●スフェリカルベアリングの交換

なんのことはない、単なるプラスチックのブッシュです。

　なんかご大層な部品の名前なんですが.....。（困）ずいぶん前から気になっていたのですが、ヘッドライトを揺さぶると「カタカタカタ」っと微妙にガタが出ていました。ま、この状態でも前回の車検の光軸検査はパスしていたのでそれほど問題を感じていなかったのですが、つい最近R1100MLにて同種の悩みの投稿があり、これを機会に部品手配、交換となりました。

　私のＲのライト周りの固定方法は以下の図のようになっています。

　二灯式のそれぞれのライトはリム裏側から３ケ所で固定されています。青色の部分は裏側からネジが貫通しており、光軸の左右を、同様に緑色の部分は光軸の上下を調整するようになっているのですが、そのいずれの調整の場合の「支点」となるのが赤色の部分で、ここに今回交換したスフェリカルベアリングが使われています。「スフェリカル」とは「球状」ってな意味でして、ライトユニットベース部分から鉄棒の先が球状になった部品が飛び出ており、部品写真下部をこの球に「パチン」とはめ込み、上側をライトリムにはめ込む事でライトを固定しているのですが、このはめ込む部分が振動などでだんだんと広がる事でガタが出てくるようです。

　本来であればユニットを外して交換するのだと思うのですが、面倒臭かったので今回はライトをマウントしたまま矢印方向に「ぐいっ」っと押し込んでベアリングを球から外し、プライヤでリムから外しての交換となりました。

こうやって比べても汚れ以外の違いが分かりませんね。（笑）手前の穴が球が入る部分なのですが、右側の今まで使っていた部品は内部が随分荒れておりました。 　ちなみに部品単価は60円です。

　交換後はガタは一切無くなりました。ま、それほど神経質になる部品ではないと思いますが、今年は車検の年なので予防対策的な意味合いと、振動が減る事でのバルブ寿命の延長効果も多少は期待してイイのかもしれません。