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●11.12.GSX-R in 竜洋

 本当に楽しいひとときって、文章に書く事が難しい......。それほど楽しかった1日でした。

 今年の春、行きつけのSBSでJAJA(SUZUKIのユーザーズクラブ)会報をペラペラとめくっていると、今年は創立80周年記念ということで、各モデルのオーナーを集めてスズキのテストコースを走るというイベントがある事を知る。カタナやGSFなどにくわえ、GSX-Rの日程もあったのでず〜〜〜〜っと楽しみにしていたのだった。前日は足回りの整備と念のためにオイルドレンにワイヤリングして走行に備える。(ちょいとバタバタしたけどね)

 朝の5時30分に滋賀県大津のSAにて1100Kに乗るM氏と待ち合わせ。まだまだ暗いし、そして、寒い。SAに到着するとM氏は既に待っていてくれて、そして隣には何故か同じ色の姫路ナンバー1100Lが停まっていた。なんでも琵琶湖湖畔でティーブレイクミーティングがあり、それに参加するんだとか。街中でもあんまりGSX-Rには出会わないんだけど、そんな朝早くに3台も油冷Rが停まっている事がなんか不思議。こりゃきっと、今日はいい事あるな。SAでガソリン補給して6時前に出発。寒いので養老SA、上郷SA経由で浜松ICを目指す事にしたんだけれどこれが正解。流し読みしていたので良く覚えて居なかったのだけれど、中部のGSX-R MLの方々が上郷SAを待ち合わせ地点にしていたようで、8時前に到着していた我々2人にも声を掛けてくれた。朝飯をSAで採って駐輪場に戻ってくると沢山のGSX-Rが停まっていてなんかウルウルしてしまった。ここでhaseさんとご挨拶。トイレに行ったりタバコを買ったりとのそのそと準備をしていたらいつの間にかSAには私とMさんの2人になってしまった。いそいそと出発。このころになると交通量も多く、スロットル開度も控えめになる。

 浜松ICを出るとそれこそ山のようにGSX-Rだらけだ。とりあえずICを抜けたところのスタンドで給油。迷ったけど結局いつものレギュラーを入れる。(笑)で、給油が終了した時にさっきのICに集まっていたGSX-Rが大挙して通り過ぎたので追走。道案内を感謝します。>MLの方々。竜洋テストコ-スの入り口に着くと、そこではモトクロッサーがビンビンと走っていた。道路わきは2mぐらいのフェンスになっているのだが、そこからジャンプしているバイクの全景が見えるのが凄い。暫く見とれているとゲートが開き、いよいよテストコースの中に入っていく事となる。建物のあいだの道を通り抜け、結構急なカーブを駆け降りるといきなり視界が開ける。ここがテストコースかぁ.....。指定された駐車場所にバイクをとめ、ゲストハウスにて受け付け。ゲストハウスの入り口には80周年記念GSX-R750とともにミスタースズキがだるそうに(笑)腰掛けていた。

 バタバタと時間が来て開講式。諸注意のあと、いよいよ自分のRでテストコ-スを走る事が出来る...........んだけど、どうやらこのコ-スを2周を1セットにして3セットしか走れないらしい。まぁいいや。内訳は忘れたけど、総数50台弱のR(HAYABUSA等を含む。GSX-R250は探したけど居なかった。残念。)を2つの班に分けて、さらにそれを4班ぐらいに分けての走行となりました。私は前から3番目の班の一番後ろ。最後の班以外はこれといってペ-スによって分けたようでもない。事前に収集した情報では先導車によって走行ペースが全然違うらしく、飛ばしてくれる先導車である事を祈りながらコースイン。


乗車前のショット。2台前がX-1のたむらさん。私の後ろの'00Rはスタッフ。
乗車直前の忙しいこの時に、ようやくたむらさんと挨拶を交わす。

 初めて走るテストコースはなんというか、どこ見て走ればイイのかよく分からん感じ。こういう時にサーキット走行経験の有無が出るんだろうな。前を走っているうちの班は皆スムースにタイヤを温めているのでラインを出来るだけトレース。1周目はライン取りを覚えてくれって諸注意でも言ってたし.....なんていいながらヘアピン立ち上がりでいきなり内側の段差に乗り上げ。(笑)先行きが不安だが2周目となるゲストハウス側のストレートからグンと速度が上がった。「うっひょっひょ〜〜♪」なんて叫びながらこちらも右手を絞る。高速S時を抜けたところで一旦ペ-スダウン。そうだろう。お楽しみはここからだ。先導車は前の班との距離を微妙に調整している。で、「グン!!」 こちらも負けじと「グン!!!」 3速80Km/h位からのフル加速。勿論クラッチなんて使わずにシフトアップだ。4速にかきあげ、4速レッド、5速。この辺からヘルメットのマウスガードが唇に触れ始める。5速レッド、6速へ....かきあげようとしたブーツのつま先が風圧で少し押し戻される。やっと6速。この辺からヘルメットの額がかなり圧迫されてくる。スクリ-ンに潜り込み、アップダウンのあるストレートのひたすら前を見ようとするんだけど、メガネがずれていて(笑)上目遣いだと何だかよく分からん。ブレーキングで追突すると洒落にならんのでミラーを見て(追突されるのも洒落にならん)少し早めにスロットルを戻す。結局このセットはメ-ターを見る余裕無し。とほほだねぇ。

