バイクを数字だけで計っても仕方がないのは重々承知の上なのですが、それでも一つの目安にはなると思い、このコンテンツを作っています。出力関係は国内仕様は自主規制値に納まってしまいますので、いわゆる「フルパワー=欧州一般仕様」の数値の比較です。(スタンダードモデルのみ)
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10500rpm |
9500rpm |
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11000rpm |
9500rpm |
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11000rpm |
9500rpm |
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11000rpm |
9500rpm |
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11500rpm |
9500rpm |
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水冷化 |
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11500rpm |
9500rpm |
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(国内はSPのみ販売) |
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12000rpm |
10000rpm |
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12300rpm |
10300rpm |
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12500rpm |
10500rpm |
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2005 | 148ps/ 12800rpm |
8.89kg-m/ 10800rpm |
↑ | ↑ | ↑ | 1400mm | ↑ | |
2006 | 150ps/ 13200rpm |
8.8kg-m/ 11200rpm |
70mm | 48.7mm | 12.5:1 | 1400mm | 163kg | フルチェンジ |
2007 | ↑ | ↑ | ↑ | ↑ | ↑ | ↑ | ↑ | |
2008 | 149ps/ 12200rpm | N/A | ↑ | ↑ | ↑ | ↑ | 165kg | フルチェンジ |
かなり大雑把な考察ですが、この15年間で、最高出力は約1.4倍、最大トルクは1.2倍に向上しました。また、最高出力発生回転数は約20%も上に移動。それだけ高回転エンジンになった(回せるようになった)って事ですね。(私の90年型のエンジンのリミッタ作動回転数が2000年型のパワーピークなんですから、この10年の進歩はたいしたもんだと思います。)
また、92年の水冷化で圧縮比が一気に上がったのも面白いです。やっぱ、油冷エンジンでは熱的に苦しく、圧縮を上げられなかったのでしょう。ボアの変遷も興味深く、88年で極端に広げられたボア(73mm)が90年(正確には89のRK)で一旦元に戻り、92年の水冷化でもそのまま70mmボアが引き継がれています。その後、96年のフルチェンジで現行の72mmという数値に落ち着いています。ボアはエンジン幅など、さまざまな事を考慮して決まると思うのですが、この72mmという数字はRC45やOW-01、02と同じです。(70mmにはRC30、73mmにはZX-7RRなどがあります)レーシングエンジンが大体同じような数字になるのは仕方ないんでしょう。「真似」ではなく、性能追求の結果の数字でしょうから。
ホイールベースも資料により数値がまちまちなのですが、同一モデルでの5mm程度の違いは仕向け地による2次減速比の影響と思われます。(チェーンのリンク数が同じでリアスプロケットの歯数が違えば長短10mm程度は違ってきます)
【05.11.13】追記
1996年のT型から10年。3分割クランクケースを採用してきたGSX-Rですが、さらなるケース前後長短縮を狙ってか、2006年モデルから、他社でも一般的な2分割ケース+カセットミッションによる3軸配置を採用した模様。開発ベースも完全に600ccとなったようで、750ccのボア/ストロークが油冷機と同じ数値になりました。2005年までは「ベースが750cc」であり、それのスケールダウンが600cc、拡張版が1000ccだった訳ですが、今後は600/750系と1000系で完全に別のエンジンになるのかも知れません。…このエンジンに73.4mmのピストンと59mmストロークのクランクが入るようじゃ、今後もR600のレース成績は期待出来ない予感がしますしね。
R750→R1000の場合は、当初は単なるストロークアップで設計→予想外に高性能なエンジンが出来上がった訳ですが、今回のR750は67mm/42.5mmのベースエンジンからのボアストロークアップエンジンで、ボアストローク比もR600の0.634から0.695と若干ロングストロークに振られていますし、何より、油冷R750で実績のある黄金のボアストロークですので、これはR1000エンジン以上によく走るエンジンになるような気がします。乗ってみたいなぁ…
【08.05.19】追記
騒音の絡みで正規逆輸入が停止されていたR750が、2年ぶりに日本に入ってくるそうです。で、MOTOMAPさんのサイトに主要諸元が発表されてたのでみてみましたけど、これ、どこまで本当なのかなぁ…(困) 最高出力の発生回転が1000rpmも落ちたのに馬力は殆ど一緒だし、トルクは記載されてないし、ちょっと信じがたいです。109.6kw@13200rpmの誤植なら納得出来るんですけどねぇ。
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