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〜'01.06.30までのSilly Talk

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【01.06.28】

 それでも俺が、Webから離れられない訳

 ちょうどBBSで関連した話題にいろいろ反応がありましたので、これを機会に、きちんと書いておきます。これは、あなたへのメッセージであると共に、俺自身へのメッセージでもあります。ちなみに、このサイトに於いて、人称が「俺」になっている文章は、「私」となっている文章より、自己へ宛てた文章というニュアンスが濃いです。

 このサイトを開設して、約1年半が経過しました。過去に何度かこのSilly Talkで触れた事がありますが、俺はかつて、自分自身の全人格を文字として表現しようと試みたHome Pageを創っていた事があります。(サイトという単語とHome Pageという単語はある程度使い分けています。)開設時期は1998年の6月1日。Windows95はすでに世に出ており、PCがかなりの勢いでいわゆる一般の人々に普及されつつあった時期です。しかし、わずか3年前ではありますが、PCの性能やインフラなど、ネットワーク活動を行なうには今日現在と比べると比較にならないぐらい「コスト」がかかる時代であり、その時代に、Web(当時のNiftyserveの個人用Home Pageスペースはわずか2MB、今日現在のこのサイトの総容量は約18MBです)に漕ぎ出す事はそれなりの投資をともなうものでした。Web以前の俺のネットワーク活動はNiftyserveの電子会議室が中心で、それにしたって秒単位の課金におびえ、回線接続状況をモニターする毎日でした。

 けれど、そこまでの手間とコストをかけてまで、ネットワーク活動が当時の俺には必要だったのです。

 1996年春、俺には(俺にとっての)人生の一大事といえるような出来事が起こりました。詳細は書くつもりはありませんが、それは、それまでの自分自身をきちんと総括しないといけないような出来事だったのです。その出来事をきっかけに表面化した、想像すらできなかった「醜い」リアルな俺自身。単なる自己嫌悪に終わらす事なく、そこから目をそらさず、きちんと対峙する必要に迫られました。だから、それまでは単なる「便利」の延長として利用していたネットワーク活動に、「自分をきちんと認識する」という目的を持ち込むようになりました。

 ネットワーク活動の魅力には実に様々なものがあります。リアルな日常に於いては決して知り合えない人と知り合える喜び。俺個人を知る人にはとても言えない、だが、誰かに聞いてもらいたい様々な悩み。顔も知らない「誰か」に助けられ、また、俺自身も気付かぬうちに「誰か」を助けているという実感。もちろん、ネット特有の「匿名性」や、基本的に表情が見えない「文字」だけのやり取りであるが故のネガな部分も多数ありました。だけれど、俺にとって両者を天秤にかけた時、前者の方が遥かに重要だったのです。

 ネットに「自分をきちんと認識する」という目的を持ち込むにあたり、俺は二つのルールを自分に課しました。

でした。自分を認める前に、人とは会えない。会う資格がない。そんなふうに考えていましたし、俺にとって、それが一番自然な運営方法だったのです。

 個人の運営するHome Pageには様々なスタンスがあります。コミュニケーションが目的のところもありますし、情報発信を目的とするところ、情報の共有/集約を目指すところ、何となく流行で創ってみただけのところ....などなど。だけど、創っているのが「個人」である以上、どんなHome Pageにも作者の「その時の心情、価値観、個性」が、意図する/しないに関わらずそこかしこに出ます。

 ご自身のHome Pageをお持ちの方はある程度実感を持っていただけると思いますが、文字を書くという行為は、知らず知らずのうちに自分自身の内面に向かってゆきます。不思議なもので、最初の一歩を越えると、書きたい事が次々と沸き上がってきます。書いているうちに脱線し、新たな自分に出会う事もあります。当時30歳の俺にとって、それは非常に新鮮な事であり、そしてまた、それまでの自分が、如何に自分自身を知らなかったかという事に驚愕する日々でした。正しく伝わるか分りませんが、それ以前の俺は、単に「暮らして」いたのであり、決して「生きて」はいなかったのです。

 人によって自分を見つめる時期や期間は様々でしょう。中学の時に迎えた人もいれば、学生時代に迎えた人もいるでしょう。1日で十分な人もいるでしょうし、1月、1年という単位の時間が必要な人もいるでしょう。置かれた環境、育った環境など、それぞれが持つバックボーンは様々です。俺が30歳という年齢でその時期を迎えた事は、それまでいかに真剣に生きていなかったかの証ではありますが、悔やんでも時は戻りません。

 自分に真正面から対峙するという作業には、非常に大きなパワーと、そして、たっぷりの時間が必要でした。自然とそういう環境に自分自身を置きました。そうする事による被る社会的不利益は、30歳という年齢を考えるととても懸念されたのですが、その作業から逃げてはいけないという確信と、それが出来る社会/家庭環境、そして、ネット上の、同じ環境に身を置く顔も知らない友人達の存在に勇気づけられながら。

 いみじくも「心情吐露系」と評されたそのHome Pageを、98年6月に開設し、昨年5月に、俺にとって、とても自然な形で閉鎖することができました。Web以前を含めれば約4年もの時間をかけ、ようやく自分自身をほぼ認識できたと納得できたからです。アクセスカウンタは最後までつけていなかったので、実際どれぐらいのアクセスがその間にあったのかは定かではありませんが、俺にはそんな事はどうでも良かったんですね。匿名でのHome Page運営中、俺がそこに書いたさまざまな心情や信念や価値観や宣言や批判やメッセージは、読者に向けてのものであると同時に、俺自身へのメッセージであり、問いかけだったのです。「お前、それホンマに本心か?」....ってね。多少時期は前後するのですが、このサイトは2000年1月に正式に公開しました。そして、その当初から「たつを」という本名で運営し、またサイトを通じて知り合った人ともお会いしているのは、それだけ「自分」というものを認める事が出来るようになった(好きになった)証しです。

 なぁんて偉そうな事を書いても、相変わらず俺は、人を傷つける事をしてしまいますし、間違った行動をしでかします。考え違いもしますし、自分自身を誤認もします。まだまだ未熟で、未完成な人間です。だけど、未熟である事を、未完成である事を「知らなかった」あの日から比べると、確かに俺は「生きて」います。それも、かなりひたむきに。だから、あなたとの出逢いも、その後の行動も、そして現在の状況も、何も後悔はしていません。これでよかったんです。少なくとも、俺にはね。「エゴ」に映るかもしれませんけれど、俺はもう、自分に嘘をつく生き方を選ぶつもりはないのです。

 パソコンはお手軽に買える値段になりました。インフラも急激な勢いで整備されています。無料で使えるHome Page用サーバーもたくさん用意されていますし、無料のプロバイダまであります。「便利」の延長線ダケでWebに接するのはとても勿体無いと俺は思います。BBSに書かれた様々な文章や情報やあなたの思いは、残念ですが何時か消えてしまいます。意図的に残さない(ログ管理放棄)俺を責めるのも結構ですが、勿体無いと思うのなら、是非、あなたの「Home Page」を俺は創って欲しいのです。読ませて欲しいのです。それに費やせる時間もコストも様々だと思いますけど、Home Pageを創る事、自分自身を見つめる事は、きっとあなたのプラスになります。俺の心情吐露系Home Pageは、既にWebにはありませんけど、相変わらずMacintoshのHDDの中に大切にしまわれ、迷った時、悩んだ時、何度も何度も繰り替えし読み返しています。

 更新なんて、気が向いた時にすればイイんですから。 ここのようにね。(笑)(但し、このスタンスは情報系サイトとしては失格(笑))


