【06.07.23】
去年の今頃、ツーリング先で突如再始動不能となった私のGSX-R。症状としては、
私のRは各種電装類の増設の際にハーネスそのものをDIYでリビルドしていることもあって、出先で夜という最悪な状況の下、タンクまで外す切り分けの後に、あるコネクタの接触不良であることが判明し、無事に帰ってくる事が出来たのですが、喉元を過ぎれば熱さを忘れるの諺通り、そのままほったらかしていたらまたも始動不能に陥った訳で…
目視では断線してるようには見えないんですが、今回はコネクタの抜き差しでは完全には復旧しなかった(始動後少し経つとまた電気が落ちる)ので、結局配線を一旦カットしてコネクタを平型端子に付け替えました。…さらりと書いてますが、この糞狭いスペースでサクサク作業出来る筈も無く(泣、外装ひっぺがしての結構大仕事でした…
容量的に少し不安があるのですが、手持ちの一番大きな平型端子に付け替えました。 ちなみに、このコネクタは、点火系二次側 / ニュートラルランプ / オイル警告灯(これらは全てエンジンアース)を除く、全ての電装のアースラインがまとまった物ですので、極太とまではいいませんが、それなりに断面積の広い銅線が使われています。 | |
上側がメインハーネスの中から伸びており、下側はエンジン〜マイナスバッテリー端子間のアース線にターミナル部分で接続されています。 |
位置的にもかなり窮屈な場所ですので、気をつけないと、エアクリーナ交換等の際に断線するケースは少なく無いかも知れません。なんせ、バッテリーケースを引き抜いてゴソゴソしないといけませんので… >油冷後期GSX-R ターミナルの金具がケースのエッジに引っかかりやすいんだよなぁ(困)
完全に断線している場合は切り分けも比較的楽ですが、今回のように「接触不良」っぽい感じだと、下手すりゃハーネス丸ごと疑ってしまいかねませんので、同様の症状に見舞われた場合は、まずここのコネクタを疑ってみるのがいいように思います。前述のように、殆ど全ての電装から戻る電流はこのコネクタを経由してバッテリーに戻りますので、導通自体は正常でも熱をもってコネクタが変型している場合も少なく無いかも知れません。
ハーネステープがしっかりしてれば、銅線そのものが断線する事はかなり稀ですが、さすがに20年近い年月が経つと屋外保管の車輛は一度コネクタまわりを点検するのもいいかも知れませんね。
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