先日ユーザー車検を受けたんですが、その事前整備の際にリアのキャリパーのダストブーツが一部破けている事に気がつきました。ま、ブレーキ動作そのものにはさほど影響がない部品なので見なかった事にして(笑)そのまま車検を受けたんですが、場所がブレーキでもありますので部品を手配の上、本日交換となりました。
しかしまぁ、このブーツ、上手く嵌めるのが至難の業でして、なんだかんだで炎天下の下40分ぐらい作業したかも。外側のリップが上手く嵌まんないんですな。文字で書くのは難しいんですが、まず内側の穴をピストンの溝に収め、その後外側のリップをなで付けるような動作で嵌めてゆきます。組み上がったらペダルを操作してピストンをせり出させ、きちんと富士山の形にブーツが被さっているかを確認。その後は指で押し戻して反対側のピストンにも嵌めてゆきます。同じゴムブーツでもナニを装着するのとはかなり勝手が違います。(笑)
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右が新品、左が使い古しのブーツ。比べると弾力の違いは歴然です。使い古しの方はそれなりに変形もしてますね。 |
組み付け前のTipsとしてはブーツ全体に薄くシリコングリスを塗布する事ぐらいですかね。硬化防止にもなりますし、滑りが良くなりますから、組み付け時の破れ防止にも繋がります。
しかしまぁ、いくら「ダストブーツを外すだけで即レースキャリパーに変身」がウリな構造であるとはいえ、メンテナンス性もそれほど良くないし、次世代キャリパでは普通のダストシール構造に変わりましたからそれなりにトラブルもあったんでしょうね>このブーツ
ふだんノーチェックの方は一度確認してみるのもイイかも知れません。あ、部品代は200円/個(税込み)程度です。
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