オイルもれも一切なく、特別必要を感じていなかったんですが、やっぱ、前回のメンテ時期が不明なのは気持ちが悪いって事で、フロントフォークのO/Hを購入したバイク屋さんにお願いしました。いや、購入時からずっと気になっていたので。
カートリッジフォークも倒立フォークも初めて所有するので、マニュアルを見て独力では無理と判断しました。90年の750の倒立はオイルシール部分が組み立て式という、世にも珍しい逸品なのです。(笑)当然、特殊工具がないと組み立てる事が出来ません。
当初、オイル交換だけでイイかなぁ....なんて思っていたのですが、ま、手間はあまり変わらないという事なのでメタルとシール類は全部交換しました。ダストシールは今のを使って抵抗の低減を......なんて話したら、『君はレースでも始めるのかね?』なんて突っ込まれ、我に返りました。(笑)そだよね。正立ならダストシールのみの交換は簡単だけど、倒立だと再度バラさないとダメだし、信頼性を考えてここも新品交換です。
で、セッティングうんぬんは置いておいて、私のRは購入時から、ダンピング調整のクリック数が左右で違ったのです。(伸び/圧とも)これがどうしても気持ちが悪く、同時にチェックをお願いしました。で、結果は、部品の加工精度の問題なんだそうです。要はニードルに対するネジ山の初期位置の問題らしいのですが。マニュアルを熟読すると確かに調整範囲は明記されていないし(笑)、標準位置も最締め込みからの戻し数で表現されています。やっぱ、新技術の黎明期には色々問題があるのですな。けど、ふつう、セッティングって最弱から始めるんだけどなぁ.....。
ま、チェックの結果、最締め込みからのクリック数で左右をあわせれば減衰力は同じという結論が出たのでとりあえずは満足です。(ちなみに伸びは右12クリックに対して左14クリック。4クリックで1周します)M型でも同じような話も聞きますし.....。このへんがSUZUKIたる由縁なのかも。
さて、肝心のセッティングデータですが、まずは標準からって事で、オイルはマニュアルどおり、純正のG-10。倒立にしては固めですね。油面は若干UPの100mm(標準は107mm)にしていただきました。古いオイルは結構変色していたそうですが、メタル類はまだまだテフロンが残っている状態でした。(メタルは現物を確認)前のオーナー、結構マメにメンテしてくれてたみたいです。ステム周りも改めてチェックして頂き、問題はなし。いい事です。
バイク屋をあとにして走り出した第一印象は.....。腰があるって感じですかね。結構固い。セッティングは1からやりなおし。ま、リアサスも替えるのでこれは仕方ない話です。
そうそう、ダストシールなんですが、リップ部分にスプリングのようなものが付いた部品に変わってました。何の為の対処なんだろ。謎だ。
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