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●チェーンサイズ

【01.07.28】

 チェーンサイズを追え!

 バイクネタから大幅に外れつつあったこのSilly Talkですが、DMでのリクエストにお答えして(笑)、今回はチェーンサイズのお話をば。

 GSX1100Sに使われていた630、R1100に使われていた532、現在のビッグバイクでは一般的な530、一昔前の400でよく使われていた520、250ccクラスでよく見かけた428、125ccクラスで見かける420や415などなど。何らかの規格に則った呼び方だとは容易に想像がつきますけど、実際のところ、何がどうなるのかまで解ったうえで「フリクション低減の為に532→530へコンバート」なんて台詞を口にしている人は少ないみたいなので。(笑)

 上図はいつものごとくやっつけで描いたチェーンの絵ですが、530というチェーンを例にとると、最初の5という数字が、ピン間のピッチ(A)を、30という数字がインナープレートの内幅(B)を表しています。最初の数字が大きいほどピンピッチは広く、後ろの数字が大きいほど内幅も広くなります。で、ややこしいというか、鬱陶しいというか、これらの数字はX/8インチを元にした表記なんですよね。(困)頭一桁に関しては、それぞれミリ換算(1インチ=25.4mm換算)で、6/8=19.050mm、5/8=15.875mm、4/8=12.700mmってピンピッチになります。ですので、532から530へ、あるいは530から520へサイズコンバートする場合など、頭の一桁が同じ数字であれば、必要なスプロケットの歯数もチェーンのリンク数も全く変わりません。つまり、532も530も525も520も同じコマ数なら同じ長さです。で、後半の30とか25とか20とか15なんですが、これらもそのまま3/8、2.5/8、2/8、1.5/8と読むのですが、実は、32とか28に関しては、3.2/8や2.8/8ではアリマセン!これら半端な表記は、内幅はそれぞれ3/8や2.5/8と同じなのですが、チェーンの耐久性を上げるためローラーのサイズ(直径)が通常のサイズより大きくなっているということを表しています。(スプロケットとの接触面積が増える→面圧が下がる→耐久性が増す)

 つまり、532から530へのコンバートの場合、少なくとも数字上では軽量化になる部分はチェーンのローラーサイズが小さくなる分だけです。110リンクで100gないかも。一食抜いたほうが遥かに軽量化になる気がしますな。(笑)また、センターが出る出ないや、耐久性などを無視すれば、530のチェーンに対して、525のスプロケットもちゃんと噛み合います。(意味通じてます?)

 もっとも、これらはあくまでチェーンのサイズ表記が持つ意味ですので、実際には同じ530サイズでもプレートの形が小判型であったり瓢箪型であったりします(当然瓢箪型の方が軽量だが強度では劣る)から、単純にサイズダウンしたからといって本当に軽量化したかは疑わしいケースも多いです。(530から520へはスプロケの厚みも変わるのでトータルでは結構軽量化されると思いますけど)

 サイズダウンによる軽量化についてはそんな感じなのですが、じゃ、実際フリクションロスはどこで軽減されるのかというと、やっぱ、ローラーとピンの接触幅、および、スプロケットとローラーの接触面積の減少なんですよね。駆動力が変わらないのであれば、接触面積が減った分だけ各部にかかる圧力は当然増えますので、サイズダウンした場合、耐久性は確実に落ちるのが普通です。

 同じことをスプロケット側から考察すると、530、525、520のスプロケットは歯数が同じであれば、重ねると完全に同じ形(厚みのみ違う)です。532と530は、厚みは同じですが、ローラーの大きさが違うので歯の谷の形が違います。

 こんな感じでいかがかな?>某氏(笑)

 あ、蛇足ですが、チェーンのコマ数は必ず「偶数」です。よく雑誌などで「チェーンを1コマ詰めて実質的なスイングアーム長さをショートに....」なんて書かれる事がありますが、物理的に無理です。(笑)ちょいと考えれば間違いに気付きそうなものなのにね>ライターさん

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