ジムカーナなんて競技をやっていると、消耗品の交換サイクルが異常に早くなります。一番の消耗品はタイヤなのですが、次いで減るのがブレーキパット。特に酷使するリアブレーキのパットは、サーキットや街乗りメインのユーザーと比較出来ないぐらいに減ってしまいます。まぁ、もう慣れたけど。今までの経験からいくと、どんなバイクでもフロント1回につきリアが2回ペースかな。それはこのRでも同じで、納車時に前後新品だったブレーキパットはフロントがまだ1セット目で残り3部あるのに対し、リアは2セット目が終わりました。
まぁ、金のかかるフロントが長もちするのは懐にも優しいと言えるのですが、3000Km毎にリアパットを新品にするペースなので余り金はかけたくない。姿勢制御が主な目的なので、効きそのものよりも耐久性とコントロール性さえそこそこならブランドなんてどうでもいいので、バイク屋の色んな総合カタログを漁り、「安い」をメインに探したところ、2900円/キャリパーってパットを発見。早速取り寄せてもらいました。
国内ではアファムジャパンさん扱いのCARBONE LORRAINEって聞きなれないメーカー(フランス製)で、グレードは一番安いストリート用です。そのくせシンタードメタルらしい。
交換ついでにキャリパを洗浄。スズキのリアキャリパはダストブーツを被せてあるので、それを取り外して水洗い。乾かした後にシリコンスプレーを吹き、何度かピストンを揉みます。取り外したパットは残り1mmって感じでギリギリでした。鳴き止めプレートはだんだん痛んできていて、表面のテフロンコートが一部剥げてきています。取り寄せていないのでペーパーで軽く磨いて再利用。パットピンも磨き、新しいパットの角をヤスリで面取り。シリコングリスをパット背面に薄く塗り、表面を脱脂、後は組み込むだけ。ダストブーツの組み付けに少し難儀しましたが、無事完了。ペダルをポンピングして取りあえずは試走に出かけます。
少しブレーキを引き摺りながら、いつもの広場に向け走行。だんだん馴染んでくる踏みごたえが伝わってきます。途中何度かリアのみでブレーキングしたりして、到着。早速ローターをチェック。
いい感じでリアローターが色付いてきていました。ちょこちょこ8の字を描いたりして感触を探ると割といい感じ。初めて試すパットなのでインプレはもう少し経ってから書きます。けど、ウェアインジケーターの溝が無いパットなので残量管理はきちんとしないと危なそうです。
同時にフロントも交換しようと思っていたのですが、まだ3分山だったので今回はパス。パットはすでに手配済みで、SBSってメーカーを試してみるつもり。ちなみにYahoo!のオークションで左右2キャリパー2000円でした。当然新品。市価の1/4なのでいい買物だったな。交換はサーキット走行直前を目論んでいます。ハズレなパットだったらショックでかそうだけど。
上記文中に登場する「泣き止めプレート」ですが、先日パーツを発注し、交換済みです。テフロンコート?も真新しく、どういう効果があるのかは知りませんが(笑)気分はいいですな。
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