【01.06.27-2】

 笑いのツボ

 この文章は過去のサイトの雑文の焼き直しです。

 「笑いのツボ」と呼ばれる物がある。関西出身の人間はみな吉本新喜劇に代表されるコテコテの大阪ギャグがお気に入りだと誤解されている方も多いと思うが、実は私は吉本系の「お笑い」にはほとんど反応しない。だがやはり、この地でそのスタンスは「異端」であることには変わりが無い。馬鹿話が噛み合わない事も多いしね。かといって談志やたけしに代表されるような関東系の少し覚めた笑いもさほど好きでは無い。なら古典落語か? いやはや、あれはあれで味わいはあるが、やはり腹を抱えて笑うほど俺のツボには響いては来ない。

 人を泣かすことは、表現者にとって比較的簡単なのだそうだ。そうだろうな。万人に共通の悲しみは人種や国や言葉を超えて確かに存在する。だが、人を笑わせるのは...非常に難しい物なのだろうと思う。

 「笑い」に繋がる物は結局はその人の持つバックボーンだ。知識であったり、生活であったり、バックボーンの内容は人それぞれであるが故に、人を笑わせるのは難しいんだろうね。

 人生のパートナーとなる人なのかどうか。自分と「笑いのツボ」が近いかどうかで判断するとイイ。なぁんて話を聴いた事がある。何も恋愛だけで無く、そう言われて改めて自分の周りを見渡せば、「仲がイイ」と俺が感じている永年の友だちとは、笑いのツボが確かに似通っている。全く同じではないのだけれど、不思議なもんだね。

 そんな出逢いがあなたに訪れますように....。心から祈ってます。


【01.06.27】

 テンション

 音楽に興味の無い人は読んでもつまんない話ですから読み飛ばしてね。(申し訳ない)

 一口に音楽といっても、その楽しみ方、関わり方、ジャンル、などなど、ほんと様々。楽曲の本質とはコード進行なのか、スコアなのか、演奏なのか、はたまた歌詞なのか。音色一つで同じコードでも胸に沸き上がる情景は変わる事も多いし、反対に、バンドサウンドこそ最高だと思っていた楽曲がピアノ独奏でまた違った魅力を醸す事も少なくないです。(多くはないけどね(笑))

 私は中学3年生の頃からドラムスという楽器に関わってしまい、「音楽」を構成する3大要素である、「リズム、メロディー、ハーモニ」のうち、たった一つ(リズム)しか表現出来ないという状態が長く続いてました。まぁ、ドラムという楽器はそれはそれで非常に奥が深いのでチョイスそのものに後悔はないのですが、「ギターでも選んでおけばなぁ.....」っと思った事がないとは....言いません。(泣)

 で、大学に入ってぼちぼちと自分で曲を創りたくなって手にした楽器がエレキギター。フォークギターに比べてネックが細いので、中学の時に挫折した「F」のドロンコードがさほど苦もなく押さえられた時は結構嬉しかったです。今でもコードを押さえられるだけで全然演奏は出来ないのですが、様々なテンションの持つ響きに少なからず感動したことをふと思い出しました。A→D→Eなんて単純なメジャー3コードが本質的に持つ「力強さ」とか、M7thが持つ「お洒落」な響きや、ディミニッシュの「不安定さ」や、♭5の「儚さ」....とかね。マイナーコードの単独演奏が誰の耳にも物悲しく響く不思議さと、コード進行によっては全く同じAmが明るく響く理不尽さ。ハーモニーとはかくも不思議なものだし、それを表現出来ないドラムって、ほんとうに「楽器」なのか? ....なぁんてね。

 ま、様々なテンションがどういう情景をもって響くかは、聴き手の耳とその時の心境、そして前後のコードにも左右されますが、最近の私の気分をテンションで表現するとすると....。

 「弦を張り替えたばかりのフォークギターで弾くA9th」かな。←誰にも分からんだろうな、このままじゃ。

 そのココロは:......押さえにくい。(汗)

 

 

 

 

 

 

 

 じゃなくって(笑)、「バランスが崩れる一歩手前の、そこはかとない静けさ....」って感じです。9thってそんな感じしません? 隣り合った「ドとレ」を同時に鳴らしたらこんなに絶妙に響かないし。昔から好きなんだよなぁ、この響き。(3弦4フレットじゃなく2弦の解放で鳴らすと楽だ) 


【01.06.26】

 色覚異常

 表側はまだ「更新再開」する気分じゃないのでお休みのママですが、ぼちぼちとリハビリをしないとサボり癖はなかなか脱けないのは過去に経験済みなので。(笑) 毎日来てくれてたのに更新しないでごめんね>●○さん 更新をリクエストされるとつい乗ってしまう自分が哀し....くはないか。(笑)

 こっそりとAbout This Siteの自己紹介に追加しましたが、私はいわゆる「色覚異常」という障害を持っています。最後にテストを受けたのは大学3回生の頃なので、最新の色覚異常分類ではどのような位置になるのか分かりませんが、石原式の色覚テストにより、「赤緑(せきりょく)色弱」と診断されました。

 私が初めて自分の異常に気付いたのは小学校低学年の時に実施された身体検査の中の色覚テストでして、丸い円の中に何やら様々な数字が描いてある絵本を覗きこまされ、「書(描)いてある数字(記号)を読んでね♪」っと言われた時でした。1桁、あるいは2桁の数字が書いてあるらしい(読めないので分かりません)のですが、両方読めるページがあったり、1つしか読めないページがあったり、2つとも何処にあるのか分からないページがあったり。他の友だちはほんの15秒程でパスするのに、私の順番だけ5分以上かかった記憶があります。けどまぁ、その当時はまだまだ子供ですし、「たつを、こんなんも読まれへんのかぁ〜〜(笑)」っとからかわれる程度で済みましたし、本人も、友人も、それ以上に気にする事なくいつの間にか忘れ去ってしまいました。今から考えるとこの時、両親に連絡がいったと思うんですが、それに対して特別なリアクションを両親から受けた覚えもなく、親が悩んでるそぶりも感じられませんでした。ま、それがいいことなのかどうなのかは親の心子知らずなのでなんとも言えませんけど、もう少しこの障害に対してフォローがあっても良かったようには思っています。けど、小学生の日常に、色覚異常ってそれほど関係なかったんですよね。探偵ごっこに靴隠し、基地遊びやザリ釣りに虫取り、コマにベッタン。私が育ったのはそんな時代です。まだファミコンもなかったしね。(笑)

 で、そんなことがあったなんてすっかり忘れてしまった中学時代。美術の授業で「写生」をする事になりました。校舎の窓から見える街並を水彩で写生するのですが、その時初めて、この障害の不便さ....というか、どうしようもない苛だちを自覚したのです。自信たっぷりに濃い緑(モスグリーン)をチョイスして塗った家の屋根が、実は本当はコゲ茶色だったんですね。当然、正常な色覚の友だちからは突っ込みが入ります。が、私には、友だちが塗ったコゲ茶色と自分が塗ったモスグリーンがどうしたって「同じ色」に見えるのです。殴り合いの喧嘩にまでなりました。....子供だったんですね。

 美術の先生の取りなしもあって、2枚の絵を太陽の光の下で改めて見比べました。すると、校舎の廊下の蛍光燈の明かりの下では「同じ色」に見えたコゲ茶とモスグリーンは私にもはっきりと「別の色」として認識できました。謝らなきゃいけないのは....笑われた私の方だったのです。これは結構堪えました。

