●BIKERS STATION 1998年1月号(No.124)

　「GPZ900RとGSX-R1100 購入、整備、改造ガイド」という巻頭特集が載っています。

　歴代ニンジャ（含む750）と歴代R1100（含む750）の詳細及びメンテガイドなど。750をきちんとフォローしているのは編集方針が明確で好感が持てます。

　が、なによりこの特集で私が痛感したのは「油冷エンジンの美しさ」ですね。ニンジャのサイドカムチェーンエンジンとほぼ同時期の設計なのですが、パフォーマンスはもとより、前後長の短さ、そして全体の造形など。単体で見ても美しいエンジンってそんなに数は多く無いし、極端にいえば、この油冷以降、その種のエンジンって出てい無いような気にさえ成ります。優しさとハードさが同居したようなデザイン。イナズマやGSFのように、ネイキッドバイクに積んで「見せる」アプローチも正解だったんでしょうね。＞油冷エンジン

　とはいえ、ロッカーアームの形状などは両者でかなり酷似していて、ひょっとして当時から技術提携していたのでは？　なんて想像も膨らんだりします。（笑）