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●オルタネータとセルモータの交換

【07.01.14】


新旧セルモータ比較。右側が今までのセルモータです。

 ってな訳で、部品を引っぱり出しちゃうとバイクをいじりたくなってしまう性格故、結局本日、オルタネータとセルモータを予備部品に交換してしまいました… 別に不具合がある訳では無いので、完全に趣味の領域なのかも(汗 けどまぁ、どちらの部品もブラシという消耗品が内部に入ってますので、10万キロを迎える前に、点検済みの部品に交換するのもあながち意味が無いとは言えない…とイイなぁ(笑)

 油冷エンジン搭載機種であれば、手順そのものは殆ど同じだと思いますので、何かのご参考になれば。

 アンダーカウルを外せばオルタネータの固定ボルト(3本)には容易にアクセス出来ますが、ボルトを外すだけではオルタネータは引き抜けません。

 工具のサイズは対辺12mmですが、かなり奥まった場所にあるので、ソケット+エクステンションよりもTレンチで作業するのが確実です。

 引き抜く際にスプロケットカバーが干渉するので、事前に外しておきます。

 オルタネータの電線は、シート下のヒューズボックス前まで引き込まれています。

 ってことは…

 サイドカバーを取り外し、バッテリーケース横の黒いプラスチックカバーを外して、電線のクランプを緩め、糞狭いスペースからコネクタをエンジン側に引き抜く必要があります。

 水が掛かりにくい位置にコネクタを集める設計でしょうが、エンジン側で抜き差し出来た方が便利なんだけどなぁ…

 複数の配線が通ってる=マジで狭いスペースですので、変にコジったり引っ張って電線を断線させたりしないよう、焦らず作業してください。

 無事に電線を引き抜けたら、オルタネータを左右に捻りながら手前に引き抜きます。

 無事に外れました。

 後に見えてるギアは、外側がクランクと噛みあうクラッチのギア、内側がオルタネータを駆動するギアです。

 ホコリなどが入らないように、作業終了までウェスで塞いでおきます。

 続いてセルモータを取り外します。

 ジェネレータが外れていれば比較的楽に工具を使えますので、ゴムブーツをめくって、10mmのスパナで給電端子を取り外します。その後、セルモータ後端の2本のネジを対辺10mmのソケットやメガネで外します。これでセルモータ自身はフリーになりますが、かなりしっかりとOリングでシールされていますので、簡単には引き抜けません。

 そこで…

 今回はカバーも交換するつもりでしたので、スタータカバーを取り外します。

 アイドラーギアを取り外し、セルモータを14mm程度のディープソケットで内側からグイっと押して取り外します。

 なんだかピンボケですが(汗、無事取り外す事が出来ました。

 いい加減、カメラの取り扱い位慣れてもイイんだけどなぁ…

 あとは逆の手順で組み付けていけばOKなのですが、オルタネータ、セルモータとも、Oリング部分に薄くグリスを塗っておくと比較的楽に取り付けられると思います。特にオルタネータは自重がかなりありるうえ、斜めのギアですので真っすぐ押すだけではクラッチ側のギアと上手く噛みあいませんので、焦らずゆっくりと左右に捻りながら押し込み、3本のボルトも少しずつ均等に締め込んでください。

 以下はざっとした考察です。

 オルタネータ:

 今まで使っていたオルタネータのコネクタ。

 全然気付いてなかったのですが、結構焼損しています… なんでだろ?

 取り外したオルタネータの品番は31400-19C02でした。ボディーが無塗装なのが特徴なのかな?

 取り外したオルタネータのブラシが当る部分。ここからフィールドコイルに給電します。セルのコンミテータと違い、凸凹はありませんので、思っているよりブラシの消耗は少ないみたいです。

 これが今回取り外したオルタネータのブラシです。

 磨耗限度は4.5mmなので、まだまだ交換する必要なんて無かったなぁ…(汗

 これで約10万キロ走行ですので、ほぼメンテナンスフリーと考えていいかも。

 今まで使ってたオルタネータは14.88Vが上限だったのですが、今回のオルタネータは15.10Vでリミッタが掛かるみたいです。

 マニュアルでは14.5V±0.3Vが規定値ですので、交換前の方がちゃんとしたスペックに納まってますね… なんだかなぁ(汗

 こりゃまたすぐにレギュレータを交換する羽目になるかも(泣

 セルモータ

 取り外したセルモータ。

 品番は同じ(31100-27A01)なのですが、ボディーを締結するボルトが+ヘッドではなく、対辺8mmのものが使われていました。

 舐める可能性が低いのは助かるのですが…

 手持ちのソケットは肉厚があり過ぎて勘合出来ませんでした(泣

 よって、セルのブラシの消耗具合は確認出来ませんでしたとさ。

 っつ〜ことで、寒空の下で作業した割には、余り実りある整備とはなりませんでしたが(笑)、久しぶりに長時間あげはと戯れる事が出来たのでまぁ、ヨシとしておこうかと。

 オマケ:

 寒いとプラスチックやゴムは硬化しちゃいますので、結構簡単に割れます(泣

 今回はサイドカバーのボスが割れてしまい、またもプラリペアのお世話になりました。液が無くなっちゃったので東急ハンズに買い出しにいかないと…

 冬のスクーター整備は、バイク屋さんもとっても緊張するらしいです(笑) 爪で嵌め合わせる部分が多いですもんね>スクーター








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