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●ステムベアリングへの給脂


洗浄/給脂後のステムベアリング
この写真じゃ良く分かりませんが、一部のコロがかなり焼けています。

 メンテ記録を読み返すと最後にステム周りをいじったのはTIでの情けない転倒後のベアリング交換が最後ですので、かれこれ2年と少し、距離にして15000km程が経過しています。ここ最近大きな転倒もないのであまり必要性は感じていなかったのですが、今年は車検の年でもありますので、現状確認の意味を含めて一度ステムを取り外し、洗浄/グリスアップを行う事にしました。

 部品単体になれば簡単な作業なのですが、そこに辿り着くまでがこの手の作業の面倒くさい部分ですね。(笑) 写真を撮るのを忘れていたのですが、大まかな作業手順としては、

  1. ミラー&アッパー&ミドルカウルを取り外す
  2. エキパイの下にジャッキをあてがう(まだ上げない)
  3. フロントアクスルのピンチボルト、アクスル、キャリパーマウントボルト、トップブリッジセンターナット、アンダーブラケットボルト、トップブリッジフォーククランプボルト、ハンドルクランプボルトを少し緩める
  4. フロントフェンダーを取り外す
  5. ジャッキを上げ、キャリパとホイールを外す
  6. フォークを2本とも抜く
  7. トップブリッジを抜く
  8. ホーンの配線を抜く
  9. アンダーブラケットを下から支えながらステムナットを外し、ブラケットを取り外す
  10. ダストブーツ&アッパーベアリングを取り外す

ってな流れでようやく単品取り出しが可能になります。…大仕事だ。(笑)

 取り外したベアリングにはかなりたっぷりとグリスが給脂されており、「やるな、店長!」って感じでした。いつもありがとうございます。

 ざっと掃除したあとの下側のベアリングレース。交換以降ステムを抜いた覚えはないのですが、通常よりも広い範囲で接触痕が残ってます。ジャックナイフやウィリーで遊んだりしたからかも知れません。

 指でなぞっても段差は確認出来ませんでしたし、グリス切れを起こしていた訳でもないので錆もなし。5-56を塗布した耐水ペーパーで軽く均した後、パーツクリーナで洗浄、薄くグリスを塗布しました。

 赤色の矢印、レース下側の段差にはベアリングのダストシールが填りますので、特に入念に清掃しておきます。(重力でグリスが流れてくるのでここは結構汚れます)

 同じく上側のレースです。こちら側はそれほど荷重が掛からないので接触痕も比較的目立ちません。

 下側同様、ペーパーで軽く均して薄くグリスを塗布しました。

 手がグリスまみれになるのでベアリング側の写真は撮れなかったのですが、パーツクリーナ&歯ブラシで古いグリスを洗い流したあと、今回はウレアグリスを給脂しました。グリスの選定には毎回悩むのですが、このところ日常整備に使っている比較的軟らかめのグリスの印象が結構イイので、それを使いました。また、この部分には「タップリ」と塗りこむ事が推奨される事が多いですが、要はコロとレースの隙間がグリスで埋まればイイと判断し、今回は気持ち少なめに給脂。また、一度仮組みして、組み付け時にはみ出たグリスは入念に拭き取りました。

 アンダーブラケットのハンドルストッパー周りって比較的グリス汚れが発生し易いんですよね… 油脂で汚れる→砂粒などが付着する→削れるの黄金サイクルにはまってしまい易い場所である癖に補機類が沢山あって掃除もしにくいという、とてもやっかいな部分ではあります。まぁ、通常なら上下のダストシールがきちんと機能してる筈ですので、砂粒などがベアリングにまで混入する事はまず無いと思いますが、分解整備した際には、組み付け前に周囲をくどいほど清掃する事をお勧めします。結構負荷が掛かるベアリングですので、砂なんか噛んじゃうとあっという間に寿命が来そうです。

 ってことであとは逆手順で組み込みです。ステムナットは手締めで一杯一杯+1/16回転辺りに調整して今回は組みました。

 天気予報は晴れだったのに断続的に雨が降ったり止んだりの天気でしたのでまともな試走は後日になりますが、ちょろっと走った印象はかなり良好で、このところ感じていたフロント周りの違和感がかなり軽減しました。この2年間でステムナットの調整は何度か行った記憶がありますので、やはりこの辺りの力加減というか、テーパーローラーベアリングの与圧管理は難しいです。もう少し調整がし易ければイイんですけどね。


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