 その後、蛍光燈照明のお店で買った焦げ茶のセーターや靴下が実は深緑色だったり、赤青2色刷りのグラビアエロ雑誌で目が痛くなったり、黒板(正確には緑板)に書かれる赤色のチョークの文字が曇りの日には見えなかったり、夜のバスの路線図(色分けされてる)が辿れなかったり....。ちょくちょくと日常生活に「不便」を感じる機会も増えてきました。けどまぁ、治療法なんてないんだし、親を恨んだところで治る訳ないし、なにより、「慣れ」るにしたがってその手の不便はどうにでもなるようになってきました。太陽光に近い環境の元では、それほど色の判別は難しくない(個人差はあると思います)のです。

 中学/高校を卒業し、次の進学の際に最後の障壁が訪れました。色覚異常者は理工系のほとんどの学部の受験資格が....当時はなかったのです。まぁ、実際問題として、そっち方面に進学する意志は「それほど」なかったので、私の場合は思い悩む程の事ではなかったのですがね。まだJRが国鉄だった時代、「俺、在日やから国鉄の運転手には成られへんねんて」っと友だちに告白された時に沸き起こった感情に近いものは込み上げてきました。私の受けていた境遇を「差別だ」とまでは思いはしませんでしたが、日常生活に於いて、ほんの少しのハンデがある故に、人権上(職業選択の自由)の制限を....知らない間に私もまた受けていたのです。公共の福祉の名のもとにね。

 幸いにして、先頃より、色覚異常による職業上の制限は、異常者に対して完全に門を閉ざすというよりも、その障害の程度による個別判断の方向に大きくかわりつつあります。私自身についてはもう個人的な折り合いが着いていますので、今後の人生が大きく変わる訳でありませんけど、今を生きる若い世代を思うと、もう少し「健常者」の方々にもこの事を考えてほしくてこの文章を書いてます。

 この文章を読む人はほとんどがネットに繋がっていると思うんですけれど、私には、読みたくても読めない(ソースを読むなりの裏技を使ってまで、本当に欲しい情報にはアクセスしますが)サイト、目が疲れるサイトも....やっぱあるんですよ。青地に赤文字....とか、緑地に赤文字の点滅....とかね。デザインや配色を含めて、「その人個人のサイト(個性)」だと思うので、私自身は運営者の方々に直接改善を要求するアクションを起こすつもりはないのですが。

 もっとも、健常者の方々には、私が「どのように見えているか」なんて体験していただく事はできないんですがね。

 先日、BBSに突然振られてびっくりしたんですが、私が具体的に結婚を思い描けないのは「相手が居ないから」という理由が一番ですが(寂)、「遺伝する障害」を持っている事も、実は1%ぐらい考慮してたりします。まぁ、障害が出るのは私の孫の代なので、その頃の社会環境次第だとは思いますけれど、私が欲しい「女の子の子供」は、まだ見ぬパートナーがたとえ健常者であっても、100%、色覚異常遺伝子の....保因者になっちゃうんですよね。男の子が授かる可能性は50%だとはいえ、ちょっと考えてしまうことは確かです。こないだはほんと、羨ましかったですよん>直線番長さん♪ 可愛いお嬢さんですね。

 この件、少しでも興味を持っていただけた「健常者」の方々、お暇な時にでも以下の検索結果サイトを覗いてみて下さいませ。

 障害の程度は人様々なので、あくまで私の主観でしか話が出来ませんが、左図のような塗りわけではそれぞれの色の境目が「チカチカ」すると同時に、あたかも「黒い細い線が境目にある」ように見える事もあります。これはPC上なので比較的見やすいですし、単純な図形なので色や形を判別するのは難しくない(というか、まず間違う事はない)のですが....。

これは読めない
(もしくは読むのに非常に苦労します)

←この配色で10p程度の大きさの文字が並ぶと私にはまず「読めません」。 何かが書いてある事は分かりますけどね。

これも全く読めません。
ボルドー表示だと少しだけマシです。

←この配色も同様です。グリッジの固まりが見えるので、何か書いてある事はかろうじて分かりますが。

 だ、け、ど、ね。イタリア国旗のような単純な塗りわけは「綺麗だなぁ....」っと素直にコントラストを楽しめるんです。要するに判別しなければいけない図形(文字を含む)の程度問題なのですが、ちゃんと見えてる人に、このジレンマを想像してもらうのは難しいと思います。まぁ、視覚障害に限らず、すべての障害についても同じことがいえるとは思いますけれど。

 完全な相互理解なんて無理だし、障害を憂いたところで治療法がある訳でなし、健常者/障害者の区別なく、人が生きていく上での唯一の基準は「自分自身」であるべきだと私は思っていますので、配色への配慮を強制するつもりはありません。一応、このサイトはそれなりの配慮をしているつもりですが、こういった赤文字での強調記述も、恐らく健常者の方が見えているようには創っている俺自身が見えていないと思うのです。(背景のベージュとの絡みでかなりくすんだ赤色に見える=標準の黒色との違いがそれほど感じられない)

 日常生活にそれほど不便がないとはいえ、得する事は何一つありませんからね。(哀)


【01.06.12 28時頃】

 誕生日

 お祝いの言葉を下さった方々

 ほんと、ありがとうございます。m(..)m

 そして、メールを出す機会を奪ってしまったY.Hさま。俺の行動が正しかったのかなんて未だに俺自身が分からないのですが、こうして眠れぬ夜を過ごしています。

 「こうありたい」と思う自分と「いまここにいる」自分。身長173cm、体重52kg、足のサイズ25.5cm。スペックだけでなく、人としての器も20年以上、何も変わってないような気がしてしまいます。幾つになったら「大人(おとな)」に俺は成れるんだろうね。

 明日はどっちだ? 


【01.06.10】

 無関心

 また交通事故を目撃してしまった。新御堂筋とR171の交差点(萱野)で右折待ちをしていると目の前で追突事故!ありゃりゃぁ〜なんて眺めていると追突した車がバックギアに入れたかと思うと、Uターンかまして逃げ去りました...........。ゲロゲロ。

 俺が待ってる車線はまだ赤信号のママ。が、事故が起きた方の車線ではみんな事故車両を避けるばかりで、誰一人停まろうとしない。..........しゃぁないな。ってことで信号を無視して事故現場の傍の歩道まで移動。バイクを降りて被害者の様子を見ると怪我は無さそうなので車を歩道上に移動させ、警察に連絡を........ってところで俺は携帯を持っていないことに気付く。(笑)

 1台だけだと思っていた被害者は実は2台。先頭車両が路上のハト(俺が路上に拾い上げたが、病気で弱っている飛べないハトだった)に気付きブレーキを踏み停車。それに続いて軽自動車も停車。で、その後ろから問題の加害者が追突って状況だったようだ。サンドイッチになった軽自動車は見るも無惨な状況であるが先頭車両は比較的軽症だった。2人のドライバーに逃げた車のナンバー(奇跡的に覚えていた)と特徴(車種は俺は車に興味ないため不明)を忘れないうちに伝え、ドライバーの携帯で110番させるもなぜか繋がらないらしい。仕方がないので向いのバイク屋さんまで俺が電話を借りにいき、状況を説明している間にパトカーが到着。一緒に右折待ちしていた誰かが携帯で通報してくれたのだろう。これで一安心だ。

 再度現場に戻って、逃げた車の特徴やドライバーの特徴、乗っていた人数等を警官に告げて退散。俺はあんまり警察が得意ではない。(笑)けど、事故を目にして誰一人助けに行かない状況に遭遇したのはこれで今年2回目。電車の中での口論から殺される時代だからトラブルにかかわり合いになるのをみんな恐れているのだろうか。俺が追突されて、相手が逃げちゃっても同じような状況なんだろうか。バイクで同じ状況の事故にあうと俺、死んじゃってるかも。だとしたら死人に口なし?

