毎度の事ながら、気がつけばなくなっているリアブレーキパット。(泣) 前回交換が4月の終わりなので正味4ヶ月、走行距離にして5600km(走り過ぎ(笑))で今回も交換時期が到来しました。今回はそれほどパイロン系で走り込んだ記憶もないんだけど、相変わらずライフは短いですなぁ>リアのブレーキパット。
商品レポは追ってまた追記しますが、今回は自己手配になったので、値段&ライニングの厚さを重視してデイトナさんのハイパーパットっていうのをチョイスしました。所詮リアだし、効き味なんてどうでもイイので。←イイのか??(笑)お値段は2800円/キャリパーです。交換手順などはいつもと同じなので割愛します。
で、街乗りや峠メインの方は「何故あんたのリアブレーキパットはそんなに減るのか?」がすごく不思議だと思うんですよね。リアブレーキなんて踏んだ事がないと豪語する人も実際に居ますし。コンテンツ違いな気もするのですが、少しだけリアブレーキの使い方に着いての蘊蓄を。
ご承知の通り、オートバイにはエンジンブレーキ、フロントブレーキ、そしてリアブレーキの3つのブレーキ(5つと言う人もいますが、最後の1つはかなり痛いブレーキです(笑))が付いています。このうち、ライダーが効き加減を自在にコントロール出来るのはフロントとリアのブレーキです。(クラッチを使いこなせばエンジンブレーキもコントロール出来ますが減速にはシフトダウンを伴う事が殆どなのでそれほど実用的ではありません)乗用車と違い、オートバイのブレーキが何故前後独立しているのかについてはまた改めて書くつもりですが、「減速が主目的のブレーキ」の場合、リアブレーキは殆どその役目を果たしません。これは速度が速いほど顕著です。ストレートエンドのフルブレーキだとリアが効き過ぎると簡単にホッピングを起こして却って制動距離が伸びる事さえあります。
じゃ、リアブレーキは何の為に付いているのか? そして、私のリアブレーキパットのライフがこんなに短いのは何故なのか? それは「車両姿勢」をコントロールする為に使っているからです。
後方の安全を確認して試していただきたいのですが、スロットルを一定にして走行中に、クラッチを切らずにリアブレーキを踏むとバイク全体がググッ!っと路面に押し付けられるのを感じると思います。当然速度は落ちるのですが、スロットルを戻してエンジンブレーキで速度を落とす、あるいはフロントを握って速度を落とすのに比べ、格段の安定感があります。これに慣れると次に、交差点での左折中などにリアブレーキを踏む事で、旋回半径や車速を「より安定しながら」自在に変化させる事ができるようになるんですな。バンクしながらフロントを握る、あるいは、開けていたスロットルをバンク中に戻すときの挙動よりは格段に安全です。
リアブレーキを使いこなせるようになると、ライディングの幅は確実に広がると思いますよ。せっかく付いている部品ですから、活用しないのは損だと私は思います。
何でこんなにリアブレーキパッドの消耗が早いのか......の考察はこちらから。そりゃないぜ、ベイビィ〜(泣
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