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〜'03.12.31までのSilly Talk

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【03.12.31】

 友人、優人、人の為

 毎年恒例となった、大学同期独身男3人組の忘年会。私は普段殆どお酒を飲まないのですが、昨夜は思いっきり酔っぱらうつもりで久しぶりにミナミまで出ていきました。夕刻6時過ぎから飲み始めて、気がつけばいつの間にか夜中の12時過ぎ。それなりに呑んだんですが… やっぱり、こんな気分の時程、酔えないものですね。(笑)

 今では年に2〜3回しか顔をあわす機会もなくなってしまった友人達ですが、彼等の存在のありがたさ、大切さ、そして、今の私の価値観や生き方に、彼等が少なからず影響や刺激を与え続けていた事を改めて痛感しました。

 友人は優人。親や夫婦、恋人とはまた違った、友達という立場だからこそ持ちうる友情から来る優しさ。その優しさは時に辛く厳しく胸に突き刺さる事もあるけど、だからこそ、ありがたいんですよね、彼等の存在が。「人の為」なんて言葉を良く聞きますが、そう口にしながら行われる世の中の様々な行為の胡散臭さを見る度に、「人の為と書いて偽りと読む」なんて使い古された表現が頭をよぎります。…本当に相手を思いやる時、「これはお前の為だ!」なんて言葉は要らないのかもしれませんね。

 友達のいない人が持つ寂しさや心の隙間を、頭では分かっていたつもりでしたが、こんなに友達に恵まれた環境にいる私が想像する寂しさなんて、所詮はうわべだけの想像でしかなかったんだよなぁ…。

 結局電車もなくなったので、タクシー飛ばして箕面の友人宅へ。まるで学生時代に戻ったようなコタツでの雑魚寝。(笑) ほんま、何年ぶりやろね、こんな夜は。臭い台詞になってしまうのが恥ずかしくて、結局最後まで口には出来なかったんだけど、ほんま、ありがとう。…俺は幸せ者だよ

 辿り着いた結論:

   


【03.12.28】

 さようなら

 わざわざこういうスペースにプライベートな事を書くのもどうかと思いますが、自分の日記帳でもあるのでご勘弁を。

 この2年半程おつき合いしていた人と先程お別れしてきました。あなたの居ないこれからの人生なんて今のところ想像すら出来ないほど実感が無いのですが、これから徐々に、失ったものの大きさに気づくのだと思います。何処にでも、誰にでも、自信を持って紹介出来、また、その誰からも好かれるような、私にはとても過ぎた人でした。今ならあなたが何を考え、何を想っていてくれたのかがよく分かります。だけど、時間は戻らない。残念です。

 …やっぱり上手く書けませんね。

 あまり身体が丈夫では無いあなたですので、健康にはくれぐれも気を付けて下さい。あなたと過ごした日々は、間違いなく、今までの私の人生の中で、最も笑顔が多かった日々でした。本当に楽しく、また、幸せな時間をありがとうございます。

 どうか、お元気で。


【03.12.14】

 いやはやなんとも…

 なぁんてハレンチ漫画(誰も知らんだろうな)がその昔ありましたが、ついこないだ書いたばかりのフセイン大統領の拘束という「分かりやすい成果」のニュースがいきなり飛び込んできてかなりびっくりしてます。今後の状況はまだ流動的だと思いますが、フセインによる圧政が事実だったのであれば、フセイン復活に脅えていたことが原因の内乱やゲリラ活動はこの先急速に衰える可能性はかなり高そうですし、そうなれば選挙前のこの時期に成果を上げたブッシュ氏の再選の可能性はかなり持ち直すかもしれませんね。

 その流れは北朝鮮問題を抱える小泉首相にとっても一番望ましい結果である事は間違いないですし、人道復興支援の名目で派遣される自衛隊の方々の危険性が低くなる事もとても喜ばしい事だと思います。思いますが…

 今回の拘束で先に書いた日本にとっての最悪のシナリオは当面回避出来ると思いますが、一連の小泉首相の選択はまさに「結果オーライ」「神憑り」であり、それ以外の表現をする事が私には出来ません。それだけ危ない橋を渡っていた事を改めて実感します。

 結論:

 国の将来を大きく左右するような決断をする時は、もう少しきちんと国民に話をしてくれ。
 30分も時間をかけてあの派遣演説じゃ、なんで俺がこんなにホッとしてるのか、だれも分かってくれないだろ…(泣  


【03.12.11】

 選挙

 つまらないお伽話なので読み飛ばして下さい。

 つい先頃日本では衆議院議員選挙が行われ、ご承知のとおり、結果は自民党の圧勝というか、社民や共産などの惨敗で終わった。マニフェストなんて目新しい単語が飛び交った以外は特に目新しい争点もなく、衆議院を解散した小泉総理にすればほぼ狙い通りの選挙結果だったと思う。が、そんな中にあって、自由党と合併した民主党がかなりの議席を確保した事は、政権交代の是非はともかく、注目に値すると思う。これまでの日本であれば、特定の政党が飛躍する時は、なにかしらの「ブーム」が世論にわき起こっている事が常だった。選挙日程を選べない参議院ではマドンナ旋風なんて物が吹き荒れた事もあったし、「新政党」ブームの時には自民党は一度は下野したものだ。個別の政党についてのコメントは控えるが、そうした素地がない事を入念に計算して行われた選挙として改めて眺めれば、結果は確かに今の日本の世論そのものに思えるし、先の外交官殺害事件が選挙前に起こっていれば、結果はまた違ったものだったのかも知れない。まぁ、どっちに大きく振れたのかは私には分からないが、少なくとも投票率はもっと上がっただろう。