 用事が終わり、再度現場を通りかかった時にはすでに現場検証は済んでいたようだが、歩道には潰れた軽自動車と、恐らく引き上げを待っているのだろう、被害者がひとり佇んでいた。暗くなっていたので相手は俺と気付かない様子だったし、そのまま通過した俺。

 俺も、無関心........なんだろうか。


【01.06.07】

 トランポ(トランスポーター)

 本格的にスポーツとしてライディングを楽しむようになるとどうしても欲しくなるのがトランスポーター、いわゆるトランポである。今現在の私自身はそれほどトランポの必要性を感じては居ないのだが、いろんなイベントなどでトランポ組の方々に助けられることも多く、その便利さは実感しているし、また、安全面などを考えると自走でのスポーツライディングは誉められた物ではないばかりでなく、転ぶと帰れなくなるのでおのずと走行にもある種のブレーキがかかってしまう。もっとも私なんかは会場までの移動も含めて「イベント」的に楽しんでいる節があるので「物好き」と言われても仕方がないのだが。(笑)

 さて。このトランスポーターとして使われる車で最もメジャーなのはハイエース、ボンゴ、キャラバンなどのバンタイプの車。グレードも様々なようだけど、はじめからトランポ専用に用意する場合は商用車の中古、自家用兼用ならサルーンタイプに大別できるようだ。前者はかなり割り切った購入が可能なのでここでは取り上げるつもりはないが、私がずっと不思議なのは後者。日本にはオートバイメーカーが4つあるけど、そのうちの2つは乗用車も造っている。この2つのメーカーから、「トランポ用途」に特化した乗用車が一向に現れないのがずっと不思議なのだ。軽の分野ではどちらも商用バンをラインアップしてるのにね。

 勿論、それ程需要が見込めるジャンルの車とは思えないのである意味仕方がないのかもしれないが、モータースポーツを根付かせる意識があまり感じられない。もっともメーカーお仕着せのトランポ装備より、ユーザー自身による改造の方が使いやすい物が出来上がるのは分かるが、それにしたってそれなりの「素材」的考慮をした乗用車を造るノウハウを一番持ってそうなのに、なんで造らないんだろうなぁ。バイクだけでなく、MTBやATV、ジェットスキーなどなど。「積みたいもの」はたくさんあると思うんだけど。

 ステップワゴンって車の噂を初めて聞いた時、「とうとう出るんだ」なんて思ったのだけれど、載せるのは子供だけでいいのか。(笑)  


【01.06.01】

 釘付け

 自分の所の更新をサボりまくっているのに他人の褌で相撲をとってどうする!っとも思うんだけど、いやもうとにかく目が釘付けな毎日。え、何にって? ここでは2回目の紹介になるのですが、

 r1100fujikawaさん主催のBlack Moon

のことだぁ〜〜〜!! とにかく訪れるべし、熟読すべし! 俺も気合いをいれて更新...........しないとなぁ。


【01.05.30】

 スケープゴード

 時の経つのは早いもので、もう五月も終わり。BGMを大手を振って使えるのも残り1月になってしまいました。法律が改正されたわけではないんですが、こういった運用面の解釈変更が行なわれる際には必ずと言っていいほどスケープゴードが出るので、うちもそろそろ考えないとなぁ。

 しかし改めて自分が選曲したBGMリストを眺めると雑多というか、統一性がないねぇ。(笑)まぁ、MIDIデータのノリを重視して選んでいるので「好きだ!」ってほど思い入れがない曲も多いのだけれど、ヒット曲ってのはその時代を共有した証みたいな部分もあるので文字で書く自己紹介よりはその人となりをダイレクトに理解する手助けになる気もするのだが。

 しかしまぁ、今20代の人には殆どが理解不能な楽曲ばかりだろうな。(笑).........思えば遠くへ来たもんだ♪


【01.05.26】

 マンマシンインターフェイス

 縁あって友人と一緒にバイクの整備をした。まぁ整備の内容については割愛するが、改めてバイクというのは良く出来た乗り物だなぁなどと痛感した次第。もともとは自転車から発展した乗り物であるが故、自転車こそが最も人間に近い乗り物だとも言える気もするが、ほんと、良く考えられている。

 というのも、人間の身体の動きにとても忠実に作られている乗り物だと思うからだ。例えばブレーキ。殆どのバイクがレバーを握ればブレーキが効くという造りになっているが、機械的な構造からすれば油圧を発生する方法は他にも沢山あるわけで、その中で「握る→効く」という構造をチョイスした事が素晴らしい。何故か。減速する必要がある時、人はおのずと緊張状態にあるので、身体は「力む」状態になる。これが、「弛緩(走行時はレバーを握り、ブレーキング時に放す)」しないとブレーキが効かないのであればまともにライディングなど出来ないであろう事は想像に難く無い。同じように、スロットルは手前に捻る事で増速し、向こう側に捻る事で減速する。左右の切り返しなども、人間が歩く、または走る時と同じように身体を動かせばその通りに向きをかえる。左に行きたければ左脚を踏み込めばいいし、そのとき自然に身体は左に傾く。バイクに乗るのに特別な「操作」は基本的に不要だ。(強いて言えばクラッチぐらいか)

 かなり昔、タッチバイクという雑誌の中でワンダ氏がマンガに書いていたが、スロットルワイヤーの引き/戻りを逆に繋ぎ、フロントブレーキを左レバーに、クラッチを右ペダルに、リアブレーキを右レバーに入れ替えたバイクを作る事は可能だ。さらにいえば、右にタイヤを向ける為にハンドルを左に切る必要があるような造りにする事もリンクを駆使すれば不可能では無いし、どのように造ろうが機械的な優劣は無い。が、乗るのは我々人間であるわけで、その人間の習性から大きく外れた操作性をもつ乗り物は淘汰されてしかるべきだと思うし、また、そうあって欲しいと思う。ライディングが楽しいのは「自分自身の肉体が(違和感なく)ひと回りもふた回りも大きくなった感覚」を覚えるからだと思う。

 何でこんなことを急に書くのかというと、ちょっと前、舞洲のスポーツカートに乗った事を思い出したから。いや、バイクよりもコーナーリングGとかが凄くて結構面白いんだけど、カートのペダルは左脚ブレーキ、右脚アクセルであるが故、ブレーキを踏むと減速Gで右脚のアクセルもつい一緒に踏んじゃうんだよね。(笑)減速Gが働く→足が突っ張る→アクセルを踏んでしまうって図式。そういうテクもあるんだろうけど、意図しない操作はすごく恐いのよ。

 「ブレーキとアクセルを踏み間違えて.....」なんてよくニュースで言ってるけど、それってマンマシンインターフェイスとして失格じゃ無いの?などと俺なんかは思ってしまうわけ。オートマの場合、すべての操作は右脚でってのが基本だけど、左脚ブレーキ、右脚アクセルの人、凄く多いのよ、ほんと。クラッチ付きの場合、左脚はクラッチだったので右脚がどちらにあっても「緊張で両脚が突っ張る」状況で速度が増す事は無かったんだけどねぇ。

 関係ないが電卓と電話の数字は何故並び方が違うのでしょうか? 昔、答えを聞いた気もするのだが忘れてしまった。


【01.05.24】

 型式を追え!

