さぁて、お立ち会い。(笑)上の写真をじっくりと見てください。..........なんか変だと思いませんか? 『!!!』っと来たあなた。さすがです。オーナーの私なんて気付くまでにたっぷりと5ヶ月もかかったんですから。
そうです。6月にブレ-キホ-スのメッシュ化とキャリパのO/Hを行きつけのSBSにお願いしたんですが、その際に.......キャリパの組み付けミスが発生していたんですな。こっちの写真を見ればもっとはっきりと分るかな?
あれは『GSX-R in 竜洋』の前日の事。今までに無い高速コースと聞いていたので、オイル周りのワイヤリングとともにブレ-キ周りの清掃&グリスアップをしていた際、なんとなく違和感が.......。「???なんだろ?何が変なんだ??」っと改めてじっくりと調べてようやく組み間違いに気付いたのでした。なんか情けないな。つまり、本来右キャリパの内側のブロックが左キャリパの内側に、左キャリパの内側のブロックが右キャリパの内側に組まれてしまっていた(同じ径のピストンが向き合うのが正常)のですね。このニッシンのキャリパは、異径の4ポッドなんですが、入れ代わってしまってもそのまま組めてしまう(左右対称)のです。一般的な4ポッドなら物理的に組めない.....のかも知れませんけど、結構ヤバい設計ですね。
とにかく場所がブレーキなので取急ぎSBSに直行。既に時刻は夕方です。店に到着して怒鳴り込むのも気が引けるので、「明日竜洋なんですけど、面白い事を発見したのでちょっとバイク見てみてぇ〜〜♪」っとさり気なく店長を店から連れ出す事に成功。(笑)やっぱ、他のお客さんの前でクレームっぽい事は言い出しづらいのだった。
ってことで組み直しが決定しました。(笑)ま、物がブレ-キだけに笑い話で済んで良かったっすよ、お互いにね。
翌日が竜洋ということもあり、その場で組み直しも考えたのですが、ブロック間のシ-ルの在庫などある訳が無く、また、それまでの走行フィーリングや動作原理からも致命的に危険な状態では無い事が分かっていたので、竜洋にはこのまま参加する事に決定。ドタバタ作業で2次事故はお互い避けたかったのが最大の理由です。そんなこんなで11月は預ける暇が無かったのでした。
部品は既に発注済み&ついでにってことでフロントのマスターシリンダのインナ-パ-ツも注文。同時に作業をお願いしました。で、上がってきたバイクのブレ-キの印象は、これまた「うひょひょ〜〜♪」ですな。キャリパはパットピンまで入念に磨かれていたし、何よりマスタ-のO/Hが効いたのか、初期のタッチが非常に宜しい。こんなことならもっと早くにやっておくべきだったなぁ>マスターのO/H
ま、そんなこんなで事なきを得た(多分請求費用もマスタ-関連の部品代だけ)のですが、やっぱ、どんな人でも『ミス』はゼロにはならないんだろうし、整備を依頼する/自分でするの線引きも結構難しいもんです、ハイ。こんなけ懇意にしていて、且つ、信頼している人でも「うっかり」はあるんですから、飛び込みで依頼した作業も勿論ですが、「自分でした作業」は入念に点検してくださいね。←ボルトをなめた以外、ここん所ミスは無いのでそろそろ大ポカをしそうで恐い。
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