【10.04.11】
ってな訳で、今年は車検の年なんですけれど、タイミングの悪い事に、昨年交換したBT012ssの所々からスリップサインが顔を出し始めまして…(泣 前回の交換が2009年4月、走行距離15500km時点ですので、約1年、距離にして約6000kmで交換時期となりました。車検さえなければあとすこし交換を先延ばしに出来た気もするんですが、ま、仕方ないか。
で、今回は何を履こうかと色々物色した訳ですが、私の場合、スクールにご協賛頂いている関係で自腹購入する場合もBridgestoneさん以外のメーカーさんのタイヤは選択肢からはずれる訳で、巷間評判のピレリさんのエンジェルSTを試してみたい気持ちを抑えつつ、BSさんから今年新発売となったBT023をチョイスしてみました。
いわゆるツーリングレンジのタイヤを履くのは油冷機時代のBT014以来となります。実際、BT014ってタイヤはツーリングレンジであると謳われながら、実際の耐摩耗性はBT012ssとあまり大差がありませんでしたから、今回もBT016やらBT003STあたりのスポーツツーリングタイヤも候補ではあったんですが、他のイントラ車両に既に装着されていたりしますんで、ここは新製品を履いておくのがスクール的にも宜しかろうってな判断だったりします(笑) ま、実際、グリップに関してはスクール用途では全然心配はしてませんし、自腹を切っての購入でもありますので、多少はロングライフも期待してたりするんですけど、どうなる事やら。
交換直前のフロントタイヤ。個人的な好みで言えば、センターのグルービングなどを含め、最近のタイヤの中ではトレッドパターンが一番気に入ってるタイヤです。 | |
こっちはリア。これで交換しちゃうのはかなり勿体ない気もするんですが、溝の有無だけでなく、やはり全体的に磨耗が進行し、タイヤのラウンド形状そのものがかなり変形してきていますので、ちょうどいいタイミングだった… っと思えるほどの経済的余裕が欲しい(泣 |
で、銘柄が決まればあとは何処で交換するかって話なんですが、ちょうどタイミングよくRSタイチさんから春のバーゲンのDMが届きましたので、超久しぶりにバイク用品屋さんでタイヤ交換をしてもらう事にしました。用品屋さんでの交換作業は油冷機時代を含め殆ど記憶がありませんから、なんだか結構新鮮だったり。
朝10時の開店に合わせて松原店に乗り付けたんですが、開店前にもかかわらず既に何台かバイクが停まっており、そのうち3台がタイヤ交換予定だったらしく(泣、交換作業そのものはお昼の12時から開始となってしまいました。ま、あれやこれやとパーツを眺めながら時間を潰せますので、それほど待った印象は無いんですけれど、やっぱ、タイヤ専門店やDIYでの交換作業と比べると小回りが効かない感じはありますね>用品店
一旦ピットにさえ入ってしまえば、手際よくリフトアップ→ホイールの取り外しっと作業はサクサク進んでいきます。 | |
これはチェンジャーでリアを組んでるところですかね。今回もチューブレスバルブの交換をお願いしました。 | |
で、ダイナミックバランスを取ってくれてるところです。ピットでの作業を店内の休憩スペースからガラス越しに見ることができるので、結構楽しかったり。 | |
無事交換が終了したフロントタイヤ。パターン自体は一時期のミシュランマカダムのリアタイヤみたいな感じ。個人的にはあまり好きなトレッドパターンじゃなかったりします(汗) | |
こっちはリアタイヤ。パターン自体はかなりオーソドックスな流れを汲んでるパターンで、フロントほど見た感じの違和感は感じません。 |
ってかな感じで、特に大きな問題もなく交換作業は無事終了。気になるお値段なんですが、
で、商品代金が 35939円、工賃が1本あたり2100円の4200円、エアバルブが315円/個で630円の総計40769円となり、ここからDMの割引券500円、未使用ポイント3100円を割り引いて、総支払額は36539円でした。(実際の計算式はもうちょっと複雑だったりしますが割愛) やっぱ、ビッグバイクを維持するのは金が掛かるなぁ…
軽くなった財布を胸に(泣、阪神高速経由で帰路についた訳ですが、BT023のファーストインプレッションは、なんだかバイクが大回りするというか、
リアが寝る→フロントに舵角がつく→バンク角が安定する
っといった一連の動作が、交換前のタイヤと比べるとかなりゆったりしたリズムに感じます。悪く言えばモッサリ・ダルな感じで、決してキビキビしたハンドリングじゃありませんし、左右への切り返しの際も、ボディアクションを少し大げさにしないと(私の場合は)倒し込みのポイントが自分の想定よりもかなり遅れてしまう感じがして最初はかなり焦りました。ただ、バンキング開始から一定バンク角に落ち着くまでの挙動は非常に良好で、ここでのいわゆる一次旋回のフィーリングは結構気に入ってたりしますので、タイヤに合わせたライディングさえ出来れば、神経質な動きをしない分、疲れも少なくなるように思います。GSX-Rのようなスーパースポーツ系のバイクに履かせるより、いわゆるネイキッドタイプのバイクに履かせれば、さらにこのタイヤの特性が活かせるんでしょうね。
ま、なんにしても、これから暫くはこのタイヤのお世話になる訳ですので、雨天時の操安なども含め、これからまたボチボチと追記していければと思います。
【10.05.05】
っとまぁ、ここまでが先月に書いておきながら更新出来てなかった原稿なのですが(笑)、その後2回のスクールを経てますので、それを踏まえての印象など。
交換直後の「バンキング開始がワンテンポ遅れる」ようなフィーリングにはかなり慣れてきましたが、やはり多少の違和感を感じ続けています。特に直列パイロンやシケインなど、バンクtoバンクのような動きが必要になるシーンはあまり得意じゃないタイヤのような気がします。ただ、バイクが寝た状態での安定感はとても良好ですし、直進安定性も悪くありませんから、ツーリングタイヤというコンセプトからするとこのフィーリングはアリなんでしょうね。
スクールを2回こなしたあとのフロントタイヤ。伝統的なBSっぽいコンパウンドの荒れ方とでも言えばいいのかな。もう少し空気圧を探るといいのかも。(今は2.3kg/cm2で乗ってます) | |
こっちはリア。トレッドパターンの角が削れてくるのはいつものパターンですが、フロント同様、コンパウンドも少し荒れ気味ですね。リアはいわゆる3分割構造らしいのですが、コンパウンドの境目はよく分りませんでした(笑) |
なんにしても、グリップ自体は破綻の気配一切なしですので、倒し込みのアクションを今までより気持ち早めに起こしさえすれば、かなり楽にライディング出来るタイヤだと思います。
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