 私のGSX-Rの型式はGR7AAとなります。この「型式」を商品名っぽく前面に出してきたのはHONDAのRC30が最初だったように思います。だれもVFR750Rなんて呼ばなかったしね。(笑)もっともそれまでにも通な人は「4L3」とか型式でバイクを呼んでいましたが。(ヤマハの型式は良く分からん)

 で、スズキの型式の謎......ってほどでもないのですが、一応の謎解きを。(実はかなりHONDAと似ています)

 まず最初のGですが、これはエンジンの形式を表し、Gは並列4気筒の意味です。続いてRは排気量区分でABC順でアルファベットが大きくなる程排気量も大きくなります。Rは750ccクラスを指します。続く7Aは連番で、71(R750F)から始まり、77(R750J/K)、78(GSX750F)、79(R750RK)の次が80ではなく何故か7A。以降、7B(R750WN)、7C(R750SPW.....だと思うけど自信無し。ナメクジのGSX750Fかもしれない)、7D(R750T)、7E(GSF750)と続きます。2000年型R750はGR7HAですのでHEX表示って訳でもなさそうですね。また、マイナーチェンジ程度では型式は変わらないのが普通の様です。

 で、最後のAは仕向け地コード(というには無理があるが.....)でAが基本的にフルパワーです。ゆえに国内仕様しか無いモデルの末尾はほぼAで、輸出仕様があるモデルは代表仕向け地がAになります。排気量区分は割と厳密に規定されているようで、88までのR1100はGUだったのにボアアップされた89以降はGVになるなど、実際の排気量にリンクしています。1401ccのGSX1400はGY。

 いつ頃からこういう体系になったのかはまだきちんと調べていないのですが、88年頃には出来上がっていたようですね。ちなみに最近の機種の型式の頭につくBC-ですが、環境基準適合車に付与される型式で、車検証にこの記号が記入されているバイクは車検時に排気ガスの検査が行われるそうです。ノーマルマフラーを捨てると困っちゃうかもしれませんよ>オーナーの方々。


【01.05.23】

 小泉内閣

 ひさしぶりにびっくりした。例のハンセン氏病(ライ病)訴訟の控訴断念の件だ。この病気の詳細は殆どの人が知らないと思う(何故マスコミがこの病気の詳細を報道しないのかは想像に難くないのだが。)けど、地裁レベルの判決を国が追認するのは極めて異例だ。しかもこの判決は国会の責任にまで言及している。その判決に対し控訴しないとの判断にはかなりの抵抗があったと想像する。

 先の政変というか、小泉内閣の発足に際してこのSilly Talkでは大して取り上げなかった。興味がなかったのではなく、静観していたというのが正直なところだ。氏の唱える郵政民営化に諸手を挙げて賛成することはできないし、靖国参拝問題にしても政教分離の観点から承服しかねていた為だ。また、手の平をかえしたようないわゆる「小泉人気報道」にも辟易していたし、「しお爺」なんてキャラクターを持ち出すマスコミにも反吐が出そうだったから。君は「とんちゃん」を覚えておるかね?。

 だけどもだ。この控訴断念は非常に大きな意味を持つ判断であることに変わりなく、きたる参議院選挙への人気取り政策とするにはあまりにリスクの大きい判断であっただろうと思う。この先、自民党が単独政権を奪取したとしても、また政権交代が起ころうとも、この判例は生き続けるのだから。(勿論、俺はこの判断には賛成だ)

 小泉内閣を追認するつもりはないのだが、大きく変化しはじめた日本の政治を久々に実感した。そう、俺が求めていたのは〜内閣などではなく、「変化そのもの」なのだから。


【01.05.21】

 TIはやっと晴れ(笑)

 つ〜ことでストリートカフェトロフィーの観戦&SRM参加の為、岡山のTIサーキットに行ってきました。直前まで天気を読んでいた為、SRMはキャンセル待ち。まぁ招待券も貰ってるし、SBS店長がレトロ50クラスに出場するのでどのみちTIへは遊びに行くつもりだったのでOK。

 今回は一人旅なのでいつもの中国道経由ではなく、西宮までR43→阪神高速神戸線→第二神明→加古川バイパス→姫路バイパス→R2と倹約コース(バイク料金で片道800円)でTIに向います。6時前に大阪を出てTI入りが8時過ぎ(途中姫路で休憩1回)なので朝の空いている時間ならこちらのコースが断然お得と判明。ちなみに帰りもこのコースで戻りましたけど思ったよりも混んでなかった。

 書くことが沢山あって困ってしまうのですが、まずはレース結果。SBS店長はブッチギリ(混走なので良く分からなかったのだが)のクラス優勝でした。さすが!! で、テントに居候させて頂いた石やんさんもクラス2位で表彰台と盛り上がった1日でした。SRMもなんとかキャンセル待ちで走れました。タイムは測ってないんだけど、きっと2分を切れなかったな。(笑)それでもやっぱドライのサーキットは最高です。2本目、シエットGP1カラーの88R750J(多分)とメインストレートを併走することが出来ましたし、約3周ほどクリアラップで気持ち良く走れたし。写真を撮れなかったことが残念であります。

 そうそう、そろそろフロントディスクが限界っぽいです。特に今回のSRM走行後、目に見えて引きずりが増えちゃいました。200kmオーバーからのフルブレーキングなんて滅多にやらないから熱で歪んじゃったのかもしれませんね。パッドからも随分と焦げ臭い匂いがしたし。追ってMy GSX-Rに顛末は追記しますが、純正でも2枚で5万円コースなのでかなり痛い出費です。期待のサンスターのディスクはGSF用はあってもGSX-R用はまだ出てないみたいだしなぁ......。結構困ってます、ハイ。再研摩も視野にいれつつ、次回のサーキット走行までにはなんらかの対処をしたいところですな。


【01.05.13】

 I'm so tired.....

 昨日今日と清清しい天候の大阪でした。日中は汗ばむぐらいで、もう既に夏の気配が濃厚です。で、昨日は猪名川のライディングスクールだったのですが、今回初めて、自分の担当クラスを持つことになりました。今まではずっとアシスタント的なお手伝いだったのですが、終日1つのクラスを担当するのはこれが初めてで朝からかなり緊張気味。

 結局これといった大きな波瀾もなく、無事に終了することが出来たのですが、自分が走り回るのに比べて倍以上疲れてしまい、部屋に帰ってバタンキュ〜状態。暑くて体力的にきつかったってのも勿論あるのですが、心労の占める割り合いが非常に大きかったです。何度もスクールに来て頂いている方ならともかく、その殆どが初参加の方ばかりでしたので、私自身の全ての資質がとわれているような気がして。(笑)←大袈裟。けどほんと、今から思えば「ああ言えば良かった。これも言ってあげれば良かった」なんて事も多いのですが、とにかく、今の自分に出来る精一杯の事はやったつもりでいます。ただ、ライディングもそうなのですが、「教える」って行為についてもう少し引き出しの数を増やしたいところ。観察する目と同時に、表現する言葉をもっと磨かないといけない、いや、磨きたいな....なんて思いました。

 何事も奥は深く、そしてまた、道は長い.......ですね。


【01.05.09】

 プレゼント

 それはいつも突然やってくる。俺は決してクジ運が強い方ではない(宝クジは買わない)のだが、忘れた頃にポロポロと懸賞に当たるんだな、これが。人生を振り返ってみると(大袈裟)、一番最初に当たった懸賞は少年ジャンプの「セリカ2000GT」のプラモデルだった気がする。ここ2〜3年に限ってみても前後タイヤを筆頭に、3000円のハイウェイカードとか、なんだかんだで色んなものを頂いている。

 で、今日、遊風社さん(Bikers Station誌)から1通の封筒が届いた。なんだろなぁ.........なんて思いながら開封すると....。

 TIサーキットで行なわれる、モトルネッサンス/ストリートカフェトロフィーの招待券が同封されていた。直近の開催日は5/20のストリートカフェトロフィーで、このレースのレトロ50クラスにはいきつけのSBS店長が出場予定。

 まさに渡りに船ではあるのだけれど、どうせ行くならSRM(サンデーライダーズミーティング)という、入場/観戦料込みで行なわれる走行会にも出たいところ。っつ〜か、申し込まなきゃ。

 それにしても.........。出してみるもんですな。>懸賞(笑)


【01.05.04】

 TIはいつも雨.......

