【05.06.18】
>>また近々全バラになる予感が…
なんて事を先週書きましたが、結局2週続けてのフロントフォーク関連作業となりました。(汗)
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一番怪しい部品は左の写真の矢印のパーツ。 Mのフォークはダンパ下部(写真では上側)にスプリングが被さるので、このパーツが破損/変形しているとすると、スプリングの内壁に干渉しそうですし、それによってダンパロッドの締め付けがきつくなるって感じだと今のところ予想しています。(けど、オイルにはそれらしい破片は混じって無かったんだよなぁ…) Mのパーツリストは持ち合わせていないので、部品単体で出るのかも不明。 インパクトが無いので取り外して確認できなかったのが悔やまれます。 |
ってな感じで考えていたのですが、このまま乗り続けるのはなんとも気持ちがモヤモヤするので、勢い余って新品のカートリッジを注文。お値段は16000円也(泣 …なんですが、パーツリストのダンパ単体(52110-18D20)で注文したのに、減衰調整用のニードルアジャスタやらも一緒に組まれて届きました。(汗) 該当品番のラベルとともにパックされているので、誤出荷って訳でも無さそうでし、もともとニードルアジャスタは交換したかった部品ですので、結果オーライかも。
ってことで、SBSさんに再度SSTをお借りし、いそいそとカートリッジを交換しました。
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SSTの使い方。 フォークのトップキャップを外して、カラーの穴にSSTをセットします。 |
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で、SSTのネジを締め込むと、カラーだけが下がります。1人での作業の場合、倒立フォークだけでなく、正立のカートリッジフォークにも必須な工具です。 そうそう、アルミ製だと思っていましたが、どうもステンor鉄にメッキのようです。 |
で、フォークキャップが外れたらオイルを排出したのですが…
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右側のフォークオイル …わずか1週間、距離にして120kmでこんな色に(汗) よく見れば金属粉もチラホラと… |
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こっちは左側。これが正常な気がします。 |
今回は電動インパクトレンチも同時にお借りしたので、いそいそと右側のカートリッジを取り外してみると…
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ダンパロッドに取り付けられた白いプラスチックのカラーの下部が一部破損しています(泣 また、カートリッジ上部にも随分きつく擦れた痕が… |
干渉する物体はスプリングしか考えられないので、まずカラーが破損し、スプリングと干渉→スプリングが曲がりながら縮む→カートリッジに干渉ってな感じなのだと思います。何にしても部品を手配しておいて良かった。
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新旧カートリッジの比較。 品番は変わってないのですが、新しいカートリッジ(左)のプラスチック部分はリブが立ったものに変更されてました。今回の破損部位とは異なりますが、対策部品なんだろうなぁ、きっと。 |
あとは逆手順で組み立て、油面調整後に車体に組んで完了。工具返却もかねてSBSさんまで試走しましたが、1G近辺のゴツゴツ感も綺麗に消え、とてもイイ感じです。今回は右側フォークのカートリッジしか交換していないのですが、金銭的な余裕があれば左側も交換してもイイのかも。
そうそう、カートリッジ単品でストロークさせてみたのですが、オイルの抜けたステダンのような手応えとでもイイますか、内蔵されている「筈」の伸びきり時のリターンスプリングの手応えが新旧とも無く、両端で「カツン、カツン」っと金属音が… なんでだろ? これで正常なのかなぁ…
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今回お借りした工具達。ほんまSBSさんにはお世話になりっぱなしで頭が上がりませんです、ハイ。 どっちの工具もそろそろ買ってもイイ頃なのかもなぁ… |
先日の猪名川サーキットライディングスクールで88R750Jに跨る機会があったのですが、やっぱOHしたてとはいえ、倒立フォークの初期動作は渋い!って気がします。跨ってフォークを押し比べるとその差歴然… それでも苦労の甲斐あって、相当マシな動きをするようになりました。
SBSさんで読んだモトメンテの別冊(軽いのが一番)にオイルシールメーカーさんの発言記事があったのですが、やっぱ、オイル漏れ対策の為にリップの構造がかなりタイトなようです。RS125なんかも、最初期は公道向け市販車のシールと共用してたのが、後になってリップが緩いレーサー専用品に変わったとか。
内径41φなのでシールの種類に困る事は無さそうですので、最新600cc(VJ23γはR750L/Mと同じシールだった…)あたりのシールサイズを調べてみる事にしようと思っています。
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