 ところで来年は合衆国の大統領選挙の年だ。こんな極東の島国に住む一大阪市民が、海を隔てた外国の大統領の選挙を気にするのもなんだか複雑な気分にもなるのだが、合衆国の大統領が何年続くかは中短期的な日本の将来に大きく関わるので仕方がない。極論すれば、日本の総理大臣が誰であるかより、合衆国の大統領が誰であるかの方が、日本人の将来には大きく影響するように思う。

 2001年、21世紀最初の合衆国大統領に就任した現ブッシュ氏(共和党)であるが、その選挙では、開票結果(パンチカードの穴)を巡って訴訟合戦にまで発展したほどの辛勝であったことは記憶に新しい。対立候補のゴア氏(民主党、クリントン大統領時代の副大統領)との票の差は実に291万2000票代での537票差(2000年11月26日発表時の数字)という激戦であり、就任当時から2期目(合衆国大統領の任期は4年で、二期しか就任出来ない)が危ぶまれていた大統領だ。

 国内ではあまり解説を目にする事は少ないのだが、現在の民主/共和両党の対日政策の大まかな違いは、民主党は、日本の協力がなくても合衆国独自で中国とエンゲージメント政策(対話と交流を重ね、変化が起こるのを辛抱強く待つ政策)を実施できると考えているのに対し、共和党は、中国を扱うには、日本を中心としたアジアの同盟国の結束と協力が必要であり、場合によっては対中国コンテインメント(封じ込め)政策を取る事も辞さないと考えていることだそうだ。まぁ、いずれにせよ民主党も共和党も、冷戦終結後の中国市場に大きな魅力を感じているという点は変わらないんだろうけどね。

 要するに対日政策に於いて、民主党は「経済第1、安保第2」、せいぜい「経済も安保も大事である」ってスタンスで、共和党は「安保第1、経済第2」ってな感じになるのかな。小泉総理の国内政策の影響が最も大きいのは当たり前なんだけど、ここ数年の日本の不況や、自衛隊を巡るドタバタを、「個人的に友人でもある」なんて公言する小泉総理とブッシュ大統領の就任時期にリンクさせてみれば、「確かになぁ〜」っとは思う。

 で、当のブッシュ氏も自分の2期目が危うい事は良く分かっていたのだが、そこに幸か不幸か9.11が起こる。テロとの戦いを宣言し、「これは新しい形の戦争だ!」っと、9.11の首謀者とされるビンラディン氏率いるアルカイーダを叩く為、アフガニスタンを空爆。宣戦布告すらせず他国の領土に攻撃を加えるだけでも異常だと私なんかは思うのだが、9.11への同情からか、国際世論は概ねこれを支持し、ビンラディン氏を拘束出来なかったという致命的な失態を演じながらもブッシュ氏の国内支持率は急上昇し、その年の中間選挙では共和党が圧勝した。これに味を占めたのか、ブッシュ氏は今度はほとんど言いがかりに近い理由でいわゆる「イラク戦争」を始めた。開戦に至るまでに戦争理由がコロコロと変わった事はまだ記憶に新しいが、戦争の是非や利権はさておき、最終的にブッシュ氏が描いた青写真を漫画的に表現すると、

テロリストを支持する独裁政権からイラク民衆を解放し、民主的国家を樹立する正義の国
それがアメリカ合衆国! そして私こそが合衆国大統領!

ってな感じだったのだと思う。いかにも合衆国国民に受け入れやすいストーリー(笑)だ。バクダット陥落時のフセイン像倒壊あたりまでは確かに描いていた通りにストーリーは進んでいたし、フセイン大統領を拘束出来ないなんて致命的な失態をまたもや犯してさえ、戦闘終結宣言あたりまではなんとか格好もついていた。こりゃ2期目はあり!っと踏んだ日本政府は、日米首脳会談で自衛隊の派遣を約束、大急ぎでイラク特措法を成立させた。共和党の大統領がさらに4年続くと判断したのだから当然なんだろうけど、これが大誤算になってしまったのが昨今のイラク情勢で、当初の青写真はまさに絵に描いた餅となってしまい、戦闘はいまだ継続し、ゲリラ戦の様相さえ呈している。ブッシュ氏の繰り出した大統領選挙用ダメ押しパンチはあっけなくカウンターを喰らったようなもんだ。

 ここから先は私の単なる予想だけれど、魅力的な正義の味方の青写真や、一方的な戦闘終結宣言で自国民を一度酔わせてしまった以上、現状のイラク情勢が劇的に好転しない限り、次の選挙でのブッシュ氏の再選はまず無いだろう。ビンラディン氏/フセイン大統領の拘束や、大量破壊兵器の発見など、「誰からも分かりやすい成果」が無ければ、ほぼ絶望的だと思う。今、合衆国国民の目に映っているのは、「強いアメリカ合衆国」ではなく、欧州から嫌われ、嗤われる「格好悪い、無様な合衆国」だ。そんな大統領をあの国の国民が許すはずが無い。結局、親子揃ってイラクと戦争をしただけの大統領(ちなみに父親も2期目は無かった)となる可能性が高いと私は思うし、2期目が無ければ、開戦時の証拠ねつ造問題を本格的に追究されてしまうかも知れない。大義が無かったことが明らかになってしまえば、それを支持した日本も英国も世界中の笑い者だ。(泣