 なんてタイトルは付けたくなかったのだが、やっぱりTIは雨でした。(泣)どんどん悪くなる天気予報に前日からテンションが下がる下がる。(笑)なんというか、ピンポイントで雨を狙ってTIに出撃している気さえしてきちゃいました。走行そのものは2度ほどグラベルに飛び出した以外はこれといった波乱もなく、そうかといって見せ場もなく(笑)ダラダラと終了。

 で、ここまで雨が続くとそれなりにノウハウというか、無くてはならないものがまとまってきました。とはいってもレーシングレインとかそんなんじゃなくって(あれば欲しいけど)

の3種の神器です。

 3月のTIで一番困ったのがシールドと眼鏡の曇り。雨で気温が上がらないのも原因なのですが、エンジンに水が掛かって大量の水蒸気が発生しちゃうのです。走行中はまだマシなんですが、ピットで暖気したり、ウィティングエリアで待機している間に見る見る曇っちゃって「いざ!!」って時にパニックになっちゃいそうなんですよね。もちろん走行中はス〜〜〜っとクリアになってくれるのですが、こんどは息をするたびに微妙な曇りが発生したりして。

 だもんだから今回は、息を塞ぐアンチフォッグマスク(ベルクロで脱着可能)に加え、走行毎に台所用洗剤の原液をティッシュで眼鏡の表裏とシールドの裏側に入念に擦り込みました。昔ながらの方法ですが、効果は抜群で結局一度も眼鏡/シールドとも曇ることはありませんでした。タオルは濡れちゃった髪の毛を乾かすのに必要ですね。

 台所用洗剤はお弁当のソースのボトルなどに小分けにしてツーリングの時には携行しようと心に決めました。(笑)

 .....けどやっぱり雨は嫌だな。(困)


【01.04.30】

 レース、レース、レース

 昨日はスズカサーキットにFun & Run 2Wheelsを見に行ってきました。行きはなんとかもった雨もサーキット到着前にポツポツと本降りに。まぁ、一緒にいったN氏がハイエースで来ていたので亀山ICを降りたところで速攻で積んでもらってたりして。(笑)だから私は雨はあんまり関係なかったのですが、エントラントは残念だったでしょうね。レディースクラスにエントリーのE嬢を応援にいったのですが、予選はポール!!ポジション。日頃パイロン系でしか見ないのでこうしてサーキットで走っているのを見るとまるで別人みたいでビックリしちゃいました。

 で、レーススタート時はコースはフルウェット。ポールだったE嬢はスタートミスで最下位(笑)。で怒濤の追い上げでS字で3位に付け、メインストレートを全開で駈け下り、そのままグラベルへ.........。(笑)なんとか復帰したようですが、結局最下位でフィニッシュだったみたです。いやぁ........記憶に残るレース運びでした。(笑)

 ほかにもRoad Star Warsというナンバー付き車両のレースも見ていたんですが、CB1100RとCBR900RRのトップ争いなど、雨ということも忘れて応援してしまいました。やっぱバイクのレースは面白い。今回は普段解放していない2コーナーのイン側にも入れたんですが、スズカサーキットもだんだん敷居が低くなりつつあるようですね。ほんの少し前まで、ナンバー付き車両なんて鼻も引っ掛けないイメージがあったんですが。(笑)ついでに「ガチンコ」車両が格納されている交通教育センターのガレージも見物したりして。(笑)

 パイロン系も面白いけどサーキットも面白い。ほんと、バイクに乗ってて良かったなぁなんて感じているGWであります。明後日はいよいよTI。遅い方のクラスになっちゃったのが残念ですが、天気も持ちそうだし、楽しんできます。


【01.04.28】

 スポンサード

 今回の更新で随所に見られる(?)様々なしがらみ。っと書いちゃうとかなり語弊があるのでアレなのですが、お手伝いしているライディングスクール絡みで今年から各種消耗品のサポートを受ける事になりました。あんまり詳しく書くのも気が引ける話なので割愛しますが、サポート品に対して正面切ってネガティブな評価を書くことにためらいが生じるのではないかってのが少し心配です。「無料」と引き換えに失った物も大きいのでは.........なんてね。

 けどまぁ、きっちりインプレしてメーカーにフィードバックすることこそ本当に必要な事なんだろうとも思いますので、きっと相変わらずだとは思いますが、一番の懸念はこのサポートは私個人が受けているのではなく、スクールに対して受けているという事。スポンサード打ち切りなんて事態になった時、その責任を俺がかぶれるのか.......っと考えると気が重いです、ハイ。

 まぁ、しばらく商品のインプレは割り引いて読んで下さいな。(笑)

 
これからも増えていく......らしいよ。


【01.04.27】

 ブーツ

 オークションの普及で最近全然バイク用品を新品(ま、オークション落札品が全て中古というわけでもないが)で買うことがなかったのですが、ついに意を決してレーシングブーツを買いました。今まで使っていたブーツはかれこれ丸8年ぐらい使っていたので(使い過ぎ)、あちこち補修のあとが増え、雨だとすぐ靴下が濡れてしまうし、なにより.......ダサイのよ。(笑)いやほんと、新しいブーツと並べてみると最近のブーツは背が高いんですね。スクール/講習会用にはサポート品を使わせていただくことになっているので、ここはツナギに合わせて今風のプロテクションバリバリ(笑)のロボットみたいなブーツをチョイス。とはいっても店頭ではなく、取り寄せで買ったんですけどね。

 わけありで市場価格よりかなり安く手に入れたんですが、久しぶりにワクワクというか、浮き足立った気分です。(笑)TIまでにちゃんと慣らさなきゃな。


【01.04.26】

 ひげ剃り

 数少ない女性読者には分かり辛い話だと思うが、俺は中学の頃からずっとひげを剃るのにいわゆる「T字カミソリ」を使っている。電気シェーバーは便利なんだろうけど剃り残しが何となく気になるし、なにより、「剃った!」って実感が湧かないんだよな。ある種、朝の儀式みたいなもんだし>ひげ剃り。で、このカミソリなんだが、替え刃を付け替えるタイミングをいつも見失う。根が貧乏性ということもあるのか(笑)、鈍感なのか、前回いつ交換したのかなんて覚えてないのでいつまでたっても1つの替え刃で通してたりする。最近のはステンの刃だから錆びないしね。

 で、今朝、何気なく新しい替え刃に付け替えたんだけど、「俺ってこんなに切れないカミソリでひげを剃ってたのねぇ....」ってくらいの切れ味。(笑)付け替えるたびに思うんだけど、1日に使う時間は少なくても、毎日使うものは結構劣化するんだよね。それに劣化は徐々に進むから変化に気付き辛いし。1枚刃が2枚刃になり、そして今使っているのは3枚刃のカミソリなんだけど、そういった基本性能の進化よりもベストコンディションの刃(新品)であれば今でも1枚刃で十分なんだろうと思ったりして。歯ブラシも似たようなものだけど、カミソリのほうが実感しやすいな。

 なんかバイクの部品みたいだなぁ.......なんて思った朝のひとときでしたとさ。

 結論:好調を維持するのは金がかかる。←結局それか!(笑)


【01.04.25】

 I cannot understand what you want.....

