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早いもんであれからもう20年。ラジオで訃報を聞いた夜、ピンと来なかった15のガキもいつの間にか35になった。当時の俺と今の俺。何が変わって何が変わってへんのんのか。今でも良くわからへんねんけど。毎年12月の声を聞くと、俺はあんたの事を思い出し、あんたの声を聴きながら、その年を振り返ってみるんや。前を向いて歩いているつもりやけども、立ち止まっているようにも思えるし、下手すりゃ後戻りもしてるんかもね。
せやけど時代は確実に進み、20世紀はもうお終い。遠い未来やと思ってた21世紀の扉はすぐそこや。「もしも」なんて考えてもしゃあないけど、「もしもあんたが今も生きていたら」....この世紀末に何を唄ってるんやろね。
あんたとは会った事も無いし、話した事も無いけれど、あんたから受けた影響は、今ではすっかり俺自身の一部となり、そして恐らく、同じような奴らが、今宵あんたの事を思い出しているんやろう。だから....心配せんでもええんやよ。
色々いわれる世の中やけど、きっと大丈夫。少しづつ、ほんまに少しづつやけど。It's gonna be Alright.
ほしたら俺、次の時代へそろそろ行くわ。あんたに会うんも楽しみやけど、それはもう少し先になりそうや。まだまだ、やってみたい事が残ってるからな。いつか、あんたと会う時が来たら、俺が大好きなあの曲、唄ってな。頼むで、ほんま。(笑)
んじゃ、.......Bye-Bye。