 ブッシュ氏の2期目がないとなると、次の4年は必然的に民主党の大統領になる。先に書いた通り、民主党の対日政策の基本は「経済第1、安保第2」なので、再選を前提としている現在の日本の政策は、かなりの修正を余儀なくされるだろう。予備選挙の結果次第では、ひょっとすると合衆国は、来年春にでも強引にイラク政権を発足させ、イラクの治安維持からあっさり手を引く、若しくは、ブッシュ氏の在任期間中のみ惰性で続けるだけになるかも知れない。まぁ、石油利権が残るだけ合衆国はまだマシなんだろうけどさ。だけど、時の首相が読みを過って、戦場に「復興支援」を掲げて現地に赴く羽目になる自衛隊はそうもいかんだろ。暫定でも何でも、政権が発足すればそれは明らかに戦後であり、その状況こそ、人道復興支援が最も必要とされる状況の筈なのだから、それを行うことを目的とした法律をわざわざ立法しておいて、中途半端に手を引いてしまってはそれこそ世界中から後ろ指を指されてしまう。それなのに、先日政府が出した基本計画では派遣期間は1年、実際は半年程で計画中だという。本音を隠し、見え透いた大義を掲げて政治を行うからこんなに無様な事になるのだ。

 随分長くなってしまったけど、結局何がいいたかったかというと、ブッシュ大統領は策に溺れ、小泉総理は中期的将来を見誤ったんじゃないの?って事。ブッシュ氏の二期目が無いとなると、戦費の負担や、特措法による自衛隊派遣は、コストや任務の危険性が高い割りに、実は安全保障上、実質的に殆ど意味(リターン)なし!っとなる可能性が高い。国民の殆どから反対され、ろくな装備も持たず、自己を守る法的後ろ盾は刑法上の正当防衛や緊急避難しかない現実のまま、事実上の戦場に「人道復興支援」の旗を掲げて派遣される自衛隊は、残念だが単なる政治のおもちゃでしかなくなる。そんなことなら、政権成立後のPKOでの派遣の方がよっぽど国際/国内世論からの支持も得られるのではないのか。被災地でのインフラの仮設ならまだしも、インターネットカフェさえあるというサマーワに自衛隊が一体何を作れるのだ? 

 戦闘終結宣言当時、フセイン大統領の身柄が拘束されていたのなら話は別だが、あのような一方的勝利宣言を鵜呑みにせず、派遣の口約束を半年、いや、たった3ヶ月だけでも引き延ばす冷静さとしたたかさがあれば、こんな情けない事態にはならなかっただろうに… 共和党政権の継続が今の日本にとって一番都合がいい(民主党は対中ではエンゲージメント政策なので、北朝鮮に対しての圧力を共和党よりも期待が出来ない)のは分かるが、最近の6カ国協議での合衆国の譲歩を見る限り、仮に2期目があったとしても、イラクに自衛隊を派遣する程度のリスクでさえ、もはやブッシュ氏には負ってもらえそうに無い。

 「そりゃ、今だったら何でも書けるよ」っとあなたは言うかも知れないが、あれだけ日米関係の重要性を強調する日本の総理が、合衆国の大統領が再任出来るか否かを読み間違うなんてあってはならないことだと私は思う。状況次第では、来年の夏、日本も衆参同日選挙があるかも知れないね。(来年の今頃、この予想が大外れしていれば指をさして笑って下さい。(笑))

 結論:

 属国は大変だなぁ…

 っつか、特措法で丸腰に近い自衛隊を戦場に送るんだから、この程度のバックグラウンドは国民にきちんと説明しろよ!
「北朝鮮に残されたご家族は、日本国の責任で必ず帰国させますので安心して下さい」なんて大見得を切れた時とは、もはや状況が違うのだ。 
 あなたが首相になって3年弱、今のところ評価出来るのは、ハンセン病訴訟での控訴断念ぐらいしか、残念ながら無い。    


【03.12.08】

 テロとの戦い

 今年も12月8日がやってきた。昨年の同日付けのひっそり更新のタイトルは"All you need is love" だった。英米による、イラクへの武力行使の気運が高まりつつあった時期であり、また、北朝鮮による不審船や拉致問題など、かつてない程、「日本」や「国のありかた」などがクローズアップされていた時期であったように思う。が、これまでの戦後の流れと同じように、熱病のように吹き荒れていた拉致被害者の帰国問題は棚上げされ、今年の8日の主な話題はイラクでの外交官射殺事件と自衛隊の派遣問題だ。

 テレビをつければどの政治家も口を揃えて、「〜について、今こそ考えなければならない時期なのだ」なんて力説しているが、過去何十年も同じような台詞を聞かされ続けてきた俺には、今回のドタバタも空ろに響くし、また、相変わらずの場当たり的なものであるように思えてならない。

 自衛隊がイラクに行く。その根拠となるものはイラク復興特別措置法なのだそうだ。非戦闘地域だの戦闘地域だのの区分けがやたらとクローズアップされているが、問題の本質は、「法律」というものをあまりに軽視している事にこそあるように思う。その場しのぎで立法し、いざ運用の段階になると現実に合わない。だが、国益の為、大義の為、出来る範囲で実行する事こそが大事というのが政府の趣旨だが、根拠となる法律の条文から逸脱する事態があらかじめ予想される現状で自衛隊を派遣するのは順番が違うのではないのか? 万が一自衛隊が戦闘に巻き込まれ、双方に死傷者が出るような明らかな交戦状態に陥った際、恐らく政府は「交戦」や「戦闘」ではなく、「事故」や「事件」、そして「正当防衛」として取り扱うことで憲法違反から逃れようとするのだろうが、いったいいつまでこんな情けない事態が続くのか。湾岸戦争以降、オウムの松本/地下鉄サリン事件、阪神大震災、テポドン事件、ペルー日本大使館占拠事件、カンボジアでの文民警察官の殺害、東海村原発事故、不審船との交戦、北朝鮮による拉致など、安全保障、危機管理の法制化の機会は一体何回あった? 有事の対策は平時に用意するからこそ効果が生まれるはずだが、派遣される自衛隊員を筆頭に、現場に直面する人たちの命は、相変わらず軽んじられたままだ。

 テロとの戦いなんて格好いい事を口にする日本政府は、過去、ダッカ事件に於いて「超法規的措置」なんて理屈を持ち出し、法を曲げ、テロに屈した(日本政府は日本赤軍の要求に応じ、法的根拠が明確でないまま、現金六百万ドル(当時で約16億円)を払い、服役/拘留中だった赤軍幹部ら六人を釈放した)歴史をもつ先進国で唯一の政府でもある。「人命は地球より重い」という有名な台詞でテロに屈した総理大臣が今の内閣官房長官の父親、福田赳夫なんだから、これはもう時代を超えたギャグか?とさえ思えてしまう。

 正義の名のもとに、法を破ることも辞さない。今回、そうした決意に対して国際社会からプラスの評価を政府は望んでいるのかも知れないが、「日本政府は自国の法すら守れない」と再び嗤われる事がないように祈ってるよ。そもそ現在イラク国内で散発する戦闘はテロではなく、自国への侵略者に対するゲリラ活動ではないのか?

 大義の為なら法律は無視してもいいのか?
 それが日本の法治主義なのか?
 法が想定する事態を逸脱すれば「超法規的措置」で対処すればいい。

 法に対するその姿勢は、北朝鮮の、テロリストのそれと一体どう違うというのだ?

03.12.12.内容に事実誤認がありましたので、一部修正、加筆しました。  


【03.12.03】

 MLM(マルチレベルマーケティング)

 この話を書こうか書くまいか随分迷っていたのだが、MLMと呼ばれる商形態について。一時期はNB(ネットワークビジネス)なんて呼ばれていたが、語感が悪いのか、最近はMLMという呼称を積極的に使っているらしい。この商形態で最も有名なのは恐らく「AMWAY」って会社なんだと思う。私が大学に入った頃には既に手を染めている奴も居たので、かれこれ20年以上続いている商形態なのだろう。

 この手の話を書こうとするとどうしてもプライベート絡みでの限界があるのだけれど、1週間程前、「こういう仕事(ディストリビューター)をどう思いますか?」っと、ある人物から尋ねられた。どのように私が答えたかは既にうろ覚えなのだけれど、尋ねた相手が満足するような答えでは恐らくなかったように思う。正直、私はこの手の商形態に馴染めないというか、「嫌い」なのだ。

 前述のAMWAYに始まり、ニュースキンに歯磨き粉の要らない歯ブラシ、浄水器などなど。過去、少なくない知り合い(友達とは書かない)がその手の商形態に手を染めるのを見てきたが、彼等から商品を購入した事は一度もない。もっと言えば、冗談ではなく真面目な商談として私に話を持ちかけた時点で、私の方から知り合い関係は終了してきた。なんというか、哀しくなっちゃうんだよね。彼等は常に、その商形態の適法性を強調するのだが、そうせざるを得ない所に、この商形態に関わる人々の心の迷いが見え隠れするように思うのだ。

 もっとも、人間なんて権威や外見に弱いので、八百屋のリンゴとデパ地下のリンゴじゃデパ地下のリンゴをありがたがる人も多いだろうし、同じ新車が欲しいのなら、立派な建物のバイク屋と寂れたバイク屋なら社屋の立派なバイク屋で買う人も多いだろうから、店舗すら構えないMLMという商形態はそういう意味では辛いのだろうが、同じように店舗を構えない「農家の野菜ネット販売」とは明らかに違うと思うのだ。

 「なぁ、俺ら友達やろ? 俺がお前に悪いもん勧める訳あらへんやん。物はエエんやって。俺も使てるし。こんな科学データや研究結果もあるんやで。騙されたと思ていっぺん使てみてや」「この商形態はアメリカのなんちゃら大学で研究されていて〜 21世紀の流通形態は〜」「ネズミやないんやって」etc、etc。言葉こそ違えど、彼等のもちかける商談の内容は、商品が違うだけで概ねいつもこんな感じだ。そのそれぞれについていちいち突っ込むつもりも気力もないけど、「あぁ、こいつにとって俺は単なる金づるなんだなぁ…」っと哀しくなっちゃうんだよね。

 商取引において、人間関係はとても大事だ。散髪するなら私は今月もいつもの理髪店に行くだろうし、今度新車を買うのなら、多少金額が高くても懇意のSBSから買うだろう。同じように、もし彼等が私の欲しているものを販売しているのなら、知らない誰かを儲けさせるよりは、彼等から買うかも知れない。そう、私がこの商形態に感じる違和感は、信頼関係を築く際の順番が逆な点にあるんだろう。商取引を通じて信頼関係(殆どが商取引上の信頼関係だが、友情に発展する事もある)を築くという、私が長く慣れ親しんだプロセスに逆行し、商取引に馴染まない(と私が思っている)友情という信頼関係が既にあるのだから、商取引上の信頼関係もまた当然のように成り立つという発想をベースとした商形態であるが故、私はこの手の商形態に馴染めないんだな。まぁ、昭和40年生まれのおっさんなので、既に相当頭が硬いんだろうけど(笑)、少なくとも私が抱いている友情ってのはそんな感じではない。

 以上のような理由で私はこの商形態が嫌いだし、削減された筈の流通コストは一体何処に消えたのか?などのシステムとして見た時の書き足りないモヤモヤもまだまだ沢山あるのだけれど、存在自身を否定するつもりもないし、扱う商品の良否を判断する立場でもない。中には本当にイイ商品を扱っており、本気で私に勧めてくれる人も居るんだろう。お気軽なサイドビジネスではなく、ある種のプライドを持ってディストリビューターをしている人もいるのかも知れない。だがしかし、ならば尚のこと。

 「違法じゃないだ」なんて哀しくなるような言葉を使って俺に近づくのはやめてくれ。


参考資料:中日新聞 2002年11月28日朝刊より

ネットワーク・ビジネス会社向けのシステム構築やコンサルタントを行う横浜計算センター(東京)が2001年に、21社延べ205万会員の一ヶ月当たりの手数料を調べた結果。

一ヶ月当たりの手数料

延べ人数

割合(%)

0円

1,941,563人

94.677%

1円〜1万円

61,045人

2.977%

1万円〜10万円

37,448人

1.826%

10万円〜20万円

4.985人

0.243%

20万円〜30万円

2,057人

0.100%

30万円〜40万円

1,036人

0.051%

40万円〜50万円

490人

0.024%

50万円〜60万円

358人

0.017%

60万円〜70万円

275人

0.013%

70万円〜80万円

219人

0.011%

80万円〜90万円

185人

0.009%

90万円〜100万円

130人

0.006%

100万円〜200万円

602人

0.029%

200万円〜300万円

174人

0.008%

300万円以上

162人

0.008%

合計

2,050,729人

100%

残念ながら、通年の月アベレージは…こんなもんだ。(各種ボーナスを含む)
来年の1年間で、君が憧れた「権利収入」とやらで稼いだ札束で、
頭の硬いこのおっさんの頬を、思いっきり張って見せてくれ。

    


【03.11.21】

 言霊(ことだま)

 多分に宗教がかってしまう気がしないでもないが、言霊(ことだま)という概念が日本にはあったそうだ。曰く、「言葉には魂が宿る」、「言葉には現実を動かす力がある」といった概念なのだが、どこか呪術めいていて、いわゆる現代社会ではあまり馴染まない概念なのかも知れない。が、美術のセンスが皆無な私でさえ、書画にはある種の威圧感や勢いを覚えたりするのは、文字や言葉に、単なる情報伝達の手段以上のもを普段から感じ取っている事のあらわれなのかも知れない。

 実は私はかなりの悪筆で、自分の書く文字に幼い頃から劣等感を感じているのだけれど、パソコンでの入力が日常的になり、気持ちの上でかなり助かっている。学生時代の試験やレポート、報告書に恋文などなど。悪筆であるが故、少しでもマシに見えるように丁寧に書こうとすると物凄く時間がかかってしまい、いつの間にか「何を書こうとしていたのか」すら忘れてしまう事も度々あった。が、パソコンの普及により、文字そのものへの劣等感が軽減されたからか、以前にもまして、文章の意味やら内容に気を遣うようになったように思う。このサイトが必要以上に長文になりがちなのは、記述内容に対する誤解を極力減らしたいという思いのあらわれだったりもする。短い言葉で核心をつくような表現が苦手というか、受け手に全てを任すような表現が正直怖いのだ。

 随分昔、(爆)という表現についてこのスペースで取り上げた事があるが、私信ならまだしも、公の場での絵文字、顔文字には今でも違和感を感じるし、それらを使う事で文章で表現する事を逃げたような印象を抱く事もある。もっとも、私自身も(笑)や(困)、(泣)などの表現は良く使うので、その境界自体はかなり曖昧なのだが、少なくとも(核爆)なんて表現を何のためらいもなく使う事は私には出来ない。

 パソコンでの入力が日常的になり、カットアンドペーストにとどまらず、内容の推敲や修正などは以前に比較して格段に楽になった。このサイトでも誤字の修正にとどまらず、告知こそしないが記述内容の地味な修正を続けていたりする。見かけ上、修正の履歴は私以外には分からないかも知れないが、以前に書いていた内容は、修正した私自身が良く覚えているし、自分のサイトではない他所のスペースに書いた内容に至っては、修正する事すら出来ないケースまである。だからといって、当たり障りのない表現に徹せよなどと説くつもりはないが、自分の書いたものを公の場に出す際には、ことえりが適切であるかを今一度振り返ってみるべきなのだろう。

 …なぁんてことを考えていた秋の一日でありました。安らかにお眠り下さい。    


【03.11.18】

 バッテリー

 思い起こせば予兆は何度かあった。スクール中、キルスイッチでエンジンを止め、キーをオンにしたまま20分程放ったらかしたりすると、次の始動時にセルが弱々しく回ったり。けどまぁ、それなりに再始動出来てたし、一旦掛かれば日常の使い勝手に困るような場面は皆無だった。

 が、今朝、ほんの3日ぶりにエンジンを掛けようとして… バッテリーを上げてしまった。(泣

 この朝、大阪はこの秋一番の冷え込みだったらしいのだが、いつもの手順でキーを刺しニュートラルを確認、チョークを一杯に引き、クラッチを握りながらセルボタンを押すも、どうも回り方が怪しい。嫌な予感にさいなまれながらも何度かトライ。どんどんセルの回りかたが弱々しくなる。とほほ… 各種インジケータランプはついているので致命的に電圧が落ちている訳ではなさそうなのだが、セルを回すだけの力はとうとう尽きてしまった。

 仕方がない。久々に押しがけでもするかっと覚悟を決め、クラッチを切り、ギアを4速まで上げ、グっと踏み出すも… 押せねぇ〜!! そういや今入っているオイルは夏用の15w-50のままだったよなぁ…(泣 走行直後でオイルが柔らかい時の押しがけならまだしも、俺の体力じゃ完全冷間だととてもじゃないが押しがけ出来る速度まで出ない。

 このバッテリーを交換したのはいつだったっけ? 交換時、足が痛くて押し掛け出来なかった記憶があるって事は、事故の時だな。ってことはまだ2年じゃん。う〜〜〜ん、こんなに早くダメになるかなぁ… とりあえずバッテリーを取り外してみると、どのセルも液面が半分以下。(泣 そういや今年は一度もエアクリーナを換えてない=一度もバッテリーを外してない=一度も補水してない… いかん、これではメンテオタク失格だ。

 サイトの更新頻度とメンテ頻度は確実にリンクしている事を実感しつつ、とりあえず手持ちのバッテリー補充液をアッパーラインまで補充。とはいっても、充電した訳ではないので始動には何の役にも立たないのだが… 仕方がないので、バッテリーを一旦部屋まで持ち帰り、現状の電圧をテスターで測ろうとすると、これがまた痛恨の電池切れ。(泣 LR44なんてボタン電池の在庫は持ってないのであっさりと諦める。今朝はなんだかついてないなぁ… 残念ながらバッテリー充電器なんて持ってないので、色々選択肢を考える。

  1. 新規にバッテリーを購入
  2. ガソリンスタンドで充電してもらう

1.は電極が白くなっている訳ではないのでお金の無駄遣いっぽいし、第一、バッテリーを売っている所までの交通手段がない。(笑) 2.が一番現実的なのだが、生憎近所にはガソリンスタンドなぞないし、今日はどうしてもバイクを使わないとダメなので却下。 う〜〜〜〜〜〜〜〜ん。(困)

 で、最後の手段で、鍋にお湯を沸かし、バッテリーを15分程湯煎。その間、念のためにアクセスしやすい1番4番のプラグを外してチェックしてみると、長いクランキングの影響なのか、しっとりと濡れてるし。タンクを外すだけの気力はなかったのでその2本だけ再度部屋に持ち帰り、ガスコンロで電極を焼いてからカーボンをサンドペーパーで落とす。

 湯煎でホカホカになったバッテリーとプラグをRに装着。キーを捻り、再度いつもの手順で祈るようにセルボタンを押すと、気持ちのいいセルの音とともにエンジンに無事火が入りました。よかったぁ〜♪ ←このまま使い続けるつもりの奴(笑)

 結論:

 寒い朝の弱ったバッテリーには湯煎がかなり効きます。(笑)←まぁ、嘘じゃないけど、イザというときのマメ知識として。マメな充電と補水に勝るものなしってとこですね。充電器、買おうかなぁ…  


【03.11.05】

 腰痛

 昨日のWhat's New「元気でやっておりますのでご心配なきようにお願いします」なぁんて書いたとたんに暫く影をひそめていた腰痛が再発。(困) 季節の変わり目なので用心していたつもりだったのですが、今回はバイクの前輪のワイヤーロックを解除する為にしゃがんだとたんに違和感発生… どないせいっちゅうねん。とほほ。

 いやほんと、腰痛だけで無く、身体の機能や健康ってのは普段はありがたみが感じられないというか、足の小指の先を敷居で打っただけでも満足に歩けなくなっちゃうんですから、いくら痛み止めを打ちながらとはいえ、今年のバロス選手なんかは大変だったろうなぁ…なんて思います。

 WGPだけでなく、国内外の主要レースはすべてシーズンが終わり、ストーブリーグもぼちぼちと盛り上がりつつありますが、今年の鈴鹿の開幕戦のような悲劇は来年以降は起こって欲しくないですね。


【03.10.21】

 備忘録

 ここんところかつてない程に更新モチベーションが低下しており、このサイトもすっかり放置しっぱなしなのですが、備忘録もかねてタイトル通りの馬鹿話を。全て某氏絡みで申し訳ない。

 長年ダイアルアップ/テレホーダイの環境でネットに繋いでいた某氏に不要になったADSLモデム内蔵ルーターを譲り、先日開通作業をしました。下り1.5Mbpsから始まったADSLサービスもあれよあれよと言う間に24Mbpsなんてサービスにまで発展し、今回譲った12Mbps対応モデムも最新機種としての寿命は結局半年と少し… まぁ、いいサービスが年々安く提供されるのはいいことだとは思いますが、パソコン同様、通信機器の製品寿命は短いですねぇ。とはいってもアナログモデムだって似たような変遷を辿りましたし、新サービス提供とともに「全く使えなくなる」訳ではないので、新規導入ならともかく、買い換え/乗り換えとなると判断が難しいですね。で、某氏は結局12Mbsサービスに申し込み、滞りなく開通。開通後のリンク速度は下り約4Mbps。分かっていた事とはいえ、特定条件下でしか性能をフルに発揮できない「12メガ」「24メガ」なんて売り文句は商売としてどうなの?ってな疑問も残りますし、同じ料金でサービス内容に3倍もの開きがある(実際には1Mbp以下の実効速度しか出ていない方も居るでしょうから、それ以上か)ってのももやもやが残る話ではあります。NTTだけでなくISP側も料金設定には色々苦労しているようで、ADSLサービスは速度に関係なく同料金ってISPが主流になったようですね。それにしたって私が使っているASAHI-NETのフレッツADSL接続料金は月額700円、某氏が使っている@niftyは月額2000円。細々したサービス内容に違いはあれど、約3倍もの値段の違い程、使い勝手に差があるのかと問われれば、正直答えに困ってしまいます。(困) まぁ、ISPはメールやサイトの引っ越し絡みもあってなかなか乗り換えられないものですが、それさえなければ年間の通信費用をかなり圧縮できるようにも思います。そうそう、@niftyでは常時接続の増加→ダイアルアップの減少からかアクセスポイントの見直しを本格的に始めたようで、来年の4月以降はテレホーダイやエリアプラス、タイムプラスなどの各種割引が適用出来なくなるそうです。ここに来て下さっている方の中にダイアルアップの利用者がどれだけいらっしゃるのか分かりませんが、ご利用のISPのサイトも一度チェックしてみる事をお勧めします。今後はこの流れが全てのISPに波及するんでしょうね。

 で、ADSLが開通するとこれまで以上に気軽にパソコンが借りられる訳で、検索エンジンでこんなサイト(英語)を発見。いわゆる石原式の色覚テストなのですが、最近は学校でも健康診断ではこのテストはやらないそうですね。大学の4回生の時が最後のテスト(就職に必要だった)だったので、ひょっとしたら治ってるかも…なんて淡い期待を抱いて望んだのですがあっさり玉砕。(笑)まぁ、自然に治るなら誰も遺伝で苦労はせんはな。けど、この手のテストは普通ひとりぼっちで受験させられるので、同じモニターを見ながら、「あぁ、俺はこの色の組み合わせ(Plate2/3/4/5)が区別できないのだなぁ…」っと改めて実感…っというか、「ここに数字が書いてあるんだよ」とモニターをなぞってもらっても何も分からん。(笑)なんとも難儀な話だが、日常生活でそれほど困る事はないので善しとしておくか。

 続いて少し前に転んで曲げてしまったTZR50のフロントフォークのインナーチューブを交換。外してびっくり、インナーは最大で3cm!!も歪んでいました。(汗)本当はオークションで安い中古を買ってO/H後入れ替えを目論んでいたのですが、ことごとくスナイプ失敗。(泣 なんでこう、4EU用のフロントフォークを必要としている人間が世の中にこんなに沢山居るのだ!!…なぁんて嘆いていてもバイクは直りはしないので、レースも近いし、諦めて新品のインナーチューブを買うように某氏にお願いしたのですが、届いてびっくりの8000円/本越え!! たかだかφ30mmの正立インナーチューブなので甘く見てました。無責任に勧めてごめんね…

 結局フォークの底のシリンダ締結ボルトを緩めるのはバイク屋さんにお願いしてしまいましたが、2時間程でインナーチューブ交換は完了。っつか、パーツリストを見た時にも疑問だったんですが、インナーチューブにはスライドメタルが付いておらず、シリンダを外すとスポッ!っとインナーとアウターが分離してしまい、びっくりしました。当然アウター側にはメタルとオイルシールが残っています。ドライバーでこじって外すか、はたまたフォークにオイルを満たしてジャッキで圧縮して抜くか… なんて数分悩んだのですが、別にオイル漏れをしていた訳じゃないしって事で再利用。(笑) 曲がっていないほうのフォークも同様に分解し、シリンダなども綺麗に洗浄して再度組み立てます。少し歪んでいたリアのディスクもついでに(作業内容としては全然ついでじゃないのですが…)交換し、リアホイールのベアリングにもたっぷりとグリスを詰め込みます。っつか、このベアリング、既に終わっているような気がするんですが…(汗)

 試走から帰ってきた某氏によると、「いい感じ!」だそうで、一安心。

 そういや、ボロボロになってた自転車のリアチューブも交換したような気がするなぁ… 自転車のアクスルナットには15mmなんてサイズが使われていて面食らいました。(笑) 手持ちの工具にはサイズがなかったので仕方なくモンキーで緩めたのですが、やっぱ、こういった場所はオープンエンドよりもきちんとしたメガネで作業したいですね。しかしまぁ、自転車のタイヤは指でビードが落とせるから無茶苦茶楽です。実質40分程度で作業を終えた自分を誉めたい。

 っとまぁ、自分のバイクは殆どいじってはおりませんが、なんだかんだで日曜大工のお父さん並みには手は汚している今日この頃の私であります。   


【03.10.05】

 日本人

 私は普段、自分が日本人である事をあまり意識しないという事はこのスペースに過去何度か書いてきた事だが、久々に自分の微妙な日本人感情を刺激する出来事が起きた。本日茂木で開催されたMotoGPのパシフィックグランプリ、3位で暫定表彰を受けた玉田選手の失格問題だ。

 レースを見ていない人に説明するのはかなり困難だが、かいつまんで言うと、最終ラップ、3〜4位争いをしていたセテジベルノー選手と玉田選手が、ダウンヒルストレートエンドのブレーキング競争で軽く接触、セテ選手はコースアウトし、玉田選手が3位でフィニッシュ。復帰するものの5位に終わったセテ選手の抗議を受けた審査委員会が「玉田選手の追い抜きは危険行為だった」と判断し、失格の裁定を下したというものだ。

 アクシデントそのものはレースではよくある事だったように思うし、これが全く逆のケースだった場合、恐らく何の裁定も下されなかったであろう事は比較的容易に想像出来る。これをもって「だから日本人は舐められるのだぁ〜〜!」っと短絡的に感じるわけでもないのだが、今回の裁定は「認めがたいが認めざるを得ないかも」というのが私の感想である。っつか、「予防線をきちんと張れよ〜、玉田!」って感じかな。その理由はレース後の彼のインタビュータイムにあった。

 「アレぐらいの接触はGPなんだから当たり前」
 「コースアウトしてもイイや…位の気持ちだった。(コースに)戻ってこれてラッキーでした」

 前者は国内ローカルのNHKのインタビュー、後者は公式インタビューでのコメントである。

 私は日本人なので、彼の発する言葉の真意や、その背景に有るものなどはある程度想像がつくのだが、このコメントでは何らかの制裁を受けても仕方がないようにも思う。まぁ、NHKのはローカルテレビのインタビューなのでそれほど問題ではないようにも思うけど、「再度の表彰台おめでとう。最終ラップのセテとのバトルについて教えてくれないかな?」ってな公式インタビューの答えとしては後者は最悪だ。

 現在のチャンピオンシップは年間16戦の合計ポイントで争われている。最終戦である地元スペインまで(数字の上だけでも)チャンピオンの可能性を残しておきたいセテ選手にしてみれば、チャンピオンシップに何も関係ない選手が絡んでくる事自体が好ましく無い(相手が仮にニッキーだとしても同じだったと思う)のだ。勿論、玉田選手も、車両、タイヤ、そして自分自身の生まれ故郷で開催されるホームグランプリで表彰台という目に見える結果が是が非でも欲しいのは当たり前の話。ならば、いや、だからこそ、その辺の事情をしっかりとコメントすべきだったと思うのだな。

 「ここはホンダの、BSの、俺の母国なので、なんとしても表彰台に乗りたかった。ダウンヒルストレート直前のヘアピンでセテがドアを閉めたので上手くスリップに入れた。勝負所はもうあのコーナーしか残って無かったのでブレーキをぎりぎりまで頑張った。チャンピオンシップを争っているセテには結果的に悪い事をしたが、これはレースなんだしね。」

 せっかくたっぷりと時間があるインタビュータイムなんだから、それぐらいはきちんと説明しなきゃ。ただでさえ、通訳を介したインタビューなんだから、日本人にしか本意が通じないあのようなコメント(故意にぶつけたと理解されたようだ)は「チャンピオンシップを理解していない」と捉えられても仕方があるまい。

 まぁ、セテ選手側の抗議も「ダメでもともと」のノリで出されたものだったと思う(どんなレースでも正式結果が出るまでの間に相当数の抗議を処理するのが普通だし、チャンピオン争いをしているなら抗議して当然)んだけど、レース後のインタビューできちんと「世界向けの公式コメント」を自分の口で発していれば、今回の失格裁定は無かったと思う。あんなのは誰が見ても単なるレーシングアクシデント(ブレーキレバーに当たったっぽいのでそれなりに危ない事は確かだが)なんだから。

 レースそのものが非常にエキサイティングだっただけに、なんだか間の抜けた結末になってしまってとても残念なのだが、相変わらず日本人は立ち回りが下手とでも言うか、国内レースじゃないんだから、走りだけでなく、コメントその他も常に世界を意識しないとダメだよって話し。

 そうそう、今回のFIMの裁定を不服として国際スポーツ裁判所に提訴するのも面白いかもね。(その方がチャンピオンシップ決定が長引くので、今後のGP運営上、つまらん裁定が下りにくくなるかもよ。チャンピオン決定は判決待ちなんて面白くないでしょ(笑))


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