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●バッテリーの湯煎

【03.11.18】

 バッテリー

 思い起こせば予兆は何度かあった。スクール中、キルスイッチでエンジンを止め、キーをオンにしたまま20分程放ったらかしたりすると、次の始動時にセルが弱々しく回ったり。けどまぁ、それなりに再始動出来てたし、一旦掛かれば日常の使い勝手に困るような場面は皆無だった。

 が、今朝、ほんの3日ぶりにエンジンを掛けようとして… バッテリーを上げてしまった。(泣

 この朝、大阪はこの秋一番の冷え込みだったらしいのだが、いつもの手順でキーを刺しニュートラルを確認、チョークを一杯に引き、クラッチを握りながらセルボタンを押すも、どうも回り方が怪しい。嫌な予感にさいなまれながらも何度かトライ。どんどんセルの回りかたが弱々しくなる。とほほ… 各種インジケータランプはついているので致命的に電圧が落ちている訳ではなさそうなのだが、セルを回すだけの力はとうとう尽きてしまった。

 仕方がない。久々に押しがけでもするかっと覚悟を決め、クラッチを切り、ギアを4速まで上げ、グっと踏み出すも… 押せねぇ〜!! そういや今入っているオイルは夏用の15w-50のままだったよなぁ…(泣 走行直後でオイルが柔らかい時の押しがけならまだしも、俺の体力じゃ完全冷間だととてもじゃないが押しがけ出来る速度まで出ない。

 このバッテリーを交換したのはいつだったっけ? 交換時、足が痛くて押し掛け出来なかった記憶があるって事は、事故の時だな。ってことはまだ2年じゃん。う〜〜〜ん、こんなに早くダメになるかなぁ… とりあえずバッテリーを取り外してみると、どのセルも液面が半分以下。(泣 そういや今年は一度もエアクリーナを換えてない=一度もバッテリーを外してない=一度も補水してない… いかん、これではメンテオタク失格だ。

 サイトの更新頻度とメンテ頻度は確実にリンクしている事を実感しつつ、とりあえず手持ちのバッテリー補充液をアッパーラインまで補充。とはいっても、充電した訳ではないので始動には何の役にも立たないのだが… 仕方がないので、バッテリーを一旦部屋まで持ち帰り、現状の電圧をテスターで測ろうとすると、これがまた痛恨の電池切れ。(泣 LR44なんてボタン電池の在庫は持ってないのであっさりと諦める。今朝はなんだかついてないなぁ… 残念ながらバッテリー充電器なんて持ってないので、色々選択肢を考える。

  1. 新規にバッテリーを購入
  2. ガソリンスタンドで充電してもらう

1.は電極が白くなっている訳ではないのでお金の無駄遣いっぽいし、第一、バッテリーを売っている所までの交通手段がない。(笑) 2.が一番現実的なのだが、生憎近所にはガソリンスタンドなぞないし、今日はどうしてもバイクを使わないとダメなので却下。 う〜〜〜〜〜〜〜〜ん。(困)

 で、最後の手段で、鍋にお湯を沸かし、バッテリーを15分程湯煎。その間、念のためにアクセスしやすい1番4番のプラグを外してチェックしてみると、長いクランキングの影響なのか、しっとりと濡れてるし。タンクを外すだけの気力はなかったのでその2本だけ再度部屋に持ち帰り、ガスコンロで電極を焼いてからカーボンをサンドペーパーで落とす。

 湯煎でホカホカになったバッテリーとプラグをRに装着。キーを捻り、再度いつもの手順で祈るようにセルボタンを押すと、気持ちのいいセルの音とともにエンジンに無事火が入りました。よかったぁ〜♪ ←このまま使い続けるつもりの奴(笑)

 結論:

 寒い朝の弱ったバッテリーには湯煎がかなり効きます。(笑)←まぁ、嘘じゃないけど、イザというときのマメ知識として。マメな充電と補水に勝るものなしってとこですね。充電器、買おうかなぁ…


【04.07.21】追記

 延命措置されたバッテリーのその後ですが、春以降はこれといって不具合なくセルによる始動が出来ています。始動性はバッテリーの状態だけで無く、気温によるオイル粘度の変化等にも影響されますので、結果良ければ…っと喜んでばかりもいられませんが。(笑)

 今年は車検の年なので、整備ついでに現状を計測してみました。

端子間電圧

備考

キーオフ

12.41V

夏場でこの電圧だと、この冬はまず無理っぽいです。

キーオン、ライト消灯

12.10V〜順次下降

インジケータはニュートラルとオイルランプが点灯。う〜む。

キーオン、スモール

11.70V〜順次下降

スモール(尾灯、ナンバー灯込み)は意外と電気を喰うようです。

キーオン、ライトオン(Low)

11.60V〜順次下降

流石にテスターの数字がぐんぐん下降します。(笑)

エンジン始動、ライト消灯

〜14.82Vまで上昇して安定@1100rpm

アイドリング回転域でかなりしっかりと電圧が出てます。

エンジン始動、スモール

14.82Vで安定@1100rpm

エンジンさえ回ってればスモールでの電圧変動はなし。

エンジン始動、ライトオン(Low)

13.00Vまで落ちて安定@1100rpm

流石に少し電圧が下がりますが、バッテリーからの持ち出しはなさそうです。

エンジン始動、ライト消灯

〜14.88V以上上がらず@2000rpm

レギュレータの電圧制御(フィールドコイル方式)は正常に働いているようなので、過充電は心配なさそう。

って感じです。背面ジェネレータの電圧制御がかなり優秀なのには驚きました。これだとメンテナンスフリータイプのバッテリーに換装しても過充電の心配は無いのかもしれませんね。

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