それは猪名川サーキットをそれなりのペースで走っている時に起きました。右のダブル8Rから左へ切り返した時に股の間から「バキッ!!」ってな音が。(泣)とりあえずピットに戻って点検してもそれらしき音の原因が見つけられなかったんですが、後日珍しく(?)洗車をしているとなんだか右のサイドカバーがグラグラしてる.......。まさかね?なんて半分疑いながらシートを外すとそこには見事に分離したカバーのボスが....(泣)
どうも極端に前乗りをするとこの部分に負荷が掛かっちゃうみたいですね。
ま、折れてしまったものは仕方がないのでそそくさとリペアに取りかかろうとしたんですが、ご覧の通り、かなり細い切断面ですのでハンダゴテによる溶接はどうも無理っぽい。プラリペアって便利な商品がある事は噂で知っているのですがどうも単価が私の価値観にマッチしません。(笑)
ってことでいつものホームセンターを物色すると何となく使えそうな瞬間接着剤を発見。早速試してみる事にしました。
| これがその瞬間接着剤。どこにでもあるアロンアルファなのですが、「プラスチック用」と謳ってあるだけあって、プライマー(下地処理剤)が同梱されています。 けど、裏面をよく読むと対応素材に「ABS」とは書かれてないんだよなぁ......。一抹の不安が。(笑) |
これが接着後。脱脂してプライマーを塗って接着。強度は結構出ました。 |
乾燥を待ってそそくさと車体に装着。何度か抜き差しさせても外れる様子はなさそうです。便利な世の中だ。(笑)
なぁんて思っていたんですが、何度か走行するとやっぱり外れちゃいました。(泣)どうも接着面積が小さすぎるようです。仕方がないのでやっぱプラリペアを......っとは考えず(笑)、再度ホームセンターを物色。で、選びだしたのがこれです。
| これまたプラスチック用と謳われてますが、これはいわゆる瞬間接着剤ではなく、ドロリとした透明なボンドです。 |
| 裏側にはちゃんと対応素材に「ABS樹脂」と書かれてますね。 |
季節が冬なので接着には屋内作業で丸1日ぐらいかかります。ちょいと厚塗りしすぎたかも。(汗) |
再接着後、何度か走行しましたが、今度は今のところ外れてはいないようです。けどまだ本格的なスポーツ走行をした訳ではないので実用強度は相変わらず不明のままでございます。
一応、また追ってレポートする予定です。
思い出したの出追記。(笑)結局上記のGPクリアでも強度は不足し、猪名川スクールの第一回目終了時にチェックするとまたもやボス部分が分離していました。はぁぁ。
ま、今回は割れたフロントカウルの補修に使ったプラリペアの余りがありましたのでそそくさと接合。ほんと、この商品は優秀です。
ちなみに今回の作業で一番手間取ったのはGPクリアを剥がす事....でした。(笑) 最初は横着してそのまま上塗りしたんですが、全くくっつかず、かなりの量のアクリル樹脂を無駄にしまった....。
こんなことなら最初の段階でプラリペアを購入するべきでした。
【06.01.27】追記
いままで左側のサイドカバーのボスはずっと無事だったのですが、ここへ来てあっさりと分離してしまいましたので、プラリペアをつかって早速リペアです。
小分けしたリペアキット。かなりきつい匂いがするので部屋の中では作業したくないのですが、屋外だと粉末が飛散してしまうのでやむなく屋内作業です。 | |
左サイドカバー側断面。 奇麗に分離しているのでリペアは比較的簡単そうです。 | |
こっちがボス側。 中央にリブも入っていて、比較的丈夫なように見えるのですが、さすがに16年も経てば寒い時期に力がかかればあっさり割れるのかも。 サイドカバーの樹脂は、最近のバイクに比較するとかなり厚いですね。 | |
今回は点付けでリペア。プロの溶接のような奇麗なビードが出ないのが残念ですが、ま、裏側だしイイか。 あ、今回は無色のクリアタイプを使用してます。 | |
サイドカバーにはボスが2箇所あるのですが、無事だった方の基部にも念のために樹脂を盛っておきました。 |
久しぶりにプラリペアを使いましたが、匂いがきつい事を除けば、ほんと、使いやすい製品だと思います。これでもう少し安ければなぁ…
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