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●'89R750RKステッププレートへの換装

 
左がR750Lノーマル、右がR750RKのステッププレート

 年末年始の大掃除でRのスペアパーツを整理していると、存在をすっかり忘れていたパーツがゴロゴロと出てきてびっくりしました。(笑)そんな中、今年の改造初めに白羽の矢を立てたのが(どうでもイイが表現がオヤジくさいな(笑))この'89RKの左ステッププレートへの換装です。......地味でごめんなさい。

 このパーツは1昨年、RKにお乗りのしのプさんからRK用ノーマルステンエキパイと同時に譲っていただいた物で、実は一度換装を試みた事がありました。当時は左右同時にRKのプレートへ交換していたんですが、右側のプレートのクリアランスがシートレールとギリギリだった(RKはシートレールの形状が違う)ことと、リアマスターのロッドに繋がる部分のリアブレーキペダルの形状がRKとLでは異なる為、Lのリアマスター+RKプレート+RKペダルの組み合わせでは好みの位置にペダルをセットできず、泣く泣くノーマルに戻したという経緯があった曰く付き(そんな大袈裟なものではない)のパーツです。良く考えれば「Lのリアマスター+RKのプレート+Lのペダル」の組み合わせなら問題がなかった気もしますが、左側に比べて構成パーツが多い右ステップ周りを何度も組み立て/分解する気力も無く、いつの間にやら部屋の肥やしと化しておりました。(笑)リターンスプリングの組みつけが面倒なんですよねぇ>右側

 時は流れて2001年末。いつの間にやらパーツのストックは増え、当時では現場で合わさなければいけなかった様々な検証が暖かい部屋の中で出来ますので、LとRKのスッテププレートをいそいそと比べてみる事にします。専用部品が多いことで有名なRKですし、なんたってTT-F1のベース車両、きっとポジションも大きく違う筈.....っと思っていましたが、あのヨシムラさんでさえバックではなくフォワード(前進)ステップをリリースしたこの年代のRです、何の事は無い、フレームのマウント穴、ステップの固定穴とも全く同じ位置でしたとさ。(笑)

 じゃ、換装に意味なんて何も無いじゃん! いえいえ、実はそうでは無いのです。

 スポーツ走行を本格的にするようになってくると、自然とヒールグリップというか、くるぶしグリップというか、要するにブーツのくるぶしの内側でバイクをホールドする機会が増えてくるのですが、実はLの(って事はRKを除く油冷後期全車)ステッププレートのヒールガード部分は左右でフレームからの距離が違うんです。右側のステッププレートは、リアのマスターシリンダをマウントする必要から、左側と比較すると2cmほど外側にせり出す形状になってるんですね。対して左側のステッププレートは完全なプレート形状となっており、くるぶしでマシンをホールドした時、なんかシックリこなかったんです。....っつ〜か、ステップバーの換装と同時に作業しろよな>俺(笑)

 これはノーマルの左ステッププレートを後ろから見たところ。ちなみに交換作業の途中で写真を撮ったのでチェンジペダルは垂れ下がってます。

 手前がRK、奥がLのプレート。RKのプレートはヒールガード部分が外側にせり出してます。

 2枚を重ねると穴位置が同じことが分かります。

 どうでもいいですが、よく見るとこの部分、別体部品を溶接してるんですね。手間かかってますな>RK

 裏側はこんな感じ。Lの鋳型には軽量化の為(?)のスリットが入ってますがRKのにはありません。なんでだろ?強度を稼いでるんでしょうかねぇ?

 ま、そんな大層な改造でも無いのですが、こっちが換装前。赤い矢印がヒールガード部分です。

 こっちがRK用のヒールガード部分。こうして比べるとかなり外側に張り出しているのが分かりますね。

 こっちがノーマルLの右側のプレート。マスターシリンダをまっすぐに押す為、もともと外側に張り出してます。

 これでほぼ左右のヒールガードの位置が揃う事になります。

 .....だからどうだ?と聞かれると「一体感が向上する、しっくり来る」ってだけなんですけどね。(笑)

 こっちは右側。但し現在はLのノーマルを使用中で、これは以前に仮組みした時のスナップ。シートレール形状の違いで上の矢印部分が少し干渉する。

 それと下側の矢印部分、ブレーキペダルとリアマスターの接続部分の角度がRKとLとは違う為、これ以上下げる事が出来ない。(正確にはリアマスターのロッドの長さも違う(RKのロッドの方が短い))


【02.03.10】追記

 先の転倒で右側のステッププレートが破損(反り返った)のを機に、再度RKのステッププレートに付け替えています。結論からいえば、RKのプレート+RKのペダルの組み合わせで大きな問題もなく使えてます。(汗) 先のレポートの干渉部分ですが、ギリギリ(コンマ1mmぐらい?)のクリアランスはあるみたいですね。換装に際してはブレーキスイッチを駆動するバネの折り返し部分を少し引き延ばして全長を稼ぐ必要がありましたが、それ以外はほぼボルトオンと考えていいみたいです。何かのご参考になれば。

RKの右側プレート装着写真

 現在の右ステップ周り。ステップバーはタンデムステップを利用。

RKプレートとサブフレームとのクリアランス

 RKとはサブフレームの形状が違う為、クリアランスがかなりタイト。個体によっては干渉するかもしれませんね。

ブレーキスイッチ駆動用バネ

 Lのブレーキスイッチ周りを流用する場合、このバネの全長が短すぎる為、スイッチに引っ掛ける部分を少し延ばして全長を稼ぐ必要があります。








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