この時代のオートバイの車体周りはいわゆる「バイクブーム」の影響か、非常にコストがかかっており、トップブリッジの締め付けボルト1つとっても頭を斜めに肉抜きされた軽量ステンボルトが使われていたりします。
が、さすがに公道向け市販車。レース使用時には交換が前提のパーツにはそれなりのコストの部品が使われている事も多く、多少コンセプトがちぐはぐですね。このへんはRC30のクオリティーにちょっと負けてるかも。(笑)
現在では軽量のチタンやアルミのボルトも市販されていますが、私の改造コンセプトは基本的に純正部品流用(全国何処でも部品が手に入るので)を基本にしていますので交換を迷っていた所、バイク屋の店頭に並ぶTL1000Rに目が行きました。GSX-Rと並ぶスズキのとんがったバイクの代表なのですが、それのキャリパー固定ボルトが中空構造の軽量ステンだったので流用しました。ワークス風で格好もイイですね。(笑)もっともワークスはチタンだろうけれど。
ちなみにノーマルボルトは25g/本、今回換装したボルトは20g/本です。(実測値)左右に4本あるので、合計20gの軽量化になりました。よく聴く「グラム単位の軽量化」って昔はこんな風にしてたんでしょうね。>チタン登場前。いや、現場ではもっと凄かったか。空冷のフィンに穴開けたりね。
値段はそれなりに高くて、1本320円でした。どうせならワイヤーの穴も空いてりゃイイのにね。
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