 あの宣言が一体なんだったのか俺には良く理解できない。読解力不足なのだろうか。が、今のサイトがあの人の創りたかった物なのであれば「楽しい時間をありがとう。残念だけど、これでサヨナラだね」と言うべきなのだろう。

 「俺、会社を辞めようと思うんだよねぇ.......」かつて何度もそんな言葉を同僚に聞かされた時代があった。「辞めたきゃ辞めれば?」っと常に聞き流していた俺は「たつをは冷たいなぁ.....」なんてよく言われたものだ。言葉を発した本人にとって、それは相談のつもりだったのかもしれない。が、あんたの人生を背負いこめるほど俺は大人じゃないし、そんな責任は負えない。辞めたきゃ辞めりゃイイし、続けるなら続けりゃイイ。その選択に俺は介在したくないが、選択の結果は尊重するし、応援もする。そんなスタンスで俺は人と関わってきた。

 要するに彼等は心配して欲しいのだ。気に止めて欲しいのだ。弱さをさらけだす事で存在を認識して欲しいのだ。

 が、甘えちゃいけない。あなたが会社を辞めようが明日の業務はたいして変わらないし、あなたがサイトを閉じようが明日のWebは今日とそんなに違いはない。それは勿論、俺にも等しく言えることだ。「あなた」という存在にとって、会社は、Webは単なる部分でしかない。会社を辞めることは、Webを閉じることは、あなたの人生にとって「ちょっとした事件」かもしれない。けど、それであなたの全人格まで消えて無くなるのならそれは生き方が間違っているんだと思う。

 今のあなたを見ていると少し哀しくなっちゃうよ。

 好きだったマンガが月刊から隔週刊になり、週刊になってグレードが落ちるような......ものか? ま、つまんなきゃ見なきゃイイのがWebの基本なんだからさっさとブックマークから削除すりゃイイだけの話ではあるのだが、もう付き合うのに疲れちゃったよ。お元気で。


【01.04.21】

 携帯電話

 すまん。ここん所気分が乗らなくて更新が.......(笑)ま、ムラがあるのはいつもの事なのでいずれまた怒濤の更新をすると思うのですが、各種レポ(試乗会とか走行会とかスクールとか)の記憶がどんどん霞んでいってしまうのが辛いところ。せめてGSX-Rリンクだけでも充実させたいんだけど、お願いのメールを出すのすら億劫になってる。どうしちゃったんだろうねぇ>俺。5月病か?(笑)いやほんと、GSX-R1000のサイトがかなりブックマークに溜まってきたので、そろそろお願いしないといけないなぁ。

 明日は久々にツーリングクラブφさんの「我楽多ツーリング(別名銀山GP)」が企画されています。H.Funoさんはどうやら不参加っぽいのですが、10台を越えるマスツーリングは去年の大台ケ原GP以来だからちょいと楽しみ。ツーリング自体が結構久々だしね。で、このツーリングで驚いた事が2つ。1つは排気量。全15台の参加車両のうち、我がR750LはなんとCB400SFについで最小から2番目!。いやはや、何ごとも無く無事に帰って来れるんでしょうか、ほんと。で、もう一つが、携帯電話を持って無いのが俺だけ!ってこと。

>> No.10たつを     90'GSX-R750L  お持ちでないそうです

.........このコメントにはなんか笑っちゃいました。(笑)時代に取り残されてるなァ>俺


【01.04.16】

 顔面ヒリヒリ

 セントラルサーキットで行われた「ホットハートセイフティーライディングスクール」は滞りなく終了。朝の4時半に家を出て中国高速の西宮北ICを越えた辺りから濃霧。50m先も見えないまま、時速120km程度で単独巡航する羽目になった。頭の中ではマンハッタントランスファーがトワイライトゾーンを歌いっぱなし。(笑)シールドが水滴で曇るのでそれを拭う為、ずっと左手を離しての片手運転だったのが恐かったなぁ。

 が、会場に着いてパイロンを並べている頃から日も射してきて、日中は雲一つない快晴。今回の会場は四輪のジムカーナ場で、路面のグリップもそこそこあって、かなり安心して遊べる会場でした。生徒さんが到着するまでの間、ウィリーの練習を集中的にこなすも、50cmぐらいしか浮かなかった。(泣)ついでにロッシばりのバーンナウト走行の練習(リヤタイヤはもう交換時期なので惜しくないし)もしたんだけど、これまた前に進む事が出来ず。やっぱ、下手くそだなぁ。

 肝心のスクールの方ですが、初めての会場、殆どの方がスクール自体初めての経験ということもあり、当初は混乱を予想していたのですが、これといった進行ミスもなく、無事終了です。上手く言えないんだけど、生徒さんの楽しそうな顔を見ていると、「あぁ、やっててよかったなぁ」なんて素直に思います。決して楽しい事ばかりじゃないんだけどね。朝は早いし。(笑)

 終了後、サーキットの体験走行があったんですが、3周の予定がチェッカーが出るのが遅れて4周走れるオマケ付きでした。初のセントラルの感想は.........ジェットヘルでは5速全開までしか恐くて開けれん.....でしたとさ。(笑)風の音が凄いんですよ、ほんと。

 帽子を忘れちゃったので、今朝は顔面がヒリヒリしてます。もうすぐ夏なのかもしれませんね。 


【01.04.14】

 GSX-R750Lという名のパズル

 はぁぁ.......。久々に泣き言です。昨日のWhat's Newで予告していた地味なメンテナンスメニューというのはですねぇ。

1)スロットルワイヤーの交換
2)フューエルチューブの交換
3)負圧取り出しチューブの交換
4)メーターギヤのグリスアップ
5)フロントディスクの完全脱脂

というものでした。いずれも機能に問題があるわけではなかったのですが、スロットルケーブルは遊びの調整範囲がかなりMaxに近付いている事、メーターギヤはフリクションの低減、ディスクの脱脂はサーキットランに備えて......ってな感じのメニューです。チューブ類の交換は、タンクがJ型のに変わっている関係で、かなり取り回しがきつい(コックの位置が若干違う)事が理由で、Rのキャブはスロットルがセンターリンクの為、ケーブル交換するならキャブは外さないといけないので、そのついでに.......ってニュアンスだったのです。

 天気予報は午後から崩れそうな事を告げていましたので、朝の9時過ぎに作業開始。カウルを剥ぎ、タンクを取るまではいつもの事なのでサクサクと作業がすすんだのですが.....。問題はキャブでした。右のスイッチボックスをバラし、スロットルケーブルをフリーにし、ドレンからガソリンを抜き、インシュレーターのバンドを全て緩め、横に引き抜こうとするのですが.........。

 こんなもん、絶対に抜けん!!(怒)

 まったくもってトホホであります。明日はセントラルサーキットへ「ホットハートライデイングスクール」のお手伝いに行く予定なので、今日中にバイクは動かせる状態に戻さないとなりません。で、結局ケーブル及びフューエルホースの交換は諦めたのですが、問題は再度組み付ける事。前側のインシュレータは比較的簡単にはまったのですが、後ろがアウト。仕方ないのでエアクリーナ側から押す事にしたのですが、そこに辿り着く為には.......。そうです。あの悪名高いエアクリーナ交換と全く同じ手順を踏まねばならないのです。シートを外し、リアカウルを外し、バッテリーケースを外し、ハーネスを避けながらイグナイタのコネクタを抜き.........。Rは完全にストリップ状態。やっとこさエアクリーナを抜き取り、そこから手を入れてファンネルを押し込みます。

 ようやくキャブが付いたのですが、肝心の作業は何も出来ず。ほんと、何が疲れたかって、この現実が一番疲れました。(笑)だんだん天気も怪しくなってくるし、ほんと、泣きそうでした。とりあえず長さが一番きつかった負圧取り出しチューブのみ交換してリア回り、タンクを組み立てます。この時点で2時。(泣)これしかしないつもりなら1時間もかからず終わったはずなのになぁ。

 このあと、フロントを浮かしてホイールを外し、メーターギヤを分解して洗浄/グリスアップ、再度組み付けてディスクの脱脂、キャリパーをばらしてパットの脱脂、ピストンの洗浄。カウルを取り付けて午後4時前。

 ほんと、もう少し作業しやすく作ってくれぃ>スズキ。特にRはセンターリンクだから、キャブ周りは鬼門ですな。750でこんなにしんどいんだから、背が高い1100だとどうなっちゃうんだろ??

