てなわけで、久しぶりにツーレポなんぞを書こうかと思い立ち、下書きを起こしては消し起こしては消しを、水面下で繰り返していたのですが、なんかあんまりこのサイトに馴染まない気がしてきて(汗)、思い切り削除。旅先ではいつも日記をつけてるのですが、なんだか怖くて実は未だ読み返してません(笑) そういや10年前の旅日記も押し入れのどこかに埋もれたままだなぁ… まぁ、今更ここを心情吐露系のサイトにするつもりは毛頭ないので、これが正しい運営方針なのでしょう、きっと。
旅にはほんと、それぞれのスタイルがあるので、どれが正しくてどれが間違いだなんて野暮な事も書くつもりはありません。ただ、10年ぶりに訪れた北海道でしたが、結果的に走ったエリアが10年前とほぼ同じ、ルートも期せずして酷似していたのには自分でもなんだか笑ってしまいました。行動パターンが変わらない…といえばそれまでですけど、10年前は約1月もの長期にわたって滞在したのですが、今回はそれをギュッと凝縮したような感じでした。
旅先でSイントラから「たつをさんがキャンプツーリングをするなんてちょっとびっくり」なんてメールを頂きましたが(笑)、実は私は結構キャンプ好きです。…とはいってもテントを出したのは約6年振り(今のRを買ってすぐに潮岬まで一泊二日でツーリングに行った)なんですけどね。(汗) 何というか、関西にいると「キャンプをしよう!」なんて気には全くならないんですが「北海道=キャンプ」ってのはなぜか自然につながります。やっぱ、キャンプ場が充実している上、すぐそばに温泉施設があったりして、宿に泊まらなくても何の不便も無いのですごく過ごしやすいんですよね。40を超えてライダーハウスってのも抵抗がありますし(笑)、なんたってキャンプ場は静かなので、物思いに耽るのに最適。(笑)
今回利用したのは下記の4箇所のキャンプ場です。(全て携帯は圏内でした)
上富良野日の出公園キャンプ場(9/4-5泊) 料金:500円/泊 シャワー、ランドリーあり ゴミ処理可能 結局ここには2泊しました。連泊にしたのは5日の天気が無茶苦茶良くて、荷物を積んで走りたくなかったからです。(汗)お気に入りの美瑛〜美馬牛にも近いしね。 R237から吹上温泉へのメインルートの麓に位置しており、各地へのベースにも最適かと。吹上温泉の隣の白銀莊の入浴割引券(600円→400円になる)が貰えます。 |
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上士幌航空公園キャンプ場(9/6泊) 料金:無料 町内に温泉保養施設あり(500円) ゴミは持ち帰り 明るい時の写真がありませんが、ものすごく広く、且つ、ものすごく奇麗です。これが無料ってのがにわかには信じられません。 ナイタイ高原牧場へのメインルートの麓に位置していますが、案内看板がかなりわかりにくいです。台風前夜という事もあり、この夜は私を含めてバイクが3台だけという非常に寂しい夜でした。ZZR400の兄ちゃんと結構話し込んだなぁ。 |
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別海町ふれあいキャンプ場(9/8泊) 料金:500円/泊 ランドリーあり 隣りに温泉保養施設あり(500円) ゴミ箱は無いが、管理人さんが処分してくれる 中標津界隈には開陽台やら多和平やらの有名どころがありますが、なんか気分じゃなかったので(笑)、さらに南東に降りて偶然発見。保養施設の温泉は茶色で、露天風呂もあり。施設内には食堂もあります。 この日のライダーは私だけ。(寂) |
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日高沙流川キャンプ場(9/9泊) 料金:400円/泊 隣りに温泉施設あり(500円) ゴミ処理施設あり 日勝峠をやっとの思いで超えて辿り着いたキャンプ場(笑) 翌日が実走出来る最終日だったのでもう少しR237を南下したかったんですが、夕暮れが迫り時間切れ。受付が17時までなので、翌朝8時までに撤収すれば実質無料(汗)です。芝生のサイト内にバイクを乗り入れ可能だそうですが、あまりに奇麗だったので私はやめました。この日は5台位バイクが居たかも。テントが隣りになったサンダーエースの兄ちゃんは偶然ですが、前夜泊まった別海町に住んでいるらしく、「町内ではキャンプはしないですからねぇ〜。温泉は住人みんな入りに行きますけど」なんて言ってました。(笑) ここの温泉施設も食事も出来ますが、オーダーストップがかなり早いですし、温泉はちょっと狭いかも。でも、キャンプ場から歩いて行けるのはとてもラクチンです。 |
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ご愛用のコーヒーペーパーホルダー。使わない時は折り畳めます。 大阪にいるとわざわざレギュラーコーヒーを淹れる事はまず無いのですが、私のキャンプツーリングには必須アイテムです。 |
台風で1日が丸潰れになったのが勿体なかったですが、水辺の傍のキャンプ場を避けた為か、虫には全く悩まされませんでしたし、7日の撤収時を除いて全日ほぼ無風という、非常に過ごしやすいキャンプツーリングでした。風呂を入れて一泊1000円見当ですので、費用も大幅に圧縮出来ましたし。あ、北海道のキャンプ場に関してはこちらのサイトが非常に詳しいです。(帰ってきてから発見したサイトなんですが、今回利用させていただいたキャンプ場が全て高評価だったのには納得です)
あと、キャンプをしていて感じたのが、「みんな結構ギリギリまで走ってるんだなぁ…」て事。私は大体夕方4時頃にキャンプ場に入って、サイトをゆっくり観察→なるべく傾斜が無く、また、朝日が当たる方向や、水場/トイレの位置なんかを考えてテントを張るんですけど、夕食を終えてコーヒーを飲みながらまったりしている午後7時半頃にバタバタと入場→懐中電灯片手にテントの設営をしてるライダーはかなりいました。まぁ、最近のテントは私の物とは違って設営しやすいのかもしれませんが、私にはちょっと出来そうにないです。(汗)←前回、美深のキャンプ場で夜に設営→起きたらそこは窪地でテントの周りが池になってたという痛い経験からです(笑)
っつう事で、ありきたりですが、デジカメも新調した事ですし、あとは写真を何枚か並べるだけ(クリックで拡大します)でお茶を濁す事にします。(汗)
他にも沢山写真はあるんですけど、きりがないのでこの辺で。(笑
しかしまぁ、北海道やら沖縄やらの、自然が色濃く残っている地に赴くと、遠近感が狂うというか、自分の小ささを思い知らされるというか。手を伸ばせば届きそうなのに、実際はものすごく遠くにとても巨大な岩や島や山があるってのがにわかには信じがたい気分になります。また、都会人の発する「自然との共存」なんて言葉が如何に薄っぺらな物かってのもね。美瑛の丘にしたって、原野を開拓してあの景色に至るまでの苦労と時間に思いを巡らせると、ほんの少し、申し訳ない気分にもなります。自然が一番優しい顔を見せる季節に僅か10日だけやってきて、「自然は最高だ!」なんてやっぱ恥ずかしくて言えません。(汗)
それでもバイクでのロングツーリングで毎回感じるのは、「人が一人生きて行くだけの荷物なんてバイク一台に十分積める」って事です。だからこそ、バイクって乗り物はこんなに楽しいんでしょう、きっと。
ありがとね>あげは
という事で、新規ページの公開から暫く経った後にこっそり追記。
bieihills.mov(4.4MB) |
エンジンの音を響かせて走るのが心苦しい風景が広がってるんですが、やっぱあんまり伝わりませんね。(汗) BGMはこのところのマイブームのThe Blue Heartsです。 |
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