い具合に空洞部分があります。
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Yahoo!のオークションから拾ってきたGSX-R250のフロントホイール写真。 軽量化の為か、はたまた鋳造時に必要なのか、5本の締結ボルトの間は空洞になっています。そこで… |
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ローターのハブ部にφ6mmの穴を開け、そこに穴あきマグネットをボルトで締結しようと思っています。タップを切るのもイイかも知れませんね。 一般的なフェライト磁石はトルクをかけるとすぐに割れてしまうので、ネジ止めを計画しているなら、多少高くても今回使っているタイプの磁石の方が使い易いと思います。 |
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斜めから見るとこんな感じです。もう少し薄い磁石があればベストなのでしょうが仕方がないですね。 ちなみにこれは以前使っていた、すり減ったディスクの残骸です。なんでも捨てずに取っておくものですね。(笑) |
っとまぁ、こんな感じで考えているのですが、ホイール左側にはメーターギアが鎮座しており、実はあまりスペースに余裕がありません。スピードメーターのデジタル化が完了すればこのギアは不要になるのですが、単に取り去るだけではNGですので、何らかのスペーサーが必要になります。こういった小物はワンオフするとかなり高くつきますので、何か流用出来る部品はないのか…っと探すと、さすがGSX-Rというか、スズキというか、同じ油冷エンジンでもフロントホイールからではなく、フロントスプロケット側からメーターを駆動しているバイクが何機種かあります。現行のGSF1200もそうですし、GS1200ssもそうですね。特にGSF1200は先代がフロントホイール駆動のスピードメーターですので、これのスペーサーが使えそうです。ただ、油冷GSX-R系のホイールとは品番が違うので、一抹の不安がよぎりますが…
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いきなり写真が登場しますが(笑)、左がGSX-R系のメーターギア、右がGS1200ss用のスペーサーカラー(54750-32F00)です。実はかなり前に手配していたのですが、前輪を外すのが面倒くさくて、ついつい仮組みを伸ばしていたのです。(汗)←部品を無くさなかった事は奇跡に近い(笑) |
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外した前輪にあてがうとこんな感じです。アクスル径はφ20mm。 スペーサーの質感はかなりスズキっぽいというか、はっきりいって安っぽいです、ハイ。 それにしても汚ねぇホイールだなぁ…(汗) |
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フォークに組むとこんな感じです。ホイールの品番が違うのですが、問題なく組めましたし、ブレーキのセンターも問題なく出ます。 メーターギア、スペーサーとも厚さが34mmでしたので当然ですね。(笑) 結局この後すぐにメーターギア仕様に戻しました。 |
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一見プラスチックっぽいですが、アルミの鋳物です。 |
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左側がフロントフォークに、右側がホイールベアリングの内輪にそれぞれ当たることで前輪の位置決めをしています。 よって、この厚みが同じスペーサーと入れ替えれば、メーターギアを撤去しても前輪は同じ位置に来ます。 |
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こっちがメーターギアを撤去した際のスペーサー。磁石にくっつきますので、素材は鉄系だと思われます。が、最低限の強度を確保出来るだけの材料しか使われていないので、メーターギアよりはかなり軽量です。 |
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ホイール側のメーター駆動用の突起をカバーするツバさえ必要なければ比較的簡単に作れそうですね>スペーサー |
ってことで、当初の計画であったピックアップコイル駆動ではなく、通常の磁石駆動でのスピードメーターのデジタル化もだんだん目処が立ってきました。
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