おまえが傍におった時、俺はまともによう見んかった やけど、俺は虫けらで、ほんまにダメな奴 たとえどんなに痛くても おまえは気づいてるやろうけど やけど、俺は虫けらで、ほんまにダメな奴 あいつがまた走り出す なにもかもがおまえを幸せにするだろう やけど、俺は虫けらで、ほんまにダメな奴
"Creep" by Radiohead |
【09.03.25】
ってなことで、本日、あげはは私の手が届かない何処かへ行ってしまいました。
「このバイクに一生乗るんだ!」なぁんて事はこれっぽっちも思っては居なかったんですが、なんていうのかなぁ…
カスタムらしいカスタムなんて結局全然やりませんでしたから、「俺が作り上げたんだ!」なぁんて思いも全然ないんですけど、蜜月時代が長かったというか、調子がいい時も悪い時も、出来る限り私の力で何とか解決しようとしてきましたし、また実際、そんなつたない私の作業をしっかりと受け止めてくれたバイクでもありますので、この心の中の喪失感ってのは、何年も消えない様な気がします。
このサイトの中では、走った思い出と、整備した思い出の比率だと圧倒的に整備した思い出ばかりを取り上げていますが、実際は走った思い出の方が圧倒的に大きい訳で、通勤や街乗りは勿論、ツーリングに、サーキットにと、どこに行くにもあげはと一緒だった訳でして、いざお別れとなると、そうした楽しかった時間ばかりが思い出されます。
あげはとともに過ごしたこの9年の月日は、私にとってはとても充実していたのですが、あげはにとっては、9年前のあの雨の日に、私なんかに出会わない方が幸せだったのかもなぁ…
2007年秋の岡山国際サーキットでの不慮の事故の後、様々な事情で結局乗り換えに至る訳ですが、結局こんな最期を迎えさせてしまった自分自身の不甲斐なさに、ちょっと自己嫌悪に陥ってます。
もっと走りたかったやろうなぁ… ゴメンな、あげは...
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