 手元にあるパーツを交換できる日は来るのか.........。

 ##SBS店長談:「佐藤君、キャブはグリグリこじらないと外れないよ(笑)」.........そうだったのねぇ(泣)


【01.04.08】

 バイクは面白く、教えるのは凄く難しい.......

 今日は絶好の天候の中、猪名川サーキットライディングスクールのスタッフとして参加。スタッフとして携わり始めて半年ぐらいになるのだけれど、事務の流れは比較的把握できつつあるが、具体的な指導内容となるとアシスタントとしても4流以下である事を改めて実感。いやほんと、バイクを楽しく乗ってもらう為に少しでも力に成れれば......なんて思いながら努力はしているのだけれど、話し方一つ、見るポイント1つとってもしどろもどろになるばかり。ほんと、もっと勉強しないとダメだな。(そうそう、昨年秋に受験した「準指導員資格」は無事合格したようです。)

 が、そんな個人的な感情から離れると、ほんと、バイクって面白いなぁと痛感した1日でもあった。今回は天候が非常に良かった事に加え、「キッズスクール」と「全日本トライアル選手権」も併催されていた関係で一度に様々なバイクの楽しみ方に触れられた気がする。恐らく受講された皆さんも同じような気持ちなんじゃないのかな。ちびっ子がほのぼのするスピードで(それでもスロットル全開!)駆け抜ける裏ストレート。目を移せば「なんでそんなところを登れるの??」ってなセクションにアタックする選手達。そして、当スクールの受講生さん達の走り込んでいる姿。見た目も排気量も全然違うし、音も匂いも大きさも全く違う様々なバイク達。共通点はエンジンが付いている二輪車ってだけなんだけど、ほんわかした、春の陽気に同調したかのような気分に浸れた1日でした。自分自身もそれなりに(こっそり)走り込めたしね。(笑)

 で、帰宅して録画していたWGP開幕戦を観ると500ccの壮絶なバトル!!に原田の復調、応援していたスズキはイマイチ振るわない結果だったんですが、いやぁ、ほんと、今年のWGPは無茶苦茶面白くなりそうです。生で見れた人たちは幸せでしたね>今回の鈴鹿。うらやましいよ>少年。

 結論:バイクは最高だぁ!!!!


【01.04.01】

 April Fool

 いまではすっかりと忘れられた感のある4月バカ。その昔、ネットを始めた頃はこの日に飛び交う嘘を真に受けて随分と恥をかいたものでした。(笑)毎年ネタに困るんだけど、今回はかなりパクリだな。(笑)ま、なにはともあれ、今後とも宜しくお願い致します。>皆様

 再度ガチンコ

 今さらの感があるが、もう一度だけ取り上げておきます。私が知っている裏情報ってのも大した事なくて、

1)当初はホンダがサポートするはずだったが、4月以降の番組スポンサーがトヨタになる関係でヤマハにチェンジした事
2)私の知人がチーム監督の最終オーディションまで進んだ事(最終的には1)も絡んで没)

ぐらいです。←本当に大した事がない(笑)

 ただ、この企画自体、TV局単独での実現は無理で、MFJを筆頭に、スズカサーキットランド(要するにホンダ)やヤマハの全面協力がなければ実現できないものです。つまり、TV局/バイク業界両者の利害が合致したからこそ実現したとも言えます。

 TV局の利とは要するに視聴率。これは割愛。で、バイク側の利とは「バイク人気、レース人気の復活」でしょうね。もうすぐWGPが開幕しますけど、国内のレース人気はひと頃と比べると悲しくなる状況ですし、若年人口の減少など、なんとか新しい層のバイクの関心を高めたい。そのための手段がTVってのもあまりに短絡過ぎるとは思いますが、レースは(サンデーレースなどを除き)興業でもありますので、ある意味仕方がないのかもしれません。もっとも、8耐なんかでも音楽的演出など、本質的ではない部分でしか改革できない頭の堅い人たちが興業を運営しているのですから仕方ないのかもね。ま、世界的な統一レギュレーションがあるので、SBなんかはどうしようもないんだけど、去年までのSP400を排してST/SS600への移行、NK-4やS-NK、X-Fなどある意味本質的な改革をしてさえ客がサーキットに戻ってこなかったって現実もまたこういった企画が通ってしまう一因のようにも思います。(逆輸入という抜け道を利用した販売を続けている限り、本質的な改革にはならないと思います。国内モデルを売るという解決ではなく、自主馬力規制の撤去こそ一番やるべき事でしょう。今度発売されるCBR600F4iのST600ベース車両は60万円弱。かなり評価に価する金額だと思いますけど、国内モデルがあるから出来たプライスなのか、シェア確保戦略的プライスなのか、レースの底辺を本気で広げるバーゲンプライスなのか。他のメーカーの動向が気になる私です。逆輸入車の約半額ですもんねぇ)

 で、BBSなんかを通じての代表的な意見は、「真剣にレースを、レーサーを目指している人をバカにしている!」ってご意見。たしかにごもっともな感情だと思います。けどね。前述のように、この企画自体、興業主が絡んで実現できたものですし、それになにより、TVってメディア、特にバラエティと呼ばれる番組で取りあげられる企画は、それぞれの分野で真剣にそれを目指している者にとって堪え難い企画である事が殆どです。パチンコ、ダイビング、パラグライダー、自転車、音楽、料理などなど。自分に直接関わりの無い分野のバラエティーは結構楽しんで見てるんじゃ無いですか?適当に可笑しく、適当にお涙頂戴で、適当に波乱があって、何となくハッピーエンド。そして感動をありがとう。

 Noと声をあげる事はイイ事だと私は思います。けど、Noと声をあげるのであれば、自分に直接関わりのない分野からのNoの声にも同じように関心を向ける事が出来るのかとも思います。これまでも様々な分野でTVの企画に対する「No」の声が上がりました。その声はあなたに届きましたか?そういう意識を持ってTVを見るのはとても疲れます。(だから私はTVを殆ど見ません)

 『あの番組を潰す』と豪語した雑誌編集者が居ました。その人の思いは確かに私にも共感できる物なのですが、「なら、その対案は?」っとも思ってしまうのです。バイクに関して言えば、二輪の社会的地位の向上。目指すものは皆同じです。乗っている人にはさらなるバイクの楽しみ方を、乗って無い人にはバイクに乗りたくなるような魅力を。その為に俺は、あなたは何が出来ますか? 方法は人それぞれでしょう。このサイトの運営や、スクールのお手伝いは、そういった目的も兼ねた、私の小さな「出来る事」です。この話題は過去にもくり返し書いてますので割愛しますが、TVの企画が潰れる事よりも、私が、あなたが直接起こす行動の方が、周りの人間に与える影響は大きいと思います。最終的に、人はTVよりも生身の人間の行動や発言を信じてくれますから。逆もまた真で、仮に素晴らしいバイクドキュメンタリーが放送され、大反響を呼んでも、翌日、街で転んだバイクを、鼻先を掠めてすり抜けるバイク、大音響を響かせるバイクを見た瞬間に、「やっぱりバイクは.......」になっちゃうんですよ........。

 出来る事を少しづつ。焦らず、慌てず、諦めず。あなたのバイクライフに幸多からん事を。


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