 ピットに戻ってMさんとhaseさんの組みの走行を眺める。偶然とはいえこのオ-ダ-で走行してくれるのはありがたい。頑張って写真を取ろうと思ったんだけど、デジカメの液晶が日光に反射して良く見えなかったので使える写真は........無かった。ごめんなさい。で、続く2、3セッションはさすがに余裕がでてきて、裏のストレ-トでは2速80km/h〜6速13000rpmまで綺麗に回る事を確認。10年落ちとはいえ、凄いバイクだよ、ほんと。実は走行に備えてエアゲージや空気入れも持参していたのだが、そんなのをいじる時間はまるでなかったのが残念。

 自分のバイクでの体験走行が終わるとSUZUKi手配の幕の内弁当で昼食。この時間帯は風も無く、非常にポカポカした陽気で、「あぁ、俺ってやっぱり晴れオトコ」なんて気分でした。

 昼食後は試乗車を2周×3回乗れる。正直、この時間をもう少し削って自車での走行を増やして欲しかったんだけど、新車が売れないとSUZUKIも商売上がったりなんで、まぁしょうがない。それにしても........だ。試乗車はきちんと人数ぶん行き渡るだけの数が用意されているのだが、改めてラインナップの少なさに驚く。もちろんTLやTLR、GSF750、SV400Sなどもカタログ上は「現行車種」だけど、ここで乗って気に入っても実は手に入る新車などどこにも...無いのだった。中型免許(今は普通二輪というそうだ)クラスは壊滅状態だ。そしてこれは声を大にして言いたいのだが、今回は「GSX-R in竜洋」というイベント。海外のモーターショーではこの時点で正式にGSX-R1000が一般ユーザーに見える形でデビュー(実車を見れるという意味)していたにも拘らず、この場に無い事の馬鹿馬鹿しさ。ここで作ってるのにね。走らせろ!とまでは言うつもりは無いが、買い替え対象の有力ユーザーが50人もいるというのに展示すらしないなんて、商売が下手なメーカーだなぁってのが正直な感想でした。直後のツーリングオアシスで展示しとる場合じゃ無かろうに。


左が言わずと知れたMr.SUZUKI。右がかなり年齢差のある大西氏

 その後は水谷/大西ペアのゲストトークとじゃんけん大会。このじゃんけん大会では勝ち抜いた3人が...。書いてはいけないそうなので、ここには書けない。とっても羨ましいとだけ書いておこう。バックストレートを300km/h近くで駆け抜ける3台のGSX-Rを目の前1mで見れるデモ走行や記念写真撮影などを経ていよいよ散会。この演出がまた粋なんだなぁ。ピットから2列の隊列を組んでテストコースをゆっくり、ほんま、ゆっくりと巡航。で、バックストレートに帰ってきた時、水谷/大西ペアやスタッフがさっき俺たちがデモ走行を見ていた場所で手を振ってくれるのさ。そりゃ名残惜しくもなるよ。ヘアピンを抜け、そのまま真直ぐいけばゲストハウスなのに......なんて思いながら流れに任せて左折。あぁあ。終わっちゃった。

 その後は浜松ICまで止まらずに走り、ゲートをくぐったところで小休憩。居合わせたメンバーとしばし談笑のあと、帰路につきました。......って書くと簡単に帰れたように思うけど、道は混んでるは、寒いはで帰り着いたらクタクタでした。一人じゃきっと挫折してたな。感謝します>M氏

おまけ

80周年記念車のフロントフォ-ク部分。耐久レースはタイヤ交換があるので、フェンダーをフローティングしてある。この加工により、タイヤ交換時にインナ-チュ-ブを回転させ、キャリパとホイールの干渉を防げる。

同じくリアのクイックリリ-ス部分。子細に眺めたけど、構造がよく分からなかった。(笑)反対側を撮るべきだったか。かなり試行錯誤した自信作だそうで、プライベーターからの引き合いも多いそうです。

こんなのを撮ってる馬鹿は他には居なかった。(笑)

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