かなり付け焼き刃な知識ですが、私が実践上で感じている傾向を書きます。
●まずはリアから決めてゆき、それからフロントに移る。
●一度に調整するのは1箇所だけ。
●調整後は必ずメモを残す。
って事は良く言われていますし、私も実践しています。で、具体的な調整の順番は、このようにしています。
おおまかにはこんな感じです。一度セッティングしてしまえばコースによる調整は殆どやりません。触ってイニシャルと前後の伸び減衰ぐらいですね。ただ、当日の体調や、技量の向上に伴う走行ペースの上昇により、「ベスト」と感じるセッティングはだんだん変わってきます。(勿論、メカニカルな性能劣化もあるのかも知れません。レーサーじゃ無いので、毎回O/Hなんてしてませんから)。いわゆる「乗れている状態」の時は、クイックな操縦性を良いと感じますし、そのままのセッティングで体調の悪い日に乗ると「恐い」と感じます。こういうときは若干「ダル」なセッティングのほうが安心して乗れます。
その重要性が幾度となく雑誌に載りますが、実際に管理する人が殆ど居ないのがこのタイヤの空気圧です。
これほどお手軽に調整できる「セッティング」は他にないと思うんだけどねぇ。やっぱ、出先で気軽に空気を入れるには「空気入れ」を持ち歩かなければいけないのが難点なんでしょうね。(笑)ゲージも本格的なものは結構な値段がしますが、2〜3000円クラスので十分ですので、バイクの小物入れに常備しておく事を強く推奨します。走行会だと空気入れは何とでもなりますが、ゲージや工具を「他人」に借りるのは基本的にマナー違反です。(少なくとも私は知らない人には貸したくありません。)なお、新品に交換した当初はタイヤの空気はかなり減ります。が一旦安定してしまえば2〜3週間はあまり変化がなくなります。ってことは2週間に1回、空気圧をチェックするだけでいいんです。時間にして5分もかかりませんから、スポーツ指向/街乗り主体に関わらず、ちゃんと管理しましょうね。
で、メーカー指定の空気圧(冷間)を一応の目安にするのですが、リプレイスのタイヤに変えたり、オーバーサイズを履かせたりと条件も様々ですので、スポーツ走行がメインな方には「温間管理」への移行をお勧めします。
ホームコースを走行してみて、いい感じにグリップしている時の空気圧を「走行直後に」計測します。以降、これを基準に空気圧設定をするって方法です。私的な感覚ですが、どんなコースでも、走行直後の空気圧が「メーカー指定の空気圧〜指定空気圧の1割増し」程度が一番グリップが安定するように感じます。(サーキットのタイヤサービスの数値はここから逆算した「冷間」空気圧です)
走行後暫く経ってタイヤが冷えた時に再度計測すれば、その季節、そのコースでの「冷間空気圧」も分かりますから、メンテの時や走行前のチェックなんかにも